ウミスズメ 大洗〜苫小牧航路 下北半島尻屋崎沖
3月27〜29日に大洗〜苫小牧航路にて海鳥ウォッチングをYBツアーで楽しんできました。この時期に乗るのは初めてです。世間ではコロナ禍が拡大しつつありましたが、船上からのウォッチングは三密とは逆の三閑で大丈夫だろうと出かけて来ました。結果として何事も起こりませんでしたが、海鳥も外出を自粛しているのか、期待したエトロフウミスズメ、コウミスズメには全くお目にかかれませんでした。すなわち、外れの今季でした(涙)。それでも往路では強風の中、ウミスズメ、ハシブトウミガラス、クロアシアホウドリ、フルマカモメ、ミツユビカモメ等を写真に収めることができました。他にアホウドリ、コアホウドリ、アビ類が出てくれましたが、写真に収めるには至りませんでした。一方、復路は穏やかな曇り空でしたが、海鳥はサッパリ。最後の方で、アビ類(シロエリオオハムでしょう)がよく出てくれましたが、写真にはならず。おかげで、ブログアップは一回きりで、来季に期待する結果となりました。
3月28日金華山沖〜下北半島沖: 日の出と共に起床するも、支度をぐずぐずしながら、7時前には甲板に。強風の中、後部甲板で風を避けながらウォッチング開始。ガイドのN嬢に頼って海鳥の出現を待ちます。8時半ごろ金華山沖を過ぎてボチボチ出て来る中、フルマカモメが登場!白色型です。
時々「ヒレアシシギ!」の声がかかるも、さっぱり視界に入りませんでした。やっと8時50分頃ヒレアシシギの群れを捉えましたが、遠過ぎでアカエリなのかハイイロなのかさっぱりわかりません(涙)。
アホウドリ類3種は出ましたが、写真に収められたのは、出現頻度の高いクロアシアホウドリ のみでした。
カモメ類はウミネコ、カモメ等がよく飛びますが、珍しいところで、ミツユビカモメの群れがよく出てくれました。網走沖で初めて会ってから5年ぶりの再会でした。10時40分頃、気仙沼沖
これは、釜石沖辺りです。
午後になり、右舷の甲板に移動しました。そしてウミスズメがよく出るようになって来ましたが、小さくて中々カメラに捉えられません。午後2時前の八戸沖を過ぎる頃、やっと収めることが出来ました。飛んでいるところしか見えず、着水すると全く見えなくなってしまいます。
下北半島北東の先端の尻屋崎沖に近づく頃、やっとハシブトウミガラスを捉えることができました。遠いんですが、なんとか特徴の嘴の根元の白線が見えます。結構出てくれました。
同じ頃、ウミスズメの10羽くらいの群れが、今回の中では割と近いところを船に並行して飛んでくれました。
暫く飛んで着水寸前のシーンです。たくさんいても着水するとさっぱり見えません。
この頃が出現のピークでした。またまたハシブトウミガラス です。
尻屋崎を過ぎると海鳥の出現は今一つとなり、暗くもなって来たので、この日の鳥見は終了。苫小牧港に着岸した後、一旦下船。港近くの美味しい回転寿司屋さんに何人かの方と繰り出しました。ガラガラかと思いきや、結構混んでいて暫く待つことに。しかし、なんとか舌鼓打ったものの閉店時間が早くなっておりあっという間に終了。
3月29日下北半島〜塩屋崎:日の出と共に起き出し、この日、風はないけど厚い雲に覆われちょっと暗めでした。右舷のデッキに陣取りましたが、昨日、出現のまあまあだった辺りのはずなのに海鳥はサッパリ。ウミネコやカモメばっかり。たまにウミスズメが出る程度。成果がないまま早くも八戸沖、そんな時、黒い鳥の一群が向かって来て、期待が高まりましたが、ウミウの群れ。ウミウには悪いですが、ガックリ。写してみるとこんな感じでした。
カモメ類ではなぜか種名カモメのただのカモメがよく出ます。
珍しくウトウが出てくれました。もう夏羽になっているようです。
アホウドリ類の出現も少なく、クロアシアホウドリがたまに出てくれるだけでした。
海棲哺乳類では、イシイルカがよく出ましたが、何せ背中しか出してくれないので、写真になりません。そんな中オットセイがジャンプしてサービスしてくれました。
復路は本当に今ひとつでしたが、金華山沖を過ぎてもアビ類(多分ほとんどシロエリオオハムかも)が飛んでいました。しかし、これという写真にはならず、残念賞でした。だんだん雨も強くなって来たので、鳥見は終了。来季に期待することに。
次回は、またまたキレンジャクをアップする予定です。秋ヶ瀬公園でしっかり撮れました。