ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園ハイド編 その1/アカエリエンビシキチョウ マラヤシマヤイロチョウ♀ オレンジジツグミ

2024-09-15 | タイ
枝止まりのアカエリエンビシキチョウ♂ 2024年3月2日 タイ王国 

3月2日午前最終日、いよいよ本当に最後のポイントであるクルンチン国立公園内にあるハイドに案内されました。滞在時間はもう1時間もないようです。おまけに暗い!鬱蒼と茂ったジャングルの中で本当に薄暗い。シャッタースピードはギリギリまで下げるしかありません。しかし、待つまでもなく期待のアカエリエンビシキチョウ(Chestnut-naped Forktail)が登場。アカエリ(というより栗茶ですが)が背中に及んでないので、♂のようです。尾羽を盛んに振っているので、尾羽はブレブレ、仕方ありませんが、それも雰囲気がわかって良いかも。
程なくマラヤシマヤイロチョウ(Malayan Banded Pitta)が登場!胸は青味がない縞々なので、♀です。これで、雌雄そろって嬉しい限り。♀もどうしてどうして綺麗です。
お立ち台でヤイロチョウポーズ。
思いがけず、ここでもオレンジジツグミ(Orange-headed Thrush)登場。どちらもじっとたたずむ時があるので、ブレずに撮れます。ありがたい。
アカエリエンビシキチョウが再び登場しましたが、今度の個体はアカエリが背中まで続いているので、♀の様です。何度も出ずっぱりに近い状態で、出てくれました。尾羽は上下に振りっぱなしですが、タイミングで、止まった写真もなんとか。
マラヤシマヤイロチョウ♀と鉢合わせの時も。比べるとヤイロチョウはずんぐりと大きいですね。
ボケボケですが、飛び去っていくヤイロチョウが見えるでしょうか。

次回はこの後編で、タイ南部シリーズの最後になります。思いがけずアオヒゲショウビンが出てくれてびっくりでした。ご覧いただきありがとう御座います。

ブッポウソウ その4 雌雄の見分け/岡山県

2024-09-12 | 中国地方
給餌を終えて飛ぶブッポウソウ♂ 2024年7月19日

酷暑の今年の8月、フィールドに出かける気にもならず(まあ、出掛けても期待はできませんが‥)、地元の鳥としては相変わらずブッポウソウにお付き合いください。さて、7月19日、地元Mさんの巣箱は子育ての最盛期、多い時は5〜10分おきに給餌に来ます。
ヒナが顔を出すのは、2、3日後でしょう。この個体は、初列風切の白斑から先の青色が多いので、♂の様です。
給餌前と後には隣の枯れ木に止まります。
給餌後も♂は枯れ木で様子見していると、相方の♀が給餌に。獲物はガでしょうか。
給餌に巣箱へ。連続写真で、給餌後の飛翔まで。
最初の♂の初列風切の白斑の先の青色を見比べてみていただくと、こちらは青色味が少ないので、♀の様ですね。止まっている時は雌雄の区別は出来ませんが、初列風切がしっかり写ると区別できます。

8月13日の未明に起き出して空を見ると綺麗に晴れています。ペルセウス座流星群の極大と火星と木星の大接近が重なっているので、これは収めなければと出動。下の写真の真ん中の明るい方が木星、すぐ上の赤みのあるのが火星です。おうしのツノの中に仲良く並んでいます。流星はいくつも飛びましたが、残念ながらうまく画角の中をかすめてくれる明るい流星は出現せずでした。

次回はタイ南部シリーズの最終章で、クルンチン国立公園内のハイドからです。わずか1時間の滞在でしたが、狙いのアカエリエンビシキチョウ、マラヤシマヤイロチョウ♀が出てくれました。他にもアオヒゲショウビン、オレンジジツグミも出て、盛況でした。ご覧いただきありがとう御座います。


台湾南西部紀行 台中編 その3/カヤノボリ タイワンオナガ アカハラシキチョウ クロヒヨドリ

2024-09-09 | 台湾
カヤノボリ 2024年7月1日 台湾 台中

2日目午後;無事ヤイロチョウ(Fairy Pitta)をしっかり収められたので、意気揚々と山を下って行きました。初日と2日目午前は平地の田んぼ周りだったので、お山で出てくる鳥は初見ばかり。先ず、カヤノボリ(Collared Finchbill)。ヒヨドリのお仲間です。シロガシラに似てますね。
台湾固有種のヒメマルハシが出てくれたのですが、早い、藪の中、出てもすぐ移動と悪条件が重なって、残念ながら写真撮れずでした。多くの方はちゃんと撮れてましたが‥‥😭😭
遠くにはタイワンオナガ(Gray Treepie)。カケスの仲間らしい感じですが、遠かった。ただ、台湾では普通種の様なので、また出て来ます。
すぐ近くで鳴いている鳥がいるけどなかなか見つからない。頭のすぐ上で、近過ぎて気づかないパターンでした。いたのは、アカハラシキチョウ(White-rumped Shama)で、ここ台湾では移入種との事。
駐車場に着くとバス越しに黒い鳥が。クロヒヨドリ(Black Bulbul)です。全身黒いのと赤い嘴のコントラストがなかなか。
以上で、2日目を終えて、台中郊外のホテルに投宿して、翌日はいよいよヤマムスメとご対面です。

次回は地元に戻って、4回目のブッポウソウです。まだまだ猛暑で、しばらく鳥見はお休みです。ご覧いただきありがとう御座います。

台湾南西部紀行 台中編 その2/ヤイロチョウ クロエリヒタキ ズグロミゾゴイ

2024-09-06 | 台湾
すっくとたたずむヤイロチョウ 2024年7月1日 台湾 台中

2日目午後の続き;ポイントでは低い幕があるだけで、カメラマンの列は丸見えですが、ヤイロチョウ(Fairy Pitta)は気にせず、近づいて来ます。
最も近づいた時ですが、5~6mかな? でも、お腹側だけで、背中は見せてくれません。お腹の赤い日の丸が鮮やか!
そして、森にお帰りになるのか飛び上がりましたが、まだ、森に飛び去ることはなく使われなくなった橋の欄干?の上に飛び移り。バックが抜けて、緑で、良い感じ‥‥と思ったら、何で!そこに反射板があるの! これさえなければ、良い構図なのになあ〜 とため息。
無理くり切り取るとこんな感じ。
見返り美人か美男子かは分かりませんが、このポーズだと‥‥
トリミング後の構図もまあまあかな?
という事で、流石にヤイロチョウは森の奥に消えて行きました。その後、1時間ほど粘りましたが、再登場はありませんでした。その間に何か出てくれればなあ、と期待しましたが、サッパリ。やっと出てくれたのは、クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)♀がチョロッとだけでした。
すぐそばにズグロミゾゴイ(Malayan Night-Heron)が営巣していました。道路からすぐで、丸見え。巣立ち間際の様でした。営巣中への気遣いは無用の様でした。
という事で、一度だけでしたが、ヤイロチョウはじっくり出てくれたので、余裕で徒歩でバスの止まっている駐車場まで、2kmほど山を下って行きましたが、途中、鳥さんが色々出てくれたので、次回にアップしたいと思います。ご覧いただきありがとう御座います。

台湾南西部紀行 台中編 その1/ヤイロチョウ

2024-09-03 | 台湾
ヤイロチョウ 2024年7月1日 台湾台中

台湾2日目午後は本遠征のタイトルにもなっているヤイロチョウ(Fairy Pitta)狙いです。日本に来るヤイロチョウと同じ種類ではありますが、渡来数が多いので、日本より見やすい様です。ガイドさんが仕入れたヤイロチョウのポイントに向かって、山中を走って行きましたが、あと2kmほど残して、バスは通行止め。えっ!この炎天下を重い機材抱えて山登り!と覚悟しましたが、ガイドさんが何とかするとの事で、タクシーでも呼ぶのかと待っていると、何と近くにいる方にお願いして、その方の車で我々を運んでくださるとの事。それも3回も。見ず知らずの方に頼むのにも驚きましたが、引き受けてくださった方にも驚きました。何と優しい方でしょう。ポイントに着くと台湾のカメラマンさんが10数人待機中。我々が日本からわざわざ来たからと思われたのか、元々優しいのか、少し空けてくださって、もっと前に、こっちにおいでと親切にしてくださいます。感激しました。「ちょっと前に出たよ」、「あそこに出るよ」と写真を見せながら、片言の日本語を交えて教えてくださいます。そうこうしていると、本命がやって来たのか、みなさん静かになって構えていると草陰から現れました。
どんどん前にやって来て、ヤイロチョウらしく長い足を使って、ピョンピョン歩きながら、しばしフリーズ。シャッタースピードを上げなくてもぶれずに撮れます。しかも近い!
さらに近づいて来ます。
現れてから10分間、出ずっぱりで、じっくり撮らせてもらいました。

次回もヤイロチョウの続きと同所に出てくれたクロエリヒタキとズグロミゾゴイ雛をアップする予定です。ご覧いただきありがとう御座います。