ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

インド アンダマン島紀行 第3日目午前 その3/クロエリヒタキ キバラタイヨウチョウ コウラウン ノビタキ

2025-03-04 | インド アンダマン島
至近距離にやって来たクロエリヒタキ♂ 2024年11月30日 アンダマン島

11月30日午前(続き)チディヤタブ地区を引き続き散策。スミレテリカッコウのポイントに案内されるも全く気配なし。その代わりキバラタイヨウチョウ(Ornate Sunbird)が現れました。逆光空抜けで色が綺麗に出ませんでしたが。
コウラウン(Red-whiskered Bulbul)も出現、というより、何処にでも居る感じですが、今回は花絡み。ヒヨドリ類らしく蜜を吸っていました。
再び森に戻る事になり、道中の草原に居たのは、遠かったですが、ノビタキ(Amur Stonechat)でした。こんな所で頑張って冬を越しているのだなと、日本の夏鳥を見ると思ってしまいます。
森に戻って歩いていると、突然目の前に小鳥が出現。クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)♂でした。至近距離だったせいか鮮やかな青色がよく出てくれました。それにしても分布の広い小鳥です。過去、ボルネオ 、タイ、台湾の鳥見旅の何処でも出現しています。
口の中が見えました。何と蛍光色の黄緑色!サンコウチョウと同じです。カササギヒタキ科の鳥たちはみんなそうなのかな?
枝を移って、後ろが抜けて、良い感じです。
今回が一番綺麗に撮れたかな。

次回もこの続きで、17種目の固有種アンダマンヒヨドリなどが登場します。ご覧いただき有り難うございます。

インド アンダマン島紀行 第3日目午前 その2/チャガシラハチクイ コウライウグイス アンダマンオウチュウ オオオニサンショウクイ コウハシショウビン等

2025-03-01 | インド アンダマン島
獲物を狙うコウハシショウビン 2024年11月30日 アンダマン島

11月30日午前(続き)、少し移動して、車の走っていない細い脇道の明るい森に移動。車の中から撮れたので、電線ですが、随分と近かったチャガシラハチクイ(Chestnut-headed Bee-Eater)。
車を降りて歩いて行くと、果実がなっている木には鳥が集まっている様。ここアンダマン島にもコウライウグイス(Black-naped Oriole)が居ました。しかし、木の中をチョロチョロ動き回るので、中々スッキリしたアングルで撮れません。
一方、アンダマンオウチュウ(Andaman Drongo)は、静かに止まってくれます。
コウラウン(Red-whiskered Bulbul)は数も多いし、警戒心が薄いのか、近くでちゃんと撮らせてくれます。
そろそろ午前8時ごろになり、初日の夕刻に休んだ海岸のお茶屋で朝食。
お茶屋の周りにはコウラウン。
朝食後、近くのポートブレア ビオロジカルパークの入り口付近で散策。するとオオオニサンショウクイ(Large Cuckooshrike)が出てくれました。二度目の出演かな。
ちょっと空抜けでしたが、飛び出しに間に合いました。
さらに枝の隙間にコウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)が見えます。獲物を狙っているのでしょうか、下方をジッと見つめています。比較的近くで撮れました。紅色の嘴を見ると、和名のコウハシは紅嘴だとよくわかります。
ここアンダマン島ではショウビン類が多いのか、よく被写体になってくれてありがたいです。

次回はこの続きで、引き続きチディヤタブ地区の森で探鳥を続けます。ご覧いただき有り難うございます。

インド アンダマン島紀行 第3日目午前 その1/アンダマンアオバト アンダマンカンムリワシ アオショウビン ブッポウソウ等

2025-02-26 | インド アンダマン島
森の中にいたアンダマンカンムリワシ 2024年11月30日 アンダマン島

11月30日早朝、3日目もお弁当を抱えて、午前6時に出動。固有種を14種まで制覇し、残りは森にいる可能性の高いものばかり、そこで、森を中心に探索を続けます。チディヤタブ地区の森を再訪しますが、道中のシベリアムクドリ(Daurian Starling)がいたポイントにはやはりシベムクの数羽の群れ。車を止めてくれたので、狙いますが、ちょっと近すぎました。すぐに飛ばれてしまいましたが、何とか後ろ姿の1枚をアップで。
そばにはコウラウン(Red-whiskered bulbul)。こちらは逃げないで、撮らせてくれます。
森に入ると車を降りて、2車線の車道脇を歩きますが、あたりは鬱蒼とした森。
高い枯れた木にはオナガダルマインコ(Long-tailed Parakeet)。
そして、15種目のアンダマンアオバト(Andaman Green-Pigeon)が高い樹上に集団で、果実を食していました。固有種ですが、あまり特徴のないアオバトでした。
気がつくとアオショウビン(White-throated Kingfisher)。電線の上ですが、近くで撮らせてくれます。
先行していた別グループが狙っている先には、16種目の固有種アンダマンカンムリワシ(Andaman Serpent-Eagle)。結構近くで、撮っていたので、あまり人を気にしてない様子。近づきながら撮り始め、段々と大きく撮れる様に。
ちょうど木漏れ日が当たって、スポットライトの様で、浮かび上がります。
すると、いきなり飛び降り。真下に落下する様に降下。
戻って来たその口には何か捉えた様です。
どうも芋虫か何かではないかと思いますが、ちっちゃな獲物でした。
すぐに飲み込んで、しばらくたたずんでいました。
しっかり撮れたので、さらに歩いてゆくと、逆光下にブッポウソウ(Dollarbird)。
さらにアオショウビン。今度は枝に止まっています。しかも後ろがわりとスッキリ。全身もよく見えて、良い感じで撮れました。
本当にここのアオショウビンは良いモデルさんになってくれます。とっても良い子です。

次回はこの続きで、森を散策して行きます。ご覧いただき有り難うございます。

*コスタリカに遠征中

インド アンダマン島紀行 第2日目夜 /アンダマンコノハズク コノハズク アンダマンメンフクロウ

2025-02-20 | インド アンダマン島
アンダマン島固有種のアンダマンコノハズク 2024年11月29日 アンダマン島

第2日目の夜、チャイを飲んでいると、あたりがすっかり暗くなって、コノハズク のポイントに移動。脇道ではなく2車線の道路脇で、車は時々通過しますが、車道からは少し離れて待ちました。するとすぐに声がしたかと思うとアンダマン島固有種のアンダマンコノハズク(Andaman Scops-Owl)が登場。以前はコノハズクの亜種かと思われていた様ですが、声も姿も全然違うと言うことで、別種となった様です。コノハズクの赤色型の様にも見えますが、お腹の模様など随分と違いますね。
枝上でゆっくりとしていましたが、何処かに飛んで行きました。続いて、同じポイントで待っているとコノハズク(Oriental Scops-Owl)。日本のコノハズクと同種ですが、確かに鳴き声はブッ、ポッ、ソーと3音。しかし、微妙に違う。1音と2音が日本のコノハズクより短い様に感じました。将来的に独立種になる可能性はある様ですが。
よく見ると緑のバッタ?を捕まえています。
やはりこちらを警戒しているのか、食せずに何処かに飛んで行ってしまいました。しかし、アッサリと目的のコノハズク2種が出てくれて、余裕で次のポイントに移動となりました。今度は街の中に戻って、脇道に入っていきましたが、周りは人家ばかり。すると家の軒先を電灯で照らして、そこにいる、との事。人が住んでる家なので、長くは照らせないので、素早く見て、と言われましたが、中々、何処にいるのか分からない。やっと壁のくぼみにいるのが見つかりました。結構距離があるので、明かりが充分届かず、暗かったからでしょう。見ると確かにアンダマンメンフクロウ(Andaman Masked-Owl)でした。何でこんな街中?と思いましたが、餌となるネズミがきっと多いんでしょうね。
もう1羽いるとのことで、見ると更に奥の方に居ました。こちらはまだ寝ている様でした。
ちょっとだけと言いつつ、もう一度最初の方の個体を照らしてくれました。
と言うことで、狙いの3種をアッサリとゲット出来て、午後7時前にはホテルに帰還して、2日目も余裕の夕食となりました。それにしても何でこんな街中にいることをガイドさんは知っているんでしょうね。もう少し自然の中のポイントは無いのかと思いましたが、アッサリと「ない」とのこと。

次回はまた地元に戻って、県南や自宅近くの様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。
*コスタリカに遠征中

インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その4/アンダマンコガモ アオショウビン等

2025-02-14 | インド アンダマン島
アンダマンコガモの群れ 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日夕刻(続き)、日没間近で、次第に光が薄くなって来ました。島の固有種アンダマンコガモ(Andaman Teal)の群れに更に近づいていきます。途中の右手にはアオショウビン(White-throated Kingfisher)。ここでも近くで姿を見せてくれます。チャンチャンコを着たかの様な背中の青色が綺麗です。
アンダマンコガモは個体差が随分とある様で、目の周りの白色の大きさが違います。♂♀の違いは正直言ってよく分かりません。水中に首を突っ込んでいるので、水草を採餌しているのでしょう。
目の前を横切ったのは、日本と同じ種のササゴイ(Striated Heron)でした。シャッタースピードが上がらず、ブレブレ。
遠くにはサギやシギがいます。
サギは何かと言うと、チュウサギ(Intermediate Egret)でした。
更に近づいて、この辺りが一番近い所です。
近くに降り立ったのは、チュウシャクシギ(Whimbrel)でした。
奥の方にはアカアシシギ(Common Redshank)が3羽ほど見えます。
チュウシャクシギが群れで降り立って来ました。水浴びしたりして、ここを寝ぐらにするのでしょうね。
アンダマンコガモも羽繕い。
次第に暗くなって来たので、ここは引き上げて、夕方恒例のチャイでしばし休憩。暗くなるのを待って、近くの森に移動して、夜探鳥を開始します。今夜はアンダマンコノハズク、コノハズクとアンダマンメンフクロウの予定です。

次回は地元に戻って、県南の干拓地でのタゲリやチョウゲンボウをアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。


インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その3/コウハシショウビン ルリオハチクイ アンダマンコガモ オジロビタキ

2025-02-11 | インド アンダマン島
ゆっくりしてくれたコウハシショウビン 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日午後(続き)枝にじっと止まっていたコウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)に動きがありました。
身構えて飛び出し。残念ながら飛び出しの瞬間は捉えられずでした。
移った先にはルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-Eater)。大きさがよくわかります。
ルリオハチクイにも動きが。
飛び出しですが、シャッタースピードは高くしてなくて、ブレブレですが。
コウハシショウビンは移動先でも泰然自若。
ルリオハチクイの集団は相変わらずでした。
コウハシショウビンがまた移動。今度の場所にはルリオハチクイとベニバト(Red-collared Dove)が居て、3種の競演でした。
と言うことで土手沿いに移動していると土手脇の植え込みに小鳥がチョロチョロ。ムジセッカの様でしたが、すぐに居なくなりました。でももう1羽チョロチョロしている。辛うじて撮れた1枚はオジロビタキ(Taiga Flycatcher)でした。確かに上尾筒は何とかまっ黒く見えます。ガイドさんによるとここアンダマン島にはニシオジロビタキは飛来しないそう。
ちょっと移動して、ついたとことは池の様にも見えますが、海が入り込んだ入江の様な所に案内されました。そこにはアンダマンコガモ(Andaman Teal)が群れていました。数えた方によると64羽だったそうです。しかし、以前はもっと多かったとのことで、絶滅が危惧されています。
夕暮れ時で、ねぐらにしているのかもしれません。

次回は更に近づいていきます。ご覧いただき有り難うございます。
*フィリピン パラワン島に遠征中

インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その2/アオショウビン コウハシショウビン ルリオハチクイ ツメナガセキレイ

2025-02-08 | インド アンダマン島
マングローブに止まったアオショウビン 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日午後(続き)、シロハラウミワシが通過した上空から地面を見るとツメナガセキレイ(Eastern Yellow Wagtail)冬羽でした。こちらで越冬している様です。
入江の様な湿地に生えたマングローブにはアオショウビン(White-throated Kingfisher)。ふと気がつくとそこに居る感じです。枝被りなく全身が見えるので、少し近づいて見ましたが逃げる様子はありません。森でも湿地でも何処でもよく出てくれます。
枝先で写真的にはいい感じかなと。
マングローブ全体が入る様に縦位置で撮ってみました。トリミングなしで、ちょっと雰囲気あるかな?
アオショウビンはちょっと移動して、別のマングローブに。今度は木の中ほどですが、枝被りなく全身が見えます。
枯れ枝の上にルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-Eater)。
歩いていると別の枯れ木にも1羽止まっています。
土手沿いに歩いて行くとヒタキらしき鳥影が。見るとコサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)でした。こちらでも越冬しているのでしょうが、東南アジアには多い様ですね。それにしてもどこで見ても目が大きくてかわいい。
ルリオハチクイの数が増えていました。枝上でまったりしている感じで、そろそろ寝ぐら入りの時刻なのでしょうか。
すると1羽の割と大きなショウビンが飛んできました。コウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)です。羽の青味がくすんでいるのはここの亜種の特徴でしょうか。
相変わらずルリオハチクは群れでまったりしています。

次回もこの続きと少し場所を移動して、アンダマンコガモのポイントへ行きました。
ご覧いただき有り難うございます。
*フィリピン パラワン島に遠征中

インド アンダマン島紀行 第2日目午後 その1/シロハラウミワシ ベニバト インドハッカ アカアシシギ等

2025-02-05 | インド アンダマン島
上空をかすめたシロハラウミワシ 2024年11月29日 インド アンダマン島

29日午後、ホテルに戻って、昼食を取り、暫し休息後、午後2時ごろ出発。湾の西側の湿地を目指して、先ずはポートブレアの街を抜けて、どぶ川の水溜りになった様なところで、シギチを見ると言う。確かにシギチは点々といるが、それにしてもゴミの多い事。ゴミを避けて鳥だけの画面にするのは無理だったので、お見苦しいけど、ご了承ください。さて、シギチですが、よく目についたのは冬羽のアカアシシギ(Common Redshank)でした。日本ではどちらかと言うと数の少ない方だと思うので、ちょっと嬉しい。
タシギ(Common Snipe)もいました。珍しい方のジシギを期待しましたが水のある所はやっぱりタシギですね。と言うのも2台の車で移動しているのですが、私が乗車しなかった方の車が来るのが遅いなと思っていると、運転手さんが道路脇の草むらで、ハリオシギを見つけて写真を撮っていたと言うので、写真を見せてもらうと細い針状の尾羽も写っていて間違いなくハリオ。ライファーなので、羨ましい〜。残念ながらその後ハリオは出ませんでした。
こちらはタカブシギ(Wood Sandpiper)。
サルハマシギ(Curlew Sandpiper)、こちらは日本では数が少ない方ですね。
冬羽のコチドリ(Little Ringed Plover)。
シギチは馴染みのある種類ばかりですが、なんか懐かしい。こんなとこで越冬してるだね、と声をかけたくなります。しかし、何でこんな汚いところにいるの?と人間的には思ってしまいますが、おそらくゴミと一緒に栄養分も集まって、虫も発生して、餌が多いんでしょうね。多分(知らんけど)。ゴミのある所というとやはりカラス。イエガラス(House Crow)とハシブトガラス(Jungle Crow)がいました。
シギチは日本で見られるのと種類が同じで、とにかくゴミが鬱陶しいので、早々に切り上げてもらい、チョールダリの湿地に移動。乾いた地面の上にはベニバト(Red Collared-Dove)が何羽も餌探しの様。
そろそろ寝ぐら入りが近くなったのか、インドハッカ(Common Myna)が群れていました。
すると、上空にシロハラウミワシ(White-bellied Sea-Eagle)出現。そんなに高くなかったので、迫力ありました。
頭の上を掠める様に飛んでいった気がしました。

続いて水辺に行くとマングローブが生えていて、アオショウビン、コウハシショウビン 、ルリオハチクイなどが出ましたが、それは次回に。ご覧いただき有り難うございます。

インド アンダマン島紀行 第2日目午前 その6/アンダマンオオクイナ アンダマンハナドリ ルリコノハドリ アカショウビン

2025-01-27 | インド アンダマン島
再登場のアンダマンオオクイナ 2024年11月29日 インド アンダマン島

(続き)アンダマンオオクイナ(Andaman Crake)の再登場は道の横断ではなく、採餌の様でしたので、じっくり観察できました。クイナらしく胸の横縞が綺麗です。背中の赤茶色も他のクイナより明るいですね。
すると遠くにもう1羽出て来ました。追っ払われた個体が出て来たのか、新しい個体なのかは分かりませんが。
新たに出て来た方は道をゆっくりと横断。
手前の採餌をしていた方もゆっくりと道を横断して行きます。写真をアップしながら良く見るとこの個体は胸の横縞が羽に隠れて鮮明に見えません。これは一番最初に出た個体も同じ様に縞々がはっきり見えなかったのを思い出しました。何個体か出て来たので、あっちやこっちを撮って、どれがどれか分からなくなってしまったのかな?
とにかく少なくとも3個体は観察した様です。
このクイナの横断ポイントを後にして付近を散策しているとルリコノハドリ(Asian Fairy-bluebird)が明るい所に出てくれました。ルリ色と言っても鮮明な瑠璃色ではないので、♀でしょう。
同じ木にアンダマンハナドリ(Andaman Flowerpecker)。12種目の固有種で、アンダマン島にハナドリはこれ1種しかいない様です。それが地味な種類で、ちょっと残念。木の実の果肉をむしり取る様にして食していました。
珍しくアンダマンムクドリ(White-headed Starling)が背中側から撮れました。白抜けで露出不足ですが、背中側からはこれしか無いので、載せました。
ショールベイのこのポイントではアンダマンオオクイナだけでなく、色々出てくれて大満足でした。時間もお昼近くになって来たので、港に向かって車を走らせましたが、途中のマングローブ林でアカショウビンを探索。目の良い運転手さんがちゃんと見つけてくれました。留鳥で固有亜種との事。色がどちらかと言うとリュウキュウアカショウビンに近いかな?静かに枝にたたずんでいました。
アカショウビンの個体数は多く無いようで、会えたのはこの1回きりでした。

港に着きましたが、フェリー待ちの車がずらっと並んでいるので、湾を大きく回り込んで陸路でホテルに帰着、2日目午前の部の終了です。
次回は地元に戻って、積み残している11月のオシドリをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難うございます。

インド アンダマン島紀行 第2日目午前 その5/アンダマンオオクイナ アンダマンオウチュウ

2025-01-24 | インド アンダマン島
目の前を横断したアンダマンオオクイナ 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日午前(続き)朝食を終えて、道端で待っているとアンダマンオウチュウ(Andaman Drongo)がよく出てくれます。好奇心が強くて我々に興味があるのかな?
するとガイドさんが「近くに来ているので、動かないで」との事。クイナっぽい声と我々にはわかりませんでしたが、ヤブをかき分けている音が近づいているとの事。まもなく待望のアンダマンオオクイナ(Andaman Crake)が道に出て来ました。おおっ!と声を出しそうになりましたが、堪えて、そっとカメラを向けます。24年1月の同じツアーでは目の前を横切っただけだったそうですが、今回のは歩いて横断してくれました。木陰で暗かったので、ISO感度をもっと上げておけば良かったのですが、何とか顔がブレずに写ったのが数枚ありました。
クイナですから明るいところに長時間出てくる事はあり得ませんが、しっかり見ることが出来て、最難関と思われた11種目の固有種を無事クリアー。
さて、相変わらずアンダマンオウチュウは出ずっぱり。この角度だと幅広い尾羽がよくわかります。
電線に止まった時が、一番綺麗に写りますが、写真的には人工物が、ちょっとね。
葉っぱの中だと綺麗に写りません。せっかく出てくれたルリコノハドリ(Asian Fairy-bluebird)も名前の瑠璃色がさっぱり出ません。
さて、アンダマンオオクイナはこれで終わりかと思っていると、ガイドさんが近くにまだいるとの事で、最初の出現から10数分後に、再登場してくれました。今回のはちょっと遠かったですが、道の横断ではなく、餌探しの様で、ゆっくりとこちらに歩んで来ます。
すると、何ともう1羽出て来て、最初の個体を追っ払ってしまいました。ブレブレですがその様子を。
追っ払った方は悠々とこちらに向かって歩いて来ます。尾羽がすっくと立ってますね。
最難関が2回も出てくれるという幸運に恵まれました。

最難関が2日目にしっかりゲット出来て、あとは楽勝と思いきや、そうは問屋が卸さないというのが世の常、なかなか手強いのが控えていました。
次回はこの続きで、アンダマンオオクイナと新たな固有種のアンダマンハナドリなどをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

インド アンダマン島紀行 第2日目午前 その4/クロカッコウハヤブサ アンダマンオウチュウ アンダマンムクドリ アオショウビン

2025-01-21 | インド アンダマン島
冠羽がお洒落なクロカッコウハヤブサ 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日午前(続き)、午前8時ごろ、ショールベイの森の中、アンダマンオオクイナの出現を待ちながら持参したお弁当で朝食。道端で特に椅子もなく、立ったまま、なかなかワイルドです。
鳥達は次々に出現、ここでもアンダマンムクドリ(White-headed Starling)。ちょっと距離はありましたが、前回よりは近い。
アオショウビン(White-throated Kingfisher)も再登場、今度は電線。止まりやすいのか見晴らしもいいのか、よく電線に止まっています。
近づいてもあまり気にする様子はありません。
そして、固有種のアンダマンオウチュウ(Andaman Drongo)、登場は10番目でしたが、以後、目にしたのは一番多かった様な。オウチュウによく似ていますが、嘴が太く尾羽も太くより広がっています。
突然、中型の猛禽が目の前の枝に飛んで来ました。見ると黒と白の模様とスッと伸びた冠羽がお洒落なクロカッコウハヤブサ(Black Baza)でした。和名にハヤブサがついていますがタカ目、鷹班がないし、虹彩も黒いので、ハヤブサと付けたんでしょうか。今は独立した目ですが、以前はハヤブサもタカ目でしたからね。
猛禽にしては、警戒心が薄いのでしょう。割と近いのですが、意外と平気。
背後にアンダマンオウチュウがいます。警戒はしているのでしょうが、逃げる様子がありません。仲間とモビングしようかどうしようかと悩んでいるのかな?当のクロカッコウハヤブサはちょっと場所を変えました。
ここにちょっといましたが、やがて森の奥に。間近でお洒落な猛禽を見て、感激です。
アンダマンムクドリも巡回しているのか、群れで実のなる木にまたやって来ました。
少し大きく撮れましたが、お腹からばかり。カザリオウチュウ(Greater Raket-tailed Drongo)も再登場。飾り尾羽はよく見えますが、尾羽の前に枝が‥‥中々スッキリ撮れません。
アンダマンオウチュウは見やすいところに出てくれるのですけどね。ただし、電線ですが。まあ、ここの電線は苔むして、人工物ぽくないので、悪くはないですね。

次回もこの続きで、アンダマンオオクイナを待っていると、遂に‥‥
ご覧いただきありがとうございます。

インド アンダマン島紀行 第2日目午前 その3/アンダマンキタタキ アンダマンオオサンショウクイ アオショウビン ヒマラヤツツドリ等

2025-01-18 | インド アンダマン島
アンダマンキタタキ♂ 2024年11月29日 インド アンダマン島

11月29日午前、ショールベイの本日の目的地の森に到着、道路脇の空き地に車を止めて脇道に入ります。ゴミの処分場とか開墾地などがあり、お世辞にも景色の良い所ではありませんが、鳥は豊富。
先ずは枝被りでしたが、2本の飾り尾羽が素敵なカザリオウチュウ(Greater Raket-tailed Drongo)。
やっぱり遠い高い、でしたが、二度目の登場のムナホシアカゲラ(Freckle-breasted Woodpecker)
もっと大きなキツツキが出現、固有種8種目のアンダマンキタタキ(Andaman Woodpecker)の♂でした。キタタキというより、どう見てもクマゲラですね。クマゲラより少し小さく、赤い冠羽がフサフサしてます。何とも言えない愛嬌のある目が可愛い!
キツツキらしいポーズで、全身を見せてくれてありがとう!
枝に静かに止まっていたのは、ヒマラヤツツドリ(Himalayan Cuckoo)。ガイドさんに撮った写真を見てもらうと最初はセグロカッコウかな?でしたが、ヒマラヤツツドリである、との事で、島で越冬している様です。しかし、杜鵑類、特にカッコウ類はみんなよく似ていますね。
ふと見るとアオショウビン(White-throated Kingfisher)。島の固有亜種だそうですが、ここでは普通種の様で、車で走っていると道端の電線や木によく止まっています。ほとんど無視しして車を走らせていましたが、理由がよくわかりました。どこにでもいる感じで、ふと見ると居る感じでしたが、やっぱり写真映えするので、撮りまくります。
正面からだと英名のWhite-throatedが納得できます。亜種によって、白い部分の広さが違う様で、アンダマン島のは広い。
更に固有種9種目のアンダマンオオサンショウクイ(Andaman Cuckooshrike)。胸から腹部の縞々が特徴的ですね。
それにしても何という事はない森なんですが、本当に次から次へと野鳥が出現して来ます。

次回はこの続きで、本命のアンダマンオオクイナを待っていると新しいのが次々と出て来ます。ご覧いただきありがとうございます。

インド アンダマン島紀行 第2日目午前 その2/カワリクマタカ ハイガシラセイケイ インドアカガシラサギ

2025-01-12 | インド アンダマン島

カワリクマタカ 2024年11月29日 アンダマン島

11月29日午前(続き)ハイガシラセイケイとアンダマンコガモが慌てて飛び立った原因は、猛禽類の出現でした。見ると杭の上にちょっと貴公子のようなカワリクマタカ(Changeable Hawk-Eagle)が止まっていました。白い羽は若鳥との事で、猛禽類によくあるパターンですね。イエガラス(House Crow)がモビングしていますが、これも何処も同じですね。

周囲をキョロキョロ。
虹彩が黒いせいか、猛禽らしくなく、なんか可愛らしい。と言ってもやはり猛禽、ハイガシラセイケイ (Gray-headed Swamphen)は警戒姿勢のまま。
カワリクマタカはしばし杭に止まっていましたが‥‥
飛び出し。体が大きいので、動きがゆっくりで、飛び出しに対応できました。連続写真で、ご覧ください。
足が随分と長い様に見えますね。森では無く開けた草原などで狩りをするのに向いているのかな?
こちらに向かって横切る様にスピードが上がったせいか、フォーカスが外れてしまいました。
手前の藪の影で見えなくなり、どこかに飛んで行きましたが、上空にもう1羽いました。こちらは羽の色から成鳥の様です。カラスにモビングされながら飛んでいってしまいました。
何事もなくなった後、インドアカガシラサギ(Indian Pond-Heron)はゆっくりと飛翔。こちらも何処かへ行ってしまいました。
猛禽も出現して、この小さな湿地を堪能。本日本来の目的地ショールベイのライトミョーに向けてここを後にしました。

次回は地元のMFに戻って、積み残した昨年11月のやって来たばかりの冬鳥をアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

インド アンダマン島紀行 第2日目午前 その1/ハイガシラセイケイ アンダマンコガモ インドアカガシラサギ イエガラス等

2025-01-09 | インド アンダマン島
慌てて逃げ出すハイガシラセイケイ 2024年11月29日 インド アンダマン島

11月29日早朝、アンダマン島2日目は狭い湾を横断して、北側の対岸に渡り、難関と言われるアンダマンオオクイナを探します。ホテルを5時半に出発、6時発のフェリーに乗り込みます。港には可愛らしい潜水艦を模した様な観光船が並んでいました。船底がガラス張りで、海中が眺められるそうです。
港で待っていると対岸から乗り込むフェリーが到着。船から人が溢れ出て来ます。
SAFETY FIRST(安全第一)とありますが、ちょっと不安なボロい船。乗客は多くは無いようで、デッキに出ることが出来ました。
デッキから周りを見ると、ゴミ箱を漁る感じで、インドハッカ(Common Myna)とイエガラス(House Crow)。
白色型のクロサギ(Pacific Reef Heron)も。
イエガラスは初めてなので、カメラに収めましょう。全身真っ黒では無いのですが、行動はやっぱりカラス。
ほんの10分ほどで対岸に到着。海鳥の出現は無かったです。
対岸のポンブーフラットに到着。雑然とした港に待っているのは、オート三輪の可愛いタクシー? オトリクサというそうで、タイのトゥクトゥクと同じで3人乗りだそうです。ここでもやっぱり人で溢れかえっています。
そんな港の喧騒を後にして北上。すぐに小さな湿地が道路脇にありました。降りて見ると、色々な水鳥がいます。何羽も居たのはハイガシラセイケイ(Gray-headed Swamphen)、大型のバンの仲間です。
そして、アンダマン島固有種のアンダマンコガモ(Andaman Teal)も。10羽程でしたが、固有種7種目。
陸上で寛いでいるハイガシラセイケイ。
遠くにオウチュウ(Black Drongo)東南アジアなどに広く分布しているオウチュウですが、ここアンダマン島では珍しく、出会ったのは一度だけでした。
観察しているといきなりハイガシラセイケイたちが慌てて逃げ出し始めました。飛ぶというより走って逃げる感じですが、アンダマンコガモは飛び立ち。
それ程遠くには行きませんでしたが、首を伸ばして、尾羽を立てて警戒しています。
インドアカガシラサギ(Indian Pond-Heron)は飛び立たず、首を伸ばして警戒。
さて、何が起こったのでしょうか?それは次回に。

次回もこの続きで、小さな湿地での様子をアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

インド アンダマン島紀行 第1日目夜/アンダマンアオバズク ムジアオバズク アンダマンヨタカ

2025-01-06 | インド アンダマン島
アンダマンムジアオバズク 2024年11月28日夜 インド アンダマン島

チディヤタブのビーチのお茶屋さんで、沈みゆく夕陽を見ながらチャイを飲んでしばし休憩。ダイビング用の小舟でしょうか、海に浮かんでいます。目の前をコウハシショウビンやダイサギが飛んでいたりしていましたが、すっかり暗くなって、出発。
すぐに脇道に入って運転手さんが、早速アンダマン島の固有種であるアンダマンアオバズク(Andaman Boobook)を発見。うっかりカメラの耐震防止を外していたのを忘れて、やたらとブレておかしいなと気づいた時には飛び去っていました。何とか写りましたが。
同じポイントで、同じくアンダマン島固有種のムジアオバズク(Hume's Boobook)が登場。名前の通り斑紋が無く、正にムジアオバズクでした。
居なくなったすぐ近くに同じ個体かわかりませんが、再び登場してくれました。今度は2羽、ペアなのでしょうね。お腹もご覧の様にムジです。
2羽で周りを見回していますが、すぐにも飛び去る様子はありません。何度も口を大きく開けていましたが、ペリットを出した様には見えませんでした、単なるあくび?また、瞬膜も同時に閉じているのかちょっと変顔。
やがて何処かに飛んで行きました。最初にアンダマンアオバズクがいた木にはムジアオバズクがいました。
ということで、ほとんど待つことも無く2種の固有種ゲット。車に戻って移動しましたが、すぐに脇道に入って下車。少し歩いて行くと目の前の木にヨタカ! 固有種のアンダマンヨタカ(Andaman Nightjar)でした。こんな感じで細い枝先に止まっていましたので、もう活動開始していたのでしょうね。近過ぎてライトのすぐ側だったせいか赤目になってしまったのが、ちょっと残念。
あまりに近かったせいか、短い時間で飛んでいってしまいましたが、写真はしっかり撮れました。
5時過ぎから初めて、1時間もかからず今夜の目的は全て達成。ホテルに戻りシャワーも浴びて余裕で食事。ビールはKingfisherという銘柄があったので、迷わず注文。美味しくいただきました。
初日の半日で、固有種は6種制覇。順調な滑り出しでした。

次回は2日目の早朝からで、狭い湾を横断していきました。ご覧いただきありがとうございます。