ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

キバシリ キビタキ オオルリ クロツグミ コガラ

2020-04-29 | 関東地方
キバシリ親子 

移動も含めて一密にもならない某所で鳥見です。先ずは、キビタキ が迎えてくれました。
散策していると知り合いの方が「キバシリの雛がいるよ」と教えてくださった辺りを見ると、いました! 嬉しいことに初めてキバシリの雛に会うことが出来ました。巣立ったばかりのようで本当に可愛いですね。親に比べて、クチバシと尾羽が短く、丸っこいです。親と同じように幹に垂直に張り付いていますが、じっと動きません。じっとしていると木に溶け込んだようで目立たないですね。
伸びをしました。
暫くすると親が餌を運んできました。雛は大騒ぎしないで静かに受け取ります。
雛は1羽だけかと思うと別の木にもいました。よく探すとあわせて5羽いました。
それぞれの雛に親鳥はせっせと餌を運んできます。木の幹には結構いろんな虫がいるんですね。早いときには数分もたたないうちに運んできました。
ちょっと角度が変わって幹がバックになると見事な保護色ですね。
動き回って、横から見るとよく見えるんですけどね。
別の雛。頭に生毛が残っていますね。
親はせっせと餌を運びます。キバシリ自体の撮影機会はそれほどないですので、親もしっかり撮らせてもらいました。
雛はじっとしているのですが、ときに動き出して、別の木に飛び移ることもあります。いつの間にか2羽が集まってエナガ団子ならぬキバシリ団子を見せてくれます。
幹に貼り付いた雛を背中から見ると‥‥見事な保護色ですね。
頭の生毛が可愛い!
この雛は飛んできたのでいる事がわかりましたが、こんなところにじっとしていたら先ず見つけられないでしょうね。
キバシリの雛は他の鳥の雛のように親鳥が来ても「くれくれ!」と大騒ぎを決してしません。
子育ての邪魔にはならない様だったので、滅多にない機会とたっぷり撮らせてもらいました。なので、後編として次回は餌やりシーンをアップします。
突然クロツグミの声がして、近くでもないですが、姿が一瞬見えました。
同じ頃オオルリの姿も。
コガラも繁殖中か2羽で行動していました。

次回は、キバシリ親子の続きと縄張り争いで興奮したキビタキ をアップする予定です。

キビタキ クロツグミ 東京都

2020-04-25 | 関東地方
キビタキ ♂  東京都

時節柄、一密にもならないフィールドでの鳥見です。先週のオオルリ、クロツグミ、センダイムシクイを追いかけるようにこの日は、キビタキ ♂が到着していました。まだ数は少ないものの早くも美しい囀りを聞かせてくれました。
クロツグミの囀りがあちらこちらから聞こえて来ますが、運よく囀るその姿を見つけることができました。しかし、すぐに飛ばれてしまい、この一枚だけでした。
到着したばかりのせいなのかサービスの良いキビタキ ♂がいてくれ、たっぷり撮らせてくれました。初撮りのキビタキ ♂をずらっと並べます。

次回は、某所でキバシリの親子と夏鳥のキビタキ 、オオルリ、クロツグミに出会うことが出来ましたので、アップしたいと思います。

オオルリ コチドリ コムクドリ/埼玉県

2020-04-11 | 関東地方
コムクドリ♂  埼玉県川越市伊佐沼にて

4月11日埼玉県狭山湖: 新型コロナ感染症への緊急事態宣言を受けて三密にならないように狭山丘陵に出かけて来ました。先ずは人の少ない早朝の時間帯に狭山湖に寄って見ました。考えることは皆同じ、普段より人は多かったですが、密集には程遠い状況です。堤防が工事中で、観察は不十分でしたが、コチドリが来ていました。他の夏鳥はツバメぐらいで、まだまだです。
コチドリは3羽見かけましたが、その内の2羽が盛んに追っかけ合いを繰り広げました。雌雄の区別ができなかったのですが、何となく♂同士で縄張り争いかメスを巡る争いな?
2羽で飛び回り、派手に空中戦を演ずるので、飛び物の練習だ!とカメラを向けますが、なにせ早い!大変でしたが、何とか撮れました。
2羽での追っかけ合いを延々と続けていました。
近くを飛ぶとすぐに通り過ぎてカメラで追うのが大変です。
対岸の緑をバックに。
青空をバックに。
その後、狭山丘陵で森の夏鳥を探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。

4月19日狭山丘陵(東京都側): コロナ禍の現況から先ずは言い訳から入らないといけませんが、車で出かけた場所は、散歩やウォーキングの方が普段より多いけれども、密集、密接には程遠い狭山丘陵(観光地ではないからでしょう)。先週は夏鳥はまだでしたが、この日は今シーズン初認のオンパレード。オオルリ、センダイムシクイ、クロツグミの3種を確認できましたが、キビタキ はまだでした。例年、オオルリはキビタキ より1週間ほど早く来るように思います。
オオルリの囀りを聞くと思わず口元が緩みます。夏鳥のシーズンが来たな〜と嬉しくなります。2、3日前から渡来したそうで、高い梢で盛んに鳴いています。何処だ?と探していると、「焼酎一杯グィー」が降ってきます。枝先を飛び回るセンダイムシクイが何とか写真に収まってくれました。
高い梢で囀るオオルリ、なかなか写真になりませんが、やっとお腹しか見えない位置から背中がみえる場所に来てくれました。ちょっと遠いですが、やはり初撮りは嬉しいですね。

鳥友Mさんから伊佐沼にコムクドリが居たよと教えていただいていたので、午後から伊佐沼に移動。こちらも普段より人出は多かったですが、三密には程遠い状況です。桜並木を探していると何人かのCMさんがカメラを向けています。あそこだなと行ってみると5、6羽のコムクドリが、若葉についた青虫を盛んに食していました。渡りの途中でしょうが、しっかり栄養つけられるんだろうなと思いながら、さて、この子たちは何処に行くんだろうな?と思いを巡らせます。が、いいチャンスには、忘れずシャッターを押しました。先ずは、♀が収まってくれました。
やっぱりコムクドリ♂は綺麗ですね。ほっぺの栗色の斑点がチャームポイントかな。
ところでよくみるとその栗色が斑点ではなく、ネックウォーマーのように幅広いのもいます。
この子は正にネックウォーマーですよね。単なる個体差?それとも年齢差?
わずかに残った花に絡んでくれました。
おっ!このポーズは飛び出しか? とシャッターを押し続けると‥‥

連続写真になりました。最後は♀です。小さな青虫を捕まえました。
短い時間でしたが、しっかり遊んでもらいました。

次回は、同じ狭山丘陵で翌週にやって来たキビタキ と一枚だけのクロツグミをアップする予定です。


キレンジャク シジュウカラ ムクドリ /埼玉県

2020-04-04 | 関東地方
キレンジャク♀成鳥 埼玉県さいたま市秋ヶ瀬公園

4月4日秋ヶ瀬公園ピクニックの森: 大洗航路の翌週はまだ居残っているレンジャクを求めて、秋ヶ瀬公園に出かけて来ました。子供の森からピクニックの森までテクテクと歩いていきながら冬鳥はまだいるか、夏鳥はまだかと目を凝らしましたが、やっぱり鳥影は少なかったです。それでも冬鳥のツグミやシメ、アオジが何とか出てくれました。森に到着後レンジャクを探すとまだいましたが、数羽のヒレンジャクは森の中ほどのキヅタの実を食しているようで遠い。一方、キレンジャクも数羽以上はいるようでしたが、やっぱり遠い。1、2羽が水場近くにやっと出現してくれたのは、お昼近く。しかし、良い天気で光が強くて、尾羽の黄色がうまく出ません。この子は尾羽先端の黄色の幅が広く、喉の黒色の境界がくっきりしているので、♂の若鳥かな。
やっと水場に降りて、水飲みシーンを撮れたのは、午後1時半。やっぱり光が強すぎて黄色が飛んでしまいます。
その後、森に入ってしまったので、森の中を散策。「そこにいるよ」と教えて頂いた先を見ると何と目の前。満腹なのかまったりしている様に見えます。♀の若鳥でしょうか。
暫く佇んでいましたが、お腹が空いたのか、キヅタの実を食し始めました。
そしてまた、まったりとしていました。
その内、森の中に飛んで行ったので、この日の鳥見は終了。それにしてもレンジャクと言えば、ヤドリギで、秋ヶ瀬公園には、有名なヤドリギの木があるのですが、実はまだあるのにあまりレンジャクが寄り付きません。なぜでしょう?日本人が和食から洋食に好みが変わるように鳥のお好みも変わるんでしょうか?

4月5日秋ヶ瀬公園: レンジャクが北に行ってしまう前にたっぷり会っておこうと再びピクニックの森へ。この日は雲が厚く覆っていたので、写真にはちょっと光が足りないけども、黄色の発色はいいだろうと期待していました。この日も昨日と同じで、ヒレンジャクは森の中から出て来ません。一方、キレンジャクは同じ様に水場近くに出てくれましたが、写真に収められたのは、昨日と同じお昼前でした。♂の若鳥でしょうか。
そして、12時に現れたのは、風切羽の先端にL字の縁取りのある成鳥でした。その幅が少し狭く、尾羽先端の黄色の幅が狭いので、♀でしょうか。春の初めのこの季節ならではの若葉とのコラボが何とも言えません。
レンジャクはやっぱり後ろ姿がいいです。しかも成鳥の方が見栄えがしますね。♀の成鳥なので、まさに「見返り美人」ですか(ちょっと古い?)。
この一枚がMy Best Shotの一つに入れたお気に入りです。
その30分後に別の若い個体(♂でしょうかね)が間近に来てくれました。
レンジャクだけでも何なので、ペアで活動していたシジュウカラを一枚。
多くの場合はパスしてしまうムクドリですが、帰り道の用水路でいかにもな後ろの抜けた緑バックの枝に止まっていたので、撮りました。
非常事態宣言を受けて秋ヶ瀬公園は封鎖されたようで、夏鳥の渡りのシーズンに行けないのは残念です。

次回は、自粛の影響で、遠征出来ず、だんだんネタがなくなって来ていますが、My Field狭山での今季初撮りの夏鳥オオルリとコチドリ、伊佐沼でのコムクドリをアップする予定です。