ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

冬の道東野鳥紀行5/5 ミヤマカケス オオアカゲラ等 根室市東梅

2017-01-23 | 北海道
遠征の最終日(の予定だった)、伝説的なバーダーの定宿、フィールドイン風露荘での朝食中に、大雪で懸念された欠航のメールが届きました。困って(喜んで)風露荘に相談すると、快く連泊を引き受けてくれました。風露荘の庭の餌台は、豪華なメニューのせいか、鳥達が絶え間なく訪問してくれます。おかげで、朝から日の暮れるまで、ぬくぬくと鳥見を楽しみました。ミヤマカケス、オオアカゲラをはじめとして、カラ類、アトリ等おまけにハイタカまで登場。ハイタカが現れると、小鳥達は、一目散に飛び去りますが、アカゲラは見えない方の木の幹に移動して、フリーズ。全く動かず凍りついたようになっている姿は、かわいそうですが、興味深いものでした。結局9時間ほど楽しんで、15種+エゾリスを記録しました。















冬の道東野鳥紀行4/5 ハギマシコ コオリガモ 納沙布岬 花咲港

2017-01-22 | 北海道
雪が強くなる中、風蓮湖のワシ達を残し、納沙布岬に海鳥を求めて、移動です。納沙布岬の温根元に設置されたハイドに潜り込み、岩礁が並んだ沖をスコープで捜索。視界が悪い中探すも、目に入るのは、海ガモ、アイサ類、飛び交うカモメ類のみ。岩礁にはオオワシが3羽ほど佇んでいて、シギの姿も見えず。そんな中数メートル先に設置された餌台にハギマシコが飛来してくれました。数羽が熱心に餌をついばみます。




納沙布岬の灯台下にあるハイドにも立ち寄るも、こちらも似たような状況で、ケイマフリ、ヒメウが居たぐらいで、陸から期待の海鳥は見えませんでした。次回来た時は、船に乗らねばと誓った次第です。岬の食堂で、昆布ラーメンをいただき、花咲港に向かう。ところで、この時期岬にやってくるのは、バーダーだけのようです。花咲港では、クロガモ、ウミアイサ、カワアイサ、ホオジロガモ、スズガモ、シノリガモに混じって、コオリガモ♂♀が間近に見えます。時々潜水したり、羽繕いしたりとしっかりサービスしてくれました。








冬の道東野鳥紀行3/5 オオワシ オジロワシ 風蓮湖

2017-01-22 | 北海道
投宿した風蓮湖湖畔のレイクサンセットでワシの乱舞を楽しみました(有料)。ギャラリーには日本人のカメラマンに混じって、数十人の外国人バーダー、北欧からの鳥見ツアーのようです。氷結した魚の塊が、湖上に運び込まれると、まず、数十羽のトビとカラスが群がってきます。ワシたちは、取り巻くように見守っていますが、じわりじわりと距離を詰めていき、餌に近づきます。トビたちが一斉に飛び去ると、それからはワシたちの饗宴。餌を掴んでは、森に向かい、また、森からやってきます。肩をいからせて近づき、他のワシを追い出したり、取り合ったりの1時間でした。



















冬の道東野鳥紀行2/5 オオワシ オジロワシ 野付半島 風蓮湖

2017-01-21 | 北海道
知床羅臼を発ち、野付半島に向かいました。ユキホオジロを期待しましたが、雪が深くなって、見かけなくなったとのネイチャーセンターの方。オオワシ、オジロワシは半島に入るとあちこちで見かけます。道から間近に、しかも、バックに国後島。絵になるなーとシャッターを切りました。野付半島では、雪が深いせいか、小鳥をほとんど見かけず。竜神崎のハイドから海を見ると、ここでもコオリガモの男子校、クロガモ、ビロードキンクロ、ウミスズメなどが観察できました。






水面が氷に覆われている野付湾の尾岱沼にも立ち寄りました。漁港は凍っていませんでしたが、氷が浮遊し、寒い。ワシカモメとシロカモメが多いです。


野付半島を発ち、風蓮湖に向かいました。道の駅スワンに立ち寄ると上空に、オオワシ、オジロワシ、トビが舞っています。風蓮湖を覗くと張り詰めた氷上にシカらしき屍体、といっても、骨と皮ばかりにしか見えませんでしたが、それに群がっているようです。







冬の道東野鳥紀行1/5 シマフクロウ ヒメハジロ 知床羅臼

2017-01-19 | 北海道
ためらっていた冬の北海道に初めて遠征しました。鳥仲間KSさんSMさんとしっかり雪の積もった道東を巡りました。天候調査の中、無事中標津空港に降り立ち、野付半島を経由して、羅臼の鷲の宿に投宿。
幸いここで育ったシマフクロウ♀と昨年から居ついた♂がペアとなって、求愛給餌行動をしているそうです。毛ガニの夕食後、待っていると8時頃ペアでやって来ました。2羽で枝に止まっていましたが、♂が餌のヤマメを捕まえ、♀に渡したよう。その後♂が夜中の1時ごろまでに4回ほどヤマメを捕獲。3人でシマフクロウを独占し、楽しませてくれました。ところが、翌日は、大勢のカメラマンが陣取ったにもかかわらず、さっぱり出ず、夜中の2時か3時ごろにやっと出たそうですが、当方は余裕で寝ていました。





翌朝羅臼漁港に向かうと、見た事もないカモがホオジロガモに混じっているのを発見。なんと、ヒメハジロではないですか。嬉しいライファー追加でした。距離は遠くて、逆光気味でした。ホオジロガモはオスばかり、シノリガモもその傾向あり、北のカモは男子校がお好みなのでしょうか。メスはどこにいるのやら。





漁港の裏山の木には、ワシが鈴なり、オオワシが25羽ほどカウントできました。


コミミズク(2) 1月渡良瀬遊水池

2017-01-14 | 関東地方
今季4度目になる渡良瀬遊水池のコミミズクに会いに、鳥友HMさんと行ってきました。風が強く寒いせいか、昼過ぎに到着時1度見たきり、出てくれません。凍えながら待っていると、風が止んだ3時半ごろから、頻繁に飛び回り始めました。菜の花が咲き始めた土手の上を飛んでくれ絵になります。おまけに、狩りに成功して、ネズミを平らげるシーンまで撮る事が出来ました。日が沈むとピタッと出なくなり、引き上げましたが、コミミズクって夜行性じゃなかったっけと不思議な感じです。











コイカル 1月埼玉県西部 イカル、シメの群れに混じって飛来

2017-01-08 | 関東地方
イカルの群れにコイカル♂♀が混じっているとのことで駆けつけました。都市公園のケヤキ等の木の実を地面で採餌しますが、散歩の人が通ると直ぐに飛び立ち、また、直ぐに戻ってくるのを繰り返します。最初にシメがやって来て、その様子を見てからなのか、イカルがやって来ます。コイカルはイカルの多くが飛び立っても、動じることなく、最後まで残っていることが結構あります。










ミヤマホオジロ 1月岡山県高梁市 西日本では、冬鳥としてはどちらかといえば普通種

2017-01-01 | 中国地方
年末年は故郷の岡山で過ごしました。吉備高原の中程に位置する高梁市川上町。谷と渓谷の暮らしと形容されるようなところですが、野鳥はやっぱり多いです。関東では、ミヤマホオジロというとカメラマンが殺到しますが、西日本では、どちらかというと普通種。実家から5分も歩かないうちに出会うこともあります。しかし、田舎では、人馴れしてないせいなのか、直ぐに飛んで逃げます。帰ってくるのをじっと待つしかありません。