9月23日(日)は天気予報で、この日だけ晴れと出ていましたので、絶好のタカ日和として、白樺峠はバーダーでごった返すのではないかと思われましたが、予想通り、大変な人出でした。乗鞍岳畳平を朝1番のバスで乗鞍高原三本滝まで下りて、すぐに白樺峠に向かいましたが、すでに遅し。路上駐車しか有りません。タカ見広場はすでに200人以上のタカ見人でごった返しています。それでも、カメラを置く場所はなんとか確保でき、あとは、タカたちが飛んでくるのを待つばかり。昨日は午後から晴れても、それほど飛んでいないので、朝からガンガン飛ぶのではないかと思いましたが、やはり、定番通り、朝はさっぱり。手持ち無沙汰で、マツムシソウに飛んでくるクジャクチョウやアサギマダラと遊んでいましたが、タカの観察会の方よりアナウンスがあり、長野県の東のポイントを600羽ほど通過したので、およそ2時間後にはやってくるとのこと。アナウンス通り、12時半頃より、飛んでくるようになりました。結局この日は、公式記録で、サシバ1,388 ハチクマ160 ノスリ14 ツミ23 ミサゴ3 チゴハヤブサ1とのことでした。他には、HMさんのみ写真に収めたハリオアマツバメ、ツバメ、イワツバメ、アマツバメ、ホシガラス、エゾビタキ等が現れました。そして、タカの出現の終わった夕刻近く、ハシブトガラスの出現になぜか拍手がおこり、タカ見は終了となりました。
まずは、12時50分頃に現れたノスリです。最初の頃は、ノスリが多かったです。
そして、次々にサシバがやってきます。一度に複数羽で、目の前を通過していくので、どれを撮るかオロオロしている間に頭の上を通過していきます。胸からお腹に縦斑があるので、サシバ若鳥です。
続いて、サシバ♀成鳥。腹の横斑が胸まであり、眉斑がはっきりしています。
縦斑が少し見えるので、サシバ若鳥でしょう。
バックが山になって、ハチクマ若鳥の綺麗な茶色がよく見えます。
そうこうしていると、ハチクマも近くを通過してくれます。模様から♀で、羽が揃ってないので、成鳥です。
タカ柱を作ったり、集団で迫ってきたりと楽しませてくれます。サシバ若鳥です。
次は、色が薄く、横斑がないので、明らかに今年生まれのサシバ幼鳥でしょう。
ハチクマ♂ですが、成鳥と思われます。
今度は、ハチクマ幼鳥でしょう。くちばし付け根のろう膜が黄色いです。
虹彩が黒く、羽が綺麗に揃ってなく、模様からハチクマ♂成鳥でしょう。
時に、素早く羽ばたきながら、ツミ♀成鳥が飛んできます。
サシバ♀成鳥でしょう。
サシバ幼鳥でしょう。
時に羽の上面を見せてくれる時もあるサシバです。♂成鳥かもしれません。
曇ってきて、風がないせいか、結構間近を飛んでいきます。サシバ若鳥でしょう。
ハチクマも飛ぶ高度が低くなってきます。♂成鳥でしょう。
同じく、ハチクマ♂成鳥ですが、お腹に茶色味がある個体です。
虹彩が黄色いので、ハチクマ♀成鳥です。
山をバックに飛んでくれたサシバ若鳥です。模様がきれいに見えます。
またまた、ハチクマ♂成鳥です。♂成鳥がなぜか多かったです。
最後は、翌日のハチクマ幼鳥です。この日は、ぱっとしませんでした。乗鞍高原も回って、ヒタキたちを探したのですが、さっぱりでした。
次回は、10月6日から9日まで、ALPNツアーで出かけた与那国島/石垣島の鳥たちをアップする予定です。