ツバメチドリ 2023年4月24日 山口県萩市見島
4月24日〜25日見島にて;久しぶりの遠征です。岡山に戻ったら行かねばと思っていた渡鳥の聖地、見島にやっと行くことができました。野鳥の会の鳥友KさんOさんと3名で萩港まで車で移動し、高速船で1時間ほどの船旅、日本海は大して海鳥出ないだろうと船内から眺めていると結構オオミズナギドリが飛んでいます。カンムリウミスズメらしきも目撃して見島の本村港に到着。宿に荷を下ろして早速近くの八町八反の田んぼ周りに出動。期待とは裏腹にあまり鳥影がないですが、先ずは普通のキセキレイ。
先着のバーダーさんにツバメチドリがいるよと教えていただき、行ってみると畑に夏羽のツバメチドリがたたずんでいました。やっと離島らしい鳥さんに会うことが出来ました。
木の茂みに出入りするツグミ大の鳥が飛び回っています。聴き慣れない地鳴きが聞こえてきますが、直ぐに茂みに入ってしまって、種が同定できないもどかしさ。茂みの前でじっくり待っていると出て来たのはただのツグミ、ツグミには悪いですが、ガッカリ。初日はこれにて宿に引き上げました。
翌日は1日雨の予報。渡りだと雨を挟んだ方が成果が出るのではと期待して就寝。翌日5時には起き出し、先ずは徒歩で、近くの田んぼに。雨はパラついてますが、何とかまだ凌げそう。途中、木の茂みの中で盛んにツグミ系の声がするので、待っていると見えたのは、アカハラにツグミ。10羽程度は居たでしょうか。朝食後、宿でお借りした車に乗り込み出発。森の鳥はどうかと大峠や宇津港周り、観音平などを回りましたが、サッパリ。田んぼで夏羽のアマサギが撮れたのがせいぜいでした。
雨はだんだん強くなって車から出るのが困難な状況になり、見島ダムまで戻って来ました。すると道路脇の法面に生えたキヅタ?の実にツグミ大の鳥が群れています。車中から見ているとツグミ系3種、クロツグミ、アカハラ、シロハラの混群でした。さすが、渡りの島だなと感心しながら表に出て来たクロツグミ♂‥‥
アカハラ♂に、
クロツグミ♀。
クロツグミ♂の全身が見えるとついついクロツグミ♂にカメラが向きます。
シロハラ、アカハラ、クロツグミ♀と3種が一度に見えるのは面白いなと収めます。
こちらはアカハラ♀。
このクロツグミ♀個体を見て、おやっ?脇が妙に赤い!ワキアカツグミではないかと期待しましたが、戻ってじっくり図鑑と照らし合わせてみるとどうも目の周りに黄色いリングが見えるし、顔つきがワキアカツグミと全然違うので、脇の赤みが強い個体のクロツグミ♀と結論づけました。残念ですが、ライファーとならずでした。
*【訂正】(6/11)詳しい方から指摘があり、カラアカハラの♀ではないかと教えていただき、よく見直してみると、カラアカハラ♀の様です。ここに訂正します。天気が悪く、ずぶ濡れで、青灰色がきれいに出ないですが、嬉しいライファーです。離島で何度かチャンスはあったのですが、タイミング悪く見逃してました。
普通クロツグミ♀の脇腹はこの個体の様に赤みは強くないんですけどね。
クロツグミ♂が2羽同時に写るのも珍しいかなと。
アカハラの♀かな?喉の斑点が気になりますが。
クロツグミ♂が地面に降りてくれました。背中の雨粒がよく見えるかと思います。
キヅタの実を頬張っているクロツグミ♂をついつい撮ってしまいます。
珍鳥にはなかなか出会えませんが、ツグミ系の3種が混群になって、渡りの島だなと感心。
次回は25日午後と4月26日の様子をアップする予定です。ライファーのヒメコウテンシに出会えてハッピーでした。ご覧いただき有り難うございます。