コホオアカ 新潟県粟島牧平 10月10〜12日
10月10日〜12日、秋の離島の渡り鳥を求めて、ワイバードのツアーにて粟島に遠征して来ました。台風が南寄りに進路を取ったため、東京は結構な雨でしたが、長岡を過ぎる頃から晴れ間が出て、粟島では三日ともお天気には恵まれました。そのせいかどうか鳥の出は今ひとつ。まっ、秋の渡りはこんなものかもしれません。鳥達はと言うと、渡った距離がまだ短いのか皆んな元気!距離を詰めさせてくれません。そんな中、ライファーとなるシラガホオジロを初めとして、ノジコ、コホオアカ 、アトリ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、ツグミ等49種類が確認できました。
10月10日:新幹線と特急を乗り継いで、新潟の村上駅に到着(村上駅の駅メロはサンコウチョウで、気分が盛り上がります)、岩船港からフェリーで粟島へ。岩船港〜粟島への航路上は予想通り、サッパリ。時折ウミネコを見るのみ。島について、宿に荷を下ろして、まずは、島の北端の牧平へ。アトリ、カシラダカ、ノジコ等が目につきましたが、結構な数入っていたカシラダカの中にコホオアカが1羽いました。
少し歩くと畑の中にミヤマホオジロが数羽。
別の畑には、ノジコ。白いアイリングが妙にクッキリとした個体でした。それにしても遠い!
初日は牧平で終了。宿に戻りましたが、今回の宿は島の西側の釜谷地区でした。
10月11日粟島:翌朝、朝食前に宿の近くを散策するも大した成果なく戻ると、宿近くの広場付近で、参加者の方がよく分からない鳥がいるとのことで、ガイドの中野さんと見てみると、何とシラガホオジロでした。やれやれライファーひとつは出た!と喜びましたが、これっきり。
シラガホオジロはと言うと、あまり距離は詰められませんでしたが、写真には何とか収まってくれました。この写真を見ると頭頂が白髪混じりの様に見えますね。それでシラガホオジロと命名されたかもしれません。頬の白い部分がはっきりしているので、第一回冬羽の♂でしょうか。
この日の朝食は海を見ながらの浜鍋風味噌汁。焼石が入った熱々の魚が美味しかったです。
この日はまず港近くの内浦地区からでしたが、大した成果もなくトボトボと牧平まで行進。途中でコサメビタキ。
牧平に到着。それにしても日向は暑い!お昼のお弁当は木陰に逃げ込んで取りました。さて、牧平にて探索開始。今日もカシラダカ多し、50羽以上の群れが、畑から飛び立ったのには驚きました。ノジコの姿も目立ちましたが、多くても数羽の群れでした。
自由行動となって、とある木の中でアトリに遭遇。目の前で撮らせてくれたのはこのアトリだけでした。
更にうろついているとカシラダカが枝止まりで、撮らせてくれました。
牧平での鳥見を終えて宿に戻りましたが、夕食までにはまだ少し時間があるので、釜谷地区を散策。夕暮れ時の海をバックにしたイソヒヨドリです。
釜谷地区から西を望むと夕焼けに佐渡島が浮かび上がります。手前のテトラポッドの上にはウミネコのシルエット。ちょっと絵画風かなと。
そして遠景の日没。
10月12日粟島:最終日、朝食前に宿近くを散策するも大した成果なし。朝食後、牧平から鳥見を始めますが、鳥種に大した変化なしでした。やっぱりカシラダカ 。
木立の中にアカゲラ。この木立には先日オオルリやらツグミ、シロハラ、クロツグミ 等がいました。今日もツグミ、シロハラなどでしたが、ツグミ類は警戒心が強く、ゆっくり見せてくれません。
牧平から内浦地区まで徒歩で行進。岩の上のイソヒヨドリ。
普通は写真パスのアオサギですが、風景写真としてどうでしょう。
再度内浦地区の畑を探索。ノビタキ2羽と‥‥
右下にノジコが加わりました。
電線止まりのノジコ。この子は妙に顎線がクッキリ白いですね。
以上で粟島での鳥見を終えて、帰路に着きましたが、やっぱり航路では何もなし。GoToトラベルの地域振興券で、村上駅と新潟駅でお土産、食事と相成りました。
10月18日埼玉県狭山湖:秋の雰囲気を感じさせるススキやセイタカアワダチソウで黄色に色付いた堰堤でノビタキの追っかけです。期待の喉の赤い方は今季はハズレの様で、2日ほどチラ見せだった様です。
セイタカアワダチソウの上に。近年、堰堤では背が高くなりませんが、周囲に高い草がない環境だと無理に背伸びしないそうです。そのせいか黄色もあまりどぎつくなく、秋の風景としてそんなに悪くない様に感じてしまいます。
スズメバチ?と睨み合い。
相手が悪い!と、トットと退散です。
あとで写真を整理中に気づきましたが、アカトンボをくわえています。
次回は、10月24、25日と遠征して来た戸隠植物園でのムギマキ、マミチャジナイ等をアップする予定です。