ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

チュウヒ ハイイロチュウヒ 渡良瀬/雪とコミミズク(2) 埼玉県川島町 

2018-01-27 | 関東地方

ハイイロチュウヒ狙いで、渡良瀬に行ってきました。朝の寝ぐら立ち、昼間の餌探し、夕刻の寝ぐら入りと丸一日渡良瀬遊水地をウロウロしました。昨シーズンは、コミミズクのおっかけに専念したので、寝ぐら入りはパスしてしまいました。
午前中は時折飛ぶ姿を見かけました。比較的近くを飛んでくれたチュウヒの若鳥です。先頭の写真のチュウヒは薄色の大陸型♂ではないかと思います。

昼過ぎからは、風が強いなか第2調整池の堤防の少し下に降りて待ちました。期待のハイチュウは飛んでくれませんでしたが、ハヤブサ若鳥やフナのような魚をつかんだミサゴが飛んでくれました。


午後3時過ぎには、第1調整池の寝ぐら入りのポイントに移動して、帰還するチュウヒを待ちました。明るいうちから結構飛んできました。これは、チュウヒ大陸型♀ではないかと思います。


筑波山をバックに収めてみました。

立ち木をバックに。

チュウヒ♀と思います。

だんだんと日が傾き赤くなってきます。そんな時、コチョウゲンボウ♀が飛んできたので、慌てて収めました。

段々と暗くなって写した写真をよく見ると、ハイイロチュウヒの♀でした。

さらに暗くなって、やっとお待ちかねのハイイロチュウヒ♂が出現。ISO感度をかなり上げてなんとか収めましたが、目がもはや写りませんでした。


1月22日に降った雪は大変でした。その雪のまだ残る川島町に1月28日に出かけてきました。田んぼにしっかり雪が残っているので、普段と違う景色をバックにコミミズクを収めることができました。雪がレフ板になっているようで、コミミズクが一層白く映り、羽が白いので♂と思われる個体がより一層白く映りました。
川島町に到着早々田んぼに降りていたコミミズクですが、ネズミらしき獲物を捕まえていました。

そして、獲物をつかんで飛んでいきます。

雪が積もっても獲物は出てくるようで、ない時と同じようにポストに止まります。


雪上でバトルを繰り広げました。


少し暗くなってきても、雪があると雰囲気が違います。






次回のアップもコミミズクの第3弾です。光にこだわってみました。

コミミズク(1) 埼玉県川島町

2018-01-20 | 関東地方

今シーズンも複数羽出現するポイントがありました。民家にほど近い休耕田と川がある田園地帯でした。比較的近くを飛んでくれて、見やすいのですが、いかんせん民家近くで、バックに人造物が入ってしまいます。また、多くのカメラマンがやってくるので、車や人も背景になりやすかったです。初回は午後3時過ぎに着きましたが、既に飛び回っており、明るいうちから多数収めることができました。




何羽もいるようで、縄張り争いでしょうか、2羽が絡むシーンがよくありました。

見張りのポイントらしきへの着地です。


そして、飛び出しです。

獲物を見つけたのか急降下。

だんだんと日が傾いてくると、バックが暗くなり、夕日を浴びて、少し赤みを帯びてきます。



少し逆光気味に撮ると姿が浮かび上がるようになります。







次回は、渡良瀬のチュウヒ、ハイイロチュウヒと雪の後のコミミズクをアップする予定です。


イスカ オオマシコ 県民の森

2018-01-13 | 関東地方

今シーズンは各所にイスカがやって来ていますが、県民の森にも現れたのことで、駆けつけました。イスカとオオマシコのアトリ科二大スターが同所的に見られるのを逃すわけにはいきません。7時過ぎに到着すると既にカメラマンが並んでいましたが、雪がすっかり溶けて、ポイントにはもはや現れないようですが、松の木に群がる小鳥の群れが遠くから見えます。ここには、松の木は多くはありませんが、多少多そうなところで待つことにしました。すると鳴きながらイスカの群れが現れ、やった!と思いカメラを向けましたが、高い、逆光、空抜け等で写真は今ひとつでしたが、なんとか特徴である《イスカの嘴の食い違い》は見えます。そのペンチのような嘴を使って、松ぼっくりを音を立てながらこじ開け実を食していました。やはり松の木自体が少ないせいか翌週には姿が見えませんでした。
イスカの♂です。



不鮮明ですが、♀のようです。

一方、オオマシコは、低層の草木の実を食していましたが、だいぶ少なくなってきたのか、用意された餌にもよくやってきているようです。














何故かアップし忘れていた狭山市のジョウビタキ♂を一枚。

次回は、川島町でのコミミズクをアップする予定です。

コイカル イカル 狭山市奥富

2018-01-08 | 関東地方

今シーズンも狭山市の川沿いの公園にイカルの100羽を超える群れに混じって、稀な冬鳥のコイカルの♂と♀が1羽づつやってきました。数年続けて来ているので、同じ個体と思われます。コイカルは主に中国に分布しているので、西日本の方に多くやってくるそうですが、関東では珍しいです。
コイカル♂はイカルより頭の黒い頭巾が深く、腰が茶色で、風切羽の先端が白いです。しかし、イカルの群れに混じっているのを探すのは、結構大変。《ウォーリーを探せ》の野鳥版です。



コイカル♂がイカルと一緒に飛び立ったところです。イカル達はエノキなど地面に落ちた実を群れで食べていると、人が通りかかった時等に、驚いて飛び立ちます。



イカルは♂♀の外見は同じですが、コイカル♀はどちらかというとシメに似ています。


イカルは警戒心が強くて、なかなか近くで撮らせてくれませんが、運良く割と近くで木の実を食してくれました。バリバリという実をすりつぶすような音がすごかったです。



群れでいるのに場所を巡って、時に相手を突いたりすることがあるようです。

イカルの飛び立ちシーンです。


翌週の14日に再度訪れた時にはイカルの数は減り、コイカルは見つかりませんでした。次回はイスカとオオマシコをアップする予定です。

ミヤマホオジロ 岡山県高梁市 クロヅル カナダヅル タゲリ ホシムクドリ 岡山県笠岡

2018-01-01 | 中国地方

お正月は、岡山県高梁市の実家で過ごしました。諸般の事情で鳥見に専念できませんでしたが、近隣とクロヅル、カナダヅルが来ているという笠岡干拓地に出かけてきました。元々海だったところを干拓したもので、賛否両論あるものの、新たな陸地に新たな生き物が生活していることは間違いありません。
笠岡干拓地に珍客として、やって来たクロヅル、カナダヅル。飼料用コーンの広大な畑で、落穂ならず落ちコーンを餌にしているようです。ツルの越冬地が広がってくれると嬉しい限りですが、今年限りかもしれません。警戒心は強いようで、人を近づけてはくれません。なかなか見つかりませんでしたが、日没ギリギリでやっと、クロヅル1羽とカナダヅル2羽が一緒に行動しているところに間に合いました。



広大な干拓地には、タゲリがたくさんやって来ます。


水辺にはタシギもいました。

ホシムクドリは毎年やって来ているので、もはや冬鳥として、分類できるようです。ムクドリに混じっていました。

猛禽も結構います。コチョウゲンボウ、チョウゲンボウ、ノスリ、ハヤブサ等です。カラスと並んだハイタカです。大きさがよくわかるので、アップしました。

さて、実家周りですが、関東では、珍鳥に分類されるようなミヤマホオジロですが、西日本では、どちらかというと普通種でしょうか。霜の降りた草木の実を食していました。頭部の黄色の濃さと喉の黒い前掛けの三角の濃さで、個体差が結構あります。









他には、ルリビタキ♀タイプ。アトリも結構いました。


次回は、狭山市に毎年やってくる。イカルの群れとコイカル♂♀をアップする予定です。