ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ブッポウソウ/岡山県 その3

2021-08-28 | 中国地方
ブッポウソウ 6月28日岡山県

6月28日(続き):この日は夕刻の写真です。日も差して少し影が入りバックが明るくなっています。
獲物を捕まえて正面から戻って来て、お腹側から全身が写りました。
獲物を捕らえる時の飛翔写真は結構大変ですが、ついつい力が入ります。来季またブッポウソウに挑戦です。

次回は、青森の十二湖と仏沼に遠征して来ましたので、その様子を何回かに分けてお送りします。半分観光気分で、北東北で行きたかった所も巡って来ましたので、合わせてアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ブッポウソウ/岡山県 その2

2021-08-24 | 中国地方
ブッポウソウ 6月27日岡山県

6月27日(その1からの続き):雛がまだ小さいのか餌取りは主に♂ですが、頻繁に採餌、給餌を繰り返します。
甲虫を咥えていましたが‥‥
何故か落としてしまいました。でも素早く取り戻します。素晴らしい飛行術です。
6月28日:頭を掻いています。足も派手な色ですね。
♀が外に出ている時に♂が餌を運んで来ました。少し体が大きいですよね。
給餌して戻ってきます。
♀の方に擦り寄っている様にも見えましたが、
お邪魔虫のセグロセキレイがやって来ました。
少し羽を逆立てています。

もう一回、同じブッポウソウをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ブッポウソウ/岡山県 その1

2021-08-20 | 中国地方
ブッポウソウ 6月27日岡山県

当方、年金暮らしを契機に生まれ育った故郷、岡山県高梁市に8月から単身Uターンしました。その準備等も含めて事前の6月末に1週間ほど実家に帰省してきました。
所用の合間に県内各所に設置されたブッポウソウのとある巣箱近くで短時間、一定の距離のルールに従って車中から写真を撮ってきました。ちょうど子育て中のこの時期頻繁に給餌にやって来る上、餌取りもしますので、写真が積み上がります。
6月25日:まだ♀は巣箱にいることが多いですが、時々出て来てツーショットになることがあります。奥の雄の方が少し大きい様です。
飛び出したのは初列風切りの色合いから♀のようです。
巣箱近くでの餌取りや給餌の際の飛翔写真です。主に♂のようです。給餌の写真では嘴に獲物(甲虫やトンボが主の様です)を咥えています。
6月26日:梅雨時の事、時に雨がパラつきます。巣箱からの飛び出しです。
6月27日:この日も曇り空ですが、時に薄日が差す時もありました。

次回も同じ様な感じかもしれませんが、同じブッポウソウをアップします。ご覧いただき有り難う御座います。

小笠原紀行2021年6月 その4 小笠原航路 ミナミオナガミズナギドリ シロハラミズナギドリ クロアジサシ オナガミズナギドリ カツオドリ等

2021-08-16 | 小笠原、三宅島、航路
シロハラミズナギドリ 6月14日青ヶ島近海

6月13日小笠原航路 父島〜聟島列島北沖:父島二見港の出港時には世界一というお見送りを受けます。島の観光クルーズ船が「行ってらっしゃ〜い」と送っていただくと、やっぱりうるっと来ます。
少し沖に出てから近くでクルーズしていたのか昨日までお世話になったOcean Magic号がサプライズのお見送り。感激です。いろんな意味でまた小笠原に来たくなります。
さて、船は一路、竹芝桟橋を目指して北上して行きますが、突然、マッコウクジラが出現。お見送りしてくれたようです。
そして本ツアーでよく出てくれたシロハラミズナギドリです。チャーター船ほど近くにはなりませんが、時に割と近くを飛んでくれます。
空模様は晴れたり曇ったり、海面キラキラをバックにするのも気に入っています。オナガミズナギドリがハマってくれました。
曇ってくるとこんな感じのシロハラミズナギドリです。
そう言えば今回、意外に船について来るカツオドリが少なかったです。
午後5時を回って少し陰ってきた中でクロアジサシが2羽で飛翔。
シロハラミズナギドリが本当によく出てくれます。ついつい撮ってしまいます。やっぱり下面の模様が綺麗!
近くを飛んでくれたクロアジサシです。
午後6時になって段々暗くなってきました。まだ何とか写りましたが、そろそろ今日は上がりです。

6月14日青ヶ島沖辺り〜伊豆諸島〜竹芝:翌14日も日の出前にスタンバイですが、雲が厚く日の出は望めませんでした。午前6時半ごろ「クロウミツバメ!」の声にカメラを向けると遠かったですが、何と航路上でもクロウミツバメが写せました。フラッシュがちゃんと見えて嬉しいですね。
時に晴れ間が出て、朝日を浴びたシロハラミズナギドリが青い海をバックに浮かび上がります。
そして7時15分ごろ八丈島近海で「ミナミオナガ!」という驚きの中村さんの声!慌ててカメラを向けると、写せました!遠いですが、何とかミナミオナガミズナギドリと分かります。本種に会いに行こうというツアーが組まれる程の人気のミズナギドリ。ここで初めて出会えて嬉しい限りです。
時刻は8時半を過ぎて三宅島が近くになってきましたが、相変わらずシロハラミズナギドリが飛んでくれます。しかも割と近くです。
オナガミズナギドリはすっかりオオミズナギドリに変わっています。
シロハラミズナギドリの背中側ですが、ちょっと単調ですね。
やっぱりお腹側がいいですね。
9時10分頃またまたクロウミツバメ!遠いですが、出てくれました。
他にライファーのオーストンウミツバメも出てくれて証拠写真は写せたのですが、クッキリした写真はお預けです。アホウドリ類はやっぱりクロアシアホウドリのみ。
お昼頃に東京湾に入り、オオミズナギドリ、ウミネコ等しか出なくなり、デッキでの観察は終了。5種の新規確認種を得て満足なツアーとなりました。頑張って探していただいたガイドの中村さん有り難う御座います。ツアーの皆様にもお世話になり有り難う御座います。航路では何が出るか分からないので、思い込みを捨てて、忍耐強く探さなければならないと感じた次第です。

次回は、所用で戻った岡山のブッポウソウをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
ご参考までに昨年8月に出掛けた小笠原ツアーはこちら

小笠原紀行2021年6月 その3 父島沖/父島 クロウミツバメ セグロアジサシ アカガシラカラスバト シロハラミズナギドリ オナガミズナギドリ アナドリ等

2021-08-12 | 小笠原、三宅島、航路

クロウミツバメ 6月12日父島沖

6月12日父島沖/父島:2回目のチャーター船クルーズの今日、風は弱くなっており、出航は問題なさそうですが、クロウミツバメのポイントに行けるかどうかは実際の海況を見ての判断となります。漕ぎ出してみると沖の方はまだまだ波が高いので、まず島近くでのクルーズ後、早めの昼食を静かな入江で取って、沖のポイントに向かうこととなりました。まずは島周りでクロアジサシがよく出るところを回ってみましたが、今日はなぜか出ません。オナガミズナギドリが浮かんでいました。
早めの昼食を取り、沖のポイントに向かいます。風は昨日より弱くなっているとはいえ、沖の方のウネリは大きく、船が大きく揺れます。それでも凄腕の船長さんの操船で何とかポイントには行けそうです。アナドリが近くをかすめて行きます。

オナガミズナギドリも近くにピンクの足を見せて着水しました。
近くを飛んでくれるのはいいのですが、飛行速度が見かけ上、早くなって撮るのは結構大変です。それでも何とか撮れるとやっぱりいいですね。
そして遂に待望のクロウミツバメが登場!ガイドの中村さんの声が弾んで響きます。やったー!という感じで、初列風切付け根の白いフラッシュが肉眼でも鮮やかに見えたのには感激しました。嬉しいライファーです。ウミツバメはヒラヒラ飛ぶと言いますが、大型のクロウミツバメは決してそんな事はありません。近くを飛ぶ時は疾いです。写真に収めるのは結構大変ですが、何とか何枚か撮ることができました。
シロハラミズナギドリも出現。
近くをかすめて飛んでくれましたが、疾くて大変。
そんな時、上空に白いお腹のアジサシが飛んで来ました。セグロアジサシです!こちらもライファー、嬉しいことです。肉眼で違うと分かったので双眼鏡で確認せず、素早くカメラを向けたおかげで写真に残すことが出来ました。
アナドリもよく出てくれるのですが、そう言えばクロウミツバメによく似ていますね。
無事狙いのクロウミツバメに会え、満足して引き上げましたが、船が上下に揺れること揺れること、座っていたらお尻の皮が少しむけてしまいました。それでも今回も誰も船酔いせず、よかったです。夕食時乾杯したいところですが、仕方がないので、食前酒として自販機の前で乾杯でした。
6月13日父島:小笠原丸は午後3時に出航なので、それまでは自由行動です。赤ポッポと亜種ハシナガウグイスを求めて、同部屋だったSさんと大神山展望台周辺を探索しました。求めて行くと中々出てくれないもの、ハシナガウグイスも出てくれますが、満足な写真は撮れずでした。イソヒヨドリは簡単に被写体になってくれます。4羽ほどで佇んでいました。若鳥でしょうか。
展望台からの湾内の眺めです。小笠原丸が見えています。
こうしてボーッと眺めていると1羽の赤ポッポが港の方に飛んで行きました。ひょっとしてと思って2人で、急ぎ港前の実がたわわに実ったガジュマルの大木を目指しました。すると居ました居ました!3羽も居ました。無心に赤いガジュマルの実を啄んでいました。しかし、葉陰だったり、逆光だったりとシャッターチャンスが中々ありませんでした。これはバランスを失ってよろめくちょっとドジな赤ポッポ。
場所を変えて葉陰から出てくる時を狙います。
光の条件の良いのはこれぐらいでした。頭部から首筋の金属光沢が何とか写りました。
羽の色が今ひとつですが、イソヒヨドリはそこら中に。
こちらが父島のメインストリートです。街路樹のデイゴの花が綺麗です。
ということで、出航時間が近づき、名残惜しいですが、小笠原丸に乗り込みました。

次回は、帰りの小笠原航路の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

小笠原紀行2021年6月 その2 父島/父島沖 アカガシラカラスバト クロアジサシ カツオドリ オナガミズナギドリ イソヒヨドリ等

2021-08-08 | 小笠原、三宅島、航路
亜種アカガシラカラスバト 6月10日父島

6月10日父島:父島に上陸後、宿に荷を下ろし、島内の探鳥に出発しますが、宿の周りに亜種オガサワラノスリが数羽舞っていました。先ず港の公園から巡りますが、街路樹のデイゴの花が綺麗でした。

大神山神社展望台に登りますが、なるべく傾斜の緩い道を選んでもらいました。途中イソヒヨドリがあちらこちらにいましたが、この時期♂の青色が今一つですね。この子は若鳥のようなので、色は今ひとつなのでしょう。
展望台で涼しい風に当たり一休みして道を下って行くと遂に亜種アカガシラカラスバトが出てくれました。こちらに驚いたのか飛び上がりましたが、手すりの上で寛いでいる様子。初めて写真をたっぷり撮らせてもらいました。
他には亜種ハシナガウグイスが下手なホーホケッを聞かせてくれましたが、中々被写体にはなってくれません。しかし、アカガシラカラスバト、通称アカポッポがしっかり撮れたので満足な島内散策でした。暑い小笠原で冷たいビールを飲めるかと思いきや宿の食事時に酒類は提供できないとの事。えーっ、それはないでしょうと思いましたが仕方ありません。PCR検査で全員陰性なのに‥‥。どうも日本の対応は実体に基づかずチグハグで、一律に求めてくるので困ったもんです。食後に外に出るとオガサワラオオコウモリが何羽も飛んでいました。大きい!
6月11日父島沖、南島:さていよいよチャーター船での海鳥観察ですが、当日は風が強く出航が危ぶまれるほどでした。船長さんが迎えに来てくれて出航は出来るようですが、沖に出れるかどうかは、実際に波を見てみないと何とも言えないとの事。そんな中出航しましたが、沖の方は結構な白波。やはりポイントの沖までは行けないとの事で、先ずは南島に向かいました。ここでは、カツオドリ、オナガミズナギドリ、アナドリが繁殖しているそうですが、昼間見えるのはカツオドリのみ。まだ、白いむくむくの雛はまだでしたが、カツオドリが飛び交っています。
ボニンブルーと言われる小笠原の群青色をお腹に映して飛ぶカツオドリは”アオハラカツオドリ”と呼んでいいのではないかと思われました。
さて、波の穏やかな入江で昼食を取り、比較的波の穏やかな方の沖に出ていただけることになり、凄腕の船長さんに感謝です。しかし、沖に出るに従い、船は大揺れ、塩水を被りながら進んでいくとオナガミズナギドリが時に小さな鳥山を作っていたりします。航路と違って近い!です。しかし船が上下に揺れるので、カメラに捉えるのが大変です。
そして揺れに揺れながら更に沖に出るとクロアジサシの鳥山に遭遇。盛んにクチバシを海面に差し込んで採餌しています。距離は近い!
何か咥えていますが、小魚ではない様子、何でしょうね。
そして、白い比較的大きなミズナギドリが突然、船を横切って行きました。ガイドの中村さんが、「クビワオオシロハラミズナギドリ !」と驚いた声。ええっ!と驚く中カメラを向ける間も無く飛び去って行きました。運の良い何人かの方がカメラに納められたのみでした。見せていただくと特徴のクビワがちゃんと写っていました。サプライズのミズナギドリ、うらやましいことです。大揺れに揺れながら帰還し、無事海鳥観察は終わりましたが、1人の船酔いもなし、船長さんが驚いていました。

次回は翌日の2回目のチャーター船クルーズ、まだうねりは大きいものの何とかクロウミツバメのポイントに辿り着け、クロウミツバメ、セグロアジサシ等に遭遇できた様子をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

小笠原紀行2021年6月 その1 小笠原航路 シロハラミズナギドリ アカアシカツオドリ カツオドリ クロアジサシ オナガミズナギドリ アナドリ等

2021-08-04 | 小笠原、三宅島、航路
シロハラミズナギドリ 6月10日小笠原航路

6月9日竹芝桟橋〜6月10日聟島列島近海〜小笠原父島:憧れのクロウミツバメに会いたくて、ワイバードの小笠原ツアーに参加して来ました。本ツアーには小型のチャーター船での海鳥観察があり、航路上では味わえない近距離での珍しい海鳥との出会いが期待できます。昨年8月に参加した父島母島ツアーで感激し、すっかりハマってしまいました。本ツアーでは、母島行きはありませんが、チャーター船での出航が2回もあり、期待しました。また、乗船前にPCR検査があり(当然陰性)ワクチン接種も終えているので安心安全です。その結果チャーター船で、ライファーである狙いのクロウミツバメに加えて、クビワオオシロハラミズナギドリ、セグロアジサシ、航路上でミナミオナガミズナギドリ、オーストンウミツバメにも出会えました。ライファー5種という大成果でした。
6月10日聟島列島の北沖〜父島:6月9日11時に竹芝桟橋を出港し、東京湾を抜けて伊豆諸島の八丈島を過ぎた辺りで日も暮れ観察は終了しますが、ウミネコ、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ等が出たくらいでこの季節の期待通り。翌10日日の出前に起き出し、ガイドの中村さん&ツアーの皆さんと観察開始。雲が厚く、日の出は望めませんでしたが、4時49分頃、中村さんの「シロハラ!」の声に双眼鏡を向けるとシロハラミズナギドリが近い!昨年出会っているものの証拠写真でしかなかったので、近くで見ると美しい!くっきりとした白黒の模様が綺麗です。いきなり嬉しい出会いでした。この時期なのかシロハラミズナギドリはよく出てくれて堪能しました。
続いてだいぶ明るくなった5時15分ごろアカアシカツオドリの成鳥白色型が出てくれました。昨年会っているものの褐色型でしたので、白色型は嬉しい初見です。
暫く並走したものの見えなくなりましたが、その10分後再び登場。見えない位置で並走していたのでしょうか。今度は名前の由来のアカアシ(赤足)がちゃんと見えます。
細く白い軌跡を描いてくれました💦。
この海域ではオオミズナギドリからオナガミズナギドリに交代しています。


船に驚いてトビウオが飛び出すので、狙っているのですが、中々写せません。長距離飛翔してくれる事があり何とか間に合いました。このトビウオの胸びれは青いですね。ヒレの色は透明だけでなく何種類かあるそうです。
このトビウオを狙って何羽ものカツオドリが船を追走します。
目元が青いのは♂です。
追走していたのか新しいアカアシカツオドリなのかわかりませんが、右がアカアシカツオドリ、左がカツオドリです。
父島が近づいて来て、クロアジサシも姿を見せてくれました。
今度はアカアシカツオドリの成鳥褐色型が登場。
カツオドリと並走。
アホウドリ類としてはクロアシアホウドリが時々出現します。
アナドリはよく出てくれるのですが、遠い、早い、で中々良い被写体になりません。何とか写せた2枚です。

こうして予定通り午前11時には小笠原父島二見港に着岸しました。

次回は着岸後の父島島内での亜種アカガシラカラスバト、翌6月11日のチャーター船での様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。