ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

コミミズク ヒレンジャク ノスリ ニュウナイスズメ メジロ/埼玉県

2021-03-31 | 関東地方
コミミズク 2月13日埼玉県熊谷市

2月13日午前:埼玉県坂戸市の浅羽ビオトープにヒレンジャクが来ていると教えていただき、熊谷市の荒川河川敷のコミミズクの前に立ち寄りました。通路に接した林の中に3羽ほどいました。今季も全国的にレンジャクがかなりの数が渡来しているようで、2季連続とは珍しい事です。
暫く林にいましたが、すぐに小川に降りて来て水飲みを始めましたが、水浴びも始めてくれました。
盛大に水を跳ね飛ばします。逆光のせいで、水玉が浮かび上がります。
3羽のうち2羽が♂♀の成鳥という珍しいグループでした。この子は初列風切羽の羽先の白色が幅広く赤色も見えるので、♂成鳥のようです。
こちらは白色が細いので♀成鳥でしょうか。
暫く滞在してくれるかと思いきや林床のリュウノヒゲなどの食糧が少ないせいかすぐに抜けてしまったようです。
続いてコミミズクがしっかり出ていると教えていただいた熊谷市の荒川河川敷に向かいました。昼過ぎに到着時すでにCMさんでいっぱいです。200人以上ではないかと思われましたが、何せ広大な河川敷で車も余裕で駐車出来て人々の間も密にならずに済みました。早くから出る事もあるそうですが、この日の出現は午後4時過ぎ、それまで、ノスリやチョウゲンボウが遊んでくれました。間を持たせてくれたノスリです。
そして午後4時20分頃目の前を待ちに待ったコミミズクが飛んでくれました。以後、2羽で行ったり来たり、設置されたお立ち台に止まってくれたりと大サービスでした。
獲物を見つけたのか垂直降下!
見張り用の止まり木が何箇所か設置されてあり、それぞれに止まってっくれます。向かって来る着地シーンが羽を広げた姿が見えて良いですね。
そして飛び出し。
出ずっぱりだったおかげで、着地シーンに何回も遭遇しました。
飛翔シーンも結構撮らせてくれました。
またまた着地シーンです。
目の前を通過すると近すぎて視野に入れるのに苦労します。何とか目の前の通過を収める事が出来ました。
各種の止まり木が設置されていました。
だんだん光が少なくなって来ますが、まだまだ飛んでくれます。
角度によっては体がまん丸に見えて面白いです。
しっかり出てくれ、場所も広く中々素敵なポイントです。CMさんが帰った後に地元のCMさん達が後片付けとゴミ拾いをされていました。頭が下がります。
さて、翌日はMFの狭山丘陵を回ってみると季節モノの梅メジロが撮れました。
掲載が遅いとのご指摘があります。載せたいネタが沢山でついつい遅くなってしまいます。そこで、最新(でもないか)のものを速報で、ちょっと載せさせていただきます。3月14日の埼玉県鴻巣の安行寒桜とニュウナイスズメです。3分咲きぐらいで見易く、ヒヨドリに追われながらも頻繁にやって来るので、しっかり撮れました。花を咥える仕草をする個体にも会えました。
その後、菜の花コミミ狙いに熊谷に向かいました。この日は3時ごろからよく出てくれました。
この2シーン以外のショットの掲載はだいぶ先になりそうですが、タップリとアップする予定です。

次回は2月20日の八丈島航路でのアホウドリ、コアホウドリ、クロアシアホウドリ等をアップしたいと思います。あまりにも遅れているので、4日間隔で当面アップする事にします。いつもご覧頂き有難う御座います。

諏訪紀行2021年2月 イスカ オオマシコ ベニマシコ ミヤマホオジロ ルリビタキ

2021-03-27 | 中部地方
イスカ♂&♀ 2月9日長野県岡谷市

2月9〜11日に今季2度目となる岡谷市のイスカ/オオマシコ ポイントに鳥友HMさんと遠征して来ました。イスカとオオマシコは今回もたっぷり楽しませてくれました。出現パターンは前回と似た様な感じで、イスカはやはり午前中、イスカのなる木は何故か3日目に頻出。オオマシコは餌となる実が少なくなったのか、少し出現頻度が減った様に思います。逆にベニマシコをよく見かける様になり、ミヤマホオジロも少し出現頻度が増えた様でした。結局3日とも鳥の出にハズレはなく、おまけに良い天気でしたが、その分逆光には苦労しました。また、あまり冷え込まなかったせいか、樹氷などとのコラボは叶いませんでした。
2月9日:早朝、東京を出発し、9時前には現地に到着してまず展望台のポイントに向かいました。少し雪の量が増えた現場では先着の方が3名ほどでしたが、暫くしてアカマツに早速イスカがやって来ました。何故か逆光側のアカマツにしか止まってくれませんでしたが、割と背丈の低い木で、そこは良かったです。
今回も♂の採食シーンはよく撮れます。
そこで今回は♀の採食シーンも撮りたいと、♀も狙います。前回も目撃した幹をかじる仕草ですが、この子も幹を齧ってました。何をしているのでしょうね。
幹バックですと色が出やすいです。こういった場所に止まっていただけるとありがたいです。
♂と♀が食い違ったクチバシを突き合わせる様な場面に遭遇。何をしているでしょうね?求愛関連?単なる場所争い?
午前10時ごろには飛び去ってしまったので、道沿いに移動するとすぐに5〜6羽のオオマシコに遭遇。ほとんどない様に見えるのですが、わずかに残った実を食していました。やっぱり♂成鳥がいるとついついそこにカメラが向いてしまいます。到着早々でイスカとオオマシコをゲット出来て、まずまずのスタートです。
道路沿いを進んでいると、午前12時前に道に食事に出て来たベニマシコです。今回はベニマシコが近い!
今回のミヤマホオジロは♂♀のペアで道に食事に出て来ましたが、距離を詰めさせてくれません。午後4時前の少し日の傾いた頃のミヤマホオジロ♂です。
午後5時前でそろそろ引き上げようと歩いていると、雪解け水を飲んでいるベニマシコの群れがいました。やっぱり冷たい雪より融けた水の方が良いですよね、きっと。夕刻なので、赤が強調されてそれらしい色合いです。
八ヶ岳も夕焼け色に染まって綺麗でした。

2月10日:翌日は午前7時ごろポイントの展望台に到着。先着の方が白樺の木に止まってましたよと教えてくださり、そうか!そんな早い時間から動いているのなら、明日はもっと早い時間に来ようと誓った次第です。暫く待っていると午前8時ごろ早速イスカがアカマツの木にやって来ましたが、またまた逆光側。それでも松の葉がバックになる位置で何とか撮らせてくれました。♂が3羽同一視野に入ってくれました。
やっぱり松ぼっくりを外して食べやすい様にして食事している事がよくあります。
時に逆さまになって食事します。
飛び去ったので、道路沿いに奥の方へ移動。午前9時ごろ遭遇のオオマシコは道に落ちた実を食している♂成鳥のいないグループでした。
このオオマシコ♀幼鳥が食しているのは松の実の様です。イスカの主食である松の実は、やはり栄養価が高い御馳走なんでしょうかね。
雪解け水のおかげでクチバシの周りに草の実がついています。

今日は午前11時前にやっとイスカのなる木が出現です。雪の増えた北アルプスをバックに。
オオマシコ が飛んで来て枝止まり。雪のお山をバックにしてくれました。
遠景の北アルプスの山々です。前回より雪が増えています。

午後3時前、道を歩いていると今回は♂のルリビタキが登場してくれました。綺麗な成鳥でした。
16時半すぎ、そろそろ戻ろうと歩いていると展望台近くで赤いオオマシコ♂がいるグループが昨日のベニマシコと同様雪解け水を飲んでいました。♂成鳥が2羽いましたので、別の群れか、たまたま昨日見えなかっただけかはわかりません。

2月11日:今日は午前6時半ごろ到着。昨夜少し雪が降ったようです。空はまだ曇っていて少しガスっていましたが、もうイスカのなる木が出現していました。早い時間から来ているですね。
今日は曇り条件で撮影できるかと思いましたが、すぐに雲は晴れてアカマツの間から朝日が登って来ました。
今日のイスカは展望台周辺で過ごしている様です。そして♀の食事シーンも撮る事が出来ました。外した松ぼっくりを食しています。
今日は30分から1時間おきにイスカのなる木が出現します。しかも羽数が多い!
仲睦まじいペアの様に見えますが、実は前後に少しずれています。
近くの木に飛んで来たイスカ♂。暫くたたずんでいました。
今回も何故か最終日にイスカのなる木が頻出、不思議です。そんな訳で、余裕で午前9時に岡谷を切り上げて、野辺山に移動。前回と打って変わって、すっかり雪に覆われていました。そのためかフクロウもハギマシコも姿なし、仕方がないので、蕎麦屋に寄って八ヶ岳を見ながら信州蕎麦ではなく鍋焼きうどんを食して、本遠征を終えました。

次回は2月13日に出かけた午前中の坂戸のヒレンジャク、夕刻の熊谷のしっかり出てくれたコミミズクをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

ルリビタキ マヒワ オオマシコ /埼玉県 ノハラツグミ ベニマシコ/栃木県 ムジセッカ シマアジ/東京都

2021-03-22 | 関東地方
オオマシコ ♀  1月30日埼玉県

1月25日から2月5日までの近隣3都県の鳥写真をまとめました。
1月25日埼玉県狭山丘陵:MFでルリビタキ♂が複数羽見られるのは珍しい事です。神社境内をテリトリーにしている個体です。灯籠に止まってくれました。
いつものルリビタキ♂ 見やすい場所に出てくれるので大人気でした。
マヒワも相変わらず採餌と水飲みにやって来ます。
水場に降りて来ましたが、何故か♂ばっかり!何ででしょうね。
1月30日埼玉県民の森:今季は何故か所定の場所に中々姿を見せなかったオオマシコ 。1月になってやっと姿を見せてくれる様になりました。〜10羽ぐらいですが、時に赤い♂が3羽の時がありました。新雪とはいきませんでしたが、地面に雪がまだ残っている時に登って来ました。
額に銀色が見えて赤みが強いので、♂幼鳥でしょう。
食事を終えると近くでまったりしています。
2月3日栃木県渡良瀬:ノハラツグミを以前に少しアップしましたが、間近で撮れたライファーなもので、もう少し掲載します。
枝に止まって。
近くにはいるらしいのですが、飛んでいってしまったので、辺りを散策して見ました。ここは河畔林といった場所で、それらしい鳥が結構いました。ベニマシコが枝の上に止まっています。こちらは♀
そして♂も。
2月4日埼玉県狭山丘陵:翌日はMFで今季初めてキクイタダキを写真に収める事ができましたが、コレっきりになりそうです。それ以後お目にかかれていません。
相変わらずのルリビタキ♂
同所で待っているとアオジもちょくちょく出て来ます。
2月5日東京都野川:毎年やってくるシマアジのポイントにムジセッカがいるという情報をいただきながら中々行く機会がなかったのですが、やっと出かけて来ました。川沿いに進んでいくと何人かの方がカメラを向けていらっしゃり、独特の地鳴きがするので簡単に見つかりますが、逆光の上、ちょこまか動くので写真は大変です。何年か前の渡良瀬の谷中湖に出てくれた個体の方が撮りやすかったですね。
そしてシマアジ♂もちゃんといました。もう3季目になるのでしたか、実は夏もいるんじゃないかという話もありましたが、どうでしょうね。

次回は2月8〜10日に再度遠征してきた長野県岡谷市のイスカ、オオマシコ 等をアップします。相変わらずイスカとオオマシコ はしっかり出てくれました。

諏訪紀行2021年 その3 イスカ コチョウゲンボウ キジ

2021-03-17 | 中部地方
イスカ♂  長野県岡谷市

1月22日午前8時45分ごろ〜10時ごろ:ポイントに到着時からイスカは白樺の木や展望台にある松の木を行ったり来たりしてくれ存分に写すことが出来ました。こんな日もあるんだと観察回数を増やすのが大事だとつくづく思い知らされます。
さて、アカマツで食事したイスカは8時45分ごろ白樺の木に戻って来ました。
また一斉に飛び去ったものの30分後と1時間後には戻って来ました。違う群れなのかもしれませんが、よくわかりません。
そしてすぐに移動したものの数羽が近くの小さな松ぼっくりをつけた木(種類は分かりません)に移動。
アカマツ程の実はないのでしょうが、しばし突いていました。
寛いだのか羽繕いをしてエンゼルポーズ。
すぐ近くのアカマツに移動して食事していましたが、1羽の♂が松ぼっくりを取り外して、こんな見易いところで食事を始めてくれました。
そして一旦咥えて‥‥
少し離れた枝に移動。足で枝に止まると同時に松ぼっくりを押さえています。
食い違った嘴を使って実を取り出します。
実を取り出すと種の部分のみを食します。
時に上手く出来ずに実を取り落としてしまう事もあります。
いつの間にかもう1羽の♂が松ぼっくりを咥えてやって来ています。
何と!2羽で並んでお食事です。もうちょっと近くで並んでくれるともっと大きく出来るのですが、仕方ありません。
最初の1羽が飛び去り、残った1羽も同じ様に食事を継続。種の部分だけを食して実の羽にあたる部分は不要の様です。
求愛給餌?♂が♀に松ぼっくりを差し出している様にも見えましたが、♀は受け取らず去って行きました。
そうこうしている内に後ろのアカマツにイスカの集団が飛来。頭の上でした!
そして白樺の木に移動、午前10時ごろの事でした。
また移動してしまったので、岡谷はこれでおしまいにし、野辺山に移動することとしました。

22日13時〜15時ごろ:フクロウがいるとの事で、野辺山高原を探索しましたが、時折雨の降る中、肝心のポイントを外してしまいフクロウには会えず。ハギマシコの50羽くらいの飛んでいる群れを見ましたが、写真に収められず。諦めてそろそろ帰ろうかとしていた頃、コチョウゲンボウ♂を発見。小雨混じりでしたが、後ろが抜けた良い所に止まって背中の青色を見せてくれています。バックは八ヶ岳です。
他にはキジも見かけました。
野辺山は岡谷の帰りについでに寄った感じでしたが、やはり気を入れて探索しないといけないなと思いつつ帰宅の途につきました。
次回は近隣でのオオマシコ 、ノハラツグミ、ムジセッカ、ルリビタキ などをまとめてアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。

諏訪紀行2021年1月 その2 イスカ オオマシコ ミヤマホオジロ

2021-03-12 | 中部地方
イスカ達 1月21日長野県岡谷市

翌日の1月21日は午前7時半過ぎに到着、先着の車は数台だったでしょうか。今日はイスカの集合ポイントで待っていましたが、何羽か通り過ぎるのみ。仕方がないので、道を下っていくと何人かの方が道路沿いのアカマツにいるイスカにカメラを向けています。イスカは逆光側のアカマツで採餌中でしたが、しばらくすると展望台の方に一斉に飛び立ちました。皆さん、それっ!と移動。展望台に駆けつけると居ましたいました!白樺の木にイスカが鈴なりです。時刻は午前10時少し前。背後には北アルプスの山々が雪を頂いていい感じです。
一部が移動して、目の前の木に数羽飛んできました。♀ばっかりでしたが。
展望台のアカマツでも採餌を始めました。ちょっと逆光ですが、後ろが暗いところに来てくれるとなんとか写せますが、♂の赤色が出にくいです。
30分ほど経つとまた木に集合です。地面の雪で給水しているようです。今はどこにでも雪はありますが、シーズン初めは北斜面だけに残っていたので、ここを給水ポイントにして、そのまま継続してここに集まっているのではないかと思われます。見晴らしがいいので、仲間を見つけやすいのかもしれません。
そっと近づいて、アップにしてみます。♂の全身が順光側で撮れたのは初めてですが、イスカの赤色は日が当たるとちょっとくすんだ感じの赤色に見えますね。
白樺の白とバックの雪を頂いた山々が引き立ててくれます。ちょっと枝がごちゃごちゃしていますが‥‥💦
♀も写さないと。
飛び出しシーンです。
午前11時ごろには飛んでいってしまったので、道路沿いに散策。何故か午後にはイスカの群をほとんど見かけなくなりますが、単独の個体をたまに見かけることはあります。時刻は午後3時を回って、時々オオマシコ達が道端に降りて来て採食しています。
道路の上にも結構草の実があるようで、アスファルトの上にも出て来ます。道路にのびた長い影で夕刻を感じて頂けるでしょうか。
オオマシコと遊んでいると午後3時45分ごろ、道路に突然1羽のミヤマホオジロ♂が飛び出して来ました。珍しく警戒する様子がなく、こちらに向かってピョンピョン跳ねて来ました。
スポットライトを浴びている様です。
最後にミヤマホオジロまで出てくれて中々充実した一日だったと引き上げました。ちょうど諏訪湖の奥の八ヶ岳連峰に夕日が当たって綺麗でした。

1月22日早朝:本遠征の最終日は午前7時半ごろに到着、今日は先着の車は一台のみ。早速展望台に向かうと途中、リスが飛び出して来ました。
展望台のポイントに到着すると、なんと今日はもうイスカのなる木が立っていました。そしてお天気は曇りなので、発色が良好です。しっかり撮ろうとシャッターを押しまくります。埼玉県から来られた方と2人じめでした。
遠くからだと山バックに出来ますが、近づくとどうしても空バックになります。それでも近いからまあ良しとします。
時に幹を齧っているイスカを見ます。何をしているんでしょうね。
アップにして見ます。イスカの特徴である食い違ったクチバシがよく分かります。
食い違ったクチバシで、ペンチのようにして松ぼっくりをこじ開けるのはいいとしても中の実をクチバシでつまみ上げるのは難しいのではないかと思っていました。この写真の口元を見ていただけると舌が結構伸びています。多分こじ開けて、舌で取り出すのではないかと推測します。
これは反対側の山々をバックにしたイスカです。
曇り空だと松の葉をバックにすれば結構赤色の発色が良くなります。穿り出した松の実を咥えています。
岡谷遠征の最終日にイスカの大当たりとなって、次回はこの続きでイスカの食事風景等と帰り道に立ち寄った野辺山高原をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。

諏訪紀行2021年1月 その1 オオマシコ イスカ ルリビタキ

2021-03-07 | 中部地方

オオマシコ 1月19日 長野県岡谷市

1月19日〜21日に長野県岡谷市のイスカ、オオマシコのポイントに遠征し、帰り道、野辺山高原にも立ち寄って来ました。今季はイスカの当たり年の様で、岡谷市のポイントでは数十羽の群れに何度も遭遇し、たっぷり写真に収めることができました。同所にいるオオマシコもしっかり出てくれ充実した遠征となりました。
1月19日:早朝東京を立ち、午前9時前ごろ岡谷市のポイントに到着、閉鎖された道路脇には先着の車が4、5台ほどでしたが、ほとんど県外No.、良い天気でしたが、 気温は氷点下で寒い!ザラメの雪の残る道を進むと道の両脇にあるアカマツから早くもイスカの声。しかし、逆光側で見にくいこと限りなしでしたが、やっとのこと樹氷の松の天辺にイスカが出てくれました。こりゃ幸先いいわと思いましたが、この日のイスカの写真はコレっきりでした。
イスカ達は何処かへ飛んでいってしまったので、道を進んでいくとオオマシコに遭遇。♀成鳥と幼鳥ばかりの5,6羽の群れでした。道に落ちた草木の実を食している様でした。この子は赤味が強いので、♂幼鳥ではないかと。同じ場所にベニマシコもいました。
地面よりやっぱり枝止まりがいいですね、少し逆光気味が光を感じていいように思います。この子は♀成鳥でしょうか。
道の両脇にはアカマツが林立していますが、イスカの声は聞こえるものの見える所になかなか出てくれません。道を行ったり来たりしているうちに早くも昼過ぎ、昼を過ぎるとイスカの声もあまりしなくなります。目の前に飛び出した小鳥を見るとルリビタキ、小翼羽に青味があるので、♂幼鳥かも。
あまり成果もないまま午後4時を過ぎたので、帰途についていると赤い♂がいるオオマシコの集団が道路脇で採餌中。鳥見の方はみんなお帰りになったので、独り占めでした。
しばらくするとヤマハギの実が残る枝に飛び付いて採食。
枝から取りにくいところはホバリングで採食。お陰でこんなシーンが結構撮れました。
夕日があたってちょっといい感じではないかと。この子は赤みがほとんど無いので、♀幼鳥かと。
日に映えて、やっぱり♂成鳥の赤紫色は何とも言えません。
最後にオオマシコたっぷりで、良かった良かったと引き上げているとまたまたオオマシコ。この子は赤みが強く額に銀色があるので、♂幼鳥でしょうか。
雪を食べて水分補給のようです。
流石に少し暗くなったので、この日は切り上げて諏訪湖畔の宿に向かいました。
このポイントは展望台もあり、信州の美しい山並みを目にすることが出来ます。この方角は北アルプスの山々が見渡せます。手前の木々は見渡す限りアカマツ、イスカが居着く筈です。
こちらは諏訪湖から八ヶ岳連峰が望めます。

次回は2日目ですが、イスカのなる木にお目にかかれ、オオマシコ、ミヤマホオジロにも遭遇できましたので、その様子をアップしたい思います。ご覧頂きありがとうございます。

ルリビタキ マヒワ等/埼玉県 コスズガモ ビロードキンクロ ミヤコドリ等/千葉県 ノハラツグミ/栃木県

2021-03-02 | 関東地方
ノハラツグミ 2月3日栃木県

1月15日〜2月3日までの近隣での鳥見結果をまとめて掲載します。まずは1月15日埼玉県の秋ヶ瀬公園で全身を見せてくれたカケスです。警戒心の強いカケスも時に全身を見せてくれます。
1月16日埼玉県狭山丘陵:狭山丘陵のMFで紅葉とコラボさせてくれたルリビタキ♂のテリトリー近く(お隣ではありませんが)でもう1個体の♂成鳥が被写体になってくれました。風切羽の茶色味が薄いので4歳以上かも知れませんが、♂成鳥がこんなに狭い範囲にいるなんて今季はどうした事でしょう。
同じフィールドに今季はマヒワが数十羽居ついてくれました。記憶ではここでこんなにマヒワが出てくれたのはこの10年来初めてではないかと思います。
狭山湖では今季最大70羽程度のトモエガモを確認しました。その後数は減ったものの数羽程度は居ついているようです。この日は♀のトモエガモを1羽発見。

1月17日千葉県浦安市:♀のコスズガモが浦安市に来ている事を教えていただき、駆けつけました。識別が難しかったですが、親切な方々に教えていただきやっとライファーとなるコスズガモの♀が確認できました。堤防近くから少し沖の方に行ったりきたりしている様です。すごくわかりにくいのですが、スズガモと頭部や嘴先端の様子が違い、一緒にいると少し小振りです。一度わかると全体の雰囲気でわかる様になりました。先ずはスズガモの♀。
そして問題のコスズガモ♀です。上のスズガモと比べていただけると頭部の形が結構違います。
無事出会えてやれやれという事で、ビロードキンクロを探しに堤防沿いに移動すると、眼下にビロードキンクロの♂がお休みしていました。すぐに起き出して潜って採餌したり、毛繕いで羽ばたいてくれたりと間近でしっかりサービスしてくれました。それにしてもビロキンは本当に外見がユニークです。
脚もピンクでなかなかおしゃれと言えばおしゃれです。
羽ばたきも見せてくれ羽の模様がよく見えました。
さてコスズガモの出現場所に戻ってみるとスズガモと並んでくれました。比べるとひと回り小さいのがよく分かります。
ここまで来たらやっぱり三番瀬に行かない訳にはいきませんので、干潮時刻に合わせて行ってみました。午後でもあったせいか鳥見人は皆無。でもミヤコドリはちゃんと居てくれました。なるべく飛翔写真を狙おうと先ずは、ハマシギです。
そしてミヤコドリ。
ダイシャクシギも何羽か越冬している様で、あちこちで見かけます。こちらも飛びを狙います。
ミヤコドリのそばへ着地。
順光側を飛んでくれたミヤコドリ。
並んだダイシャクシギ。長い嘴を比べ合っている様。
なんとも可愛らしくて好きなミユビシギですが、集団は見つからず足輪をつけた1羽を収めました。左はシロチドリです。

2月3日栃木県:ノハラツグミが出ているとの情報を頂き、駆けつけました。7時40分ごろ到着すると既に出ていて、先着の方々がカメラを向けていて早々にライファーゲット。何年か前の昭和記念公園では出が悪く諦めたので、嬉しい嬉しいリベンジでした。この場所を寝ぐらや採餌場にしている様で、ツグミと群れる事なく単独行動していました。大体は地面で採餌していますが、時折枝に飛び上がったりして、ほんの目の前でサービスしてくれました。
今回は速報(というほど早くはないですが)として改めてまたアップする予定です。

次回は1月19〜21日に出かけた長野県岡谷市のイスカ、オオマシコ等をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。