ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

オシドリ アトリ アオバト コガラ ヤマガラ エナガ 岡山県高梁市

2017-11-18 | 中国地方

所用があって、岡山県高梁市の実家に戻ってきました。所用の合間に近くの小さなダム湖に鳥見に行くと湖面にはオシドリが35羽ほどいました。驚いて飛び立ちましたが、隠れていると降りてきます。木陰から覗くようにしないと人の姿が見えるとすぐに飛んで行ってしまいます。まだ少しエクリプスが残った♂がいます。




翌日早朝、朝もやの湖面に降りるオシドリです。


ダム湖の周りには冬鳥のアトリがいました。群れで飛び回っており、今年もたくさんやってきそうです。この季節らしく紅葉と組み合わせて撮りたいところですが、なかなかこの木にと思う木には止まってくれません。なんとか秋らしい感じなった一枚です。


カラ類もやってきて、なんとか秋らしい写真になってくれました。まずはエナガ。

コガラも山から下りてきているようで、楓に止まってくれました。

黄葉をバックにしたヤマガラです。


アオバト♂もいましたが、目立つからか紅葉の木には止まっていませんでした。


アカガシラサギ 亜種リュウキュウサンショウクイ ハヤブサ(亜種オオハヤブサ)埼玉県秋ヶ瀬

2017-11-11 | 関東地方

久しぶりに秋ヶ瀬に鳥友HMさんと鳥見に出かけました。冬鳥がもうかなり来ているのではと期待しましたが、公園のほぼ全域をウロウロ歩くもタヒバリを見たぐらいでさっぱり。そんな中、ピクニックの森に人だかりがあるので、お聞きすると亜種リュウキュウサンショウクイがいるとのことでした。また、アカガシラサギもまだいるとのことで、再度やり直し。するとピクニックの森で最初とは違う場所にカメラの列。先に鳥見を終えて帰る途中だったHMさんは、飛んでしまう前に無事納めて終了。こちらは、間に合わなかったので、諦めて、一人田んぼへ向かいます。すると5、6人の人だかりがあるので、混じって待っていると、隠れていたアカガシラサギが程なく飛び立ち、なんとか飛翔写真が間に合いました。降りた田んぼを歩いて、冬羽の全身を見せてくれました。逆光で見にくかったですが、喉から腹への縦縞もなかなか渋いなと思います。





ピクニックの森に戻るとカメラマンの人だかり。見上げるとカラ類に混じった2羽のリュウキュウサンショウクイが飛び回っていました。見上げる姿勢でカメラに収めるのが大変でしたが、2羽が並んだところをなんとか収めることが出来ました。夏の間どこにいたんでしょうね。



その後、トラフズクのポイントに向かうも見つけられず、辺りをウロウロしているとハヤブサが出現。お腹の縦縞から幼鳥のようですが、なんだかやたらと黒い。顔もすっぽり黒いマスクで覆われたようで、これが、噂の亜種オオハヤブサであろうと思われます。




ハクガン マガン ヒシクイ コチョウゲンボウ オオハクチョウ 伊豆沼/蕪栗沼 3/3

2017-11-03 | 東北地方

(続き)遠征最終日の3日目も朝5時に宿を出発。帰りの新幹線は、19:30発なので、寝ぐら立ち、田んぼ探索、寝ぐら入りまで見届けることができます。お天気は、晴れの予報でしたが、寝ぐら立ちの東の空には厚い雲と靄。3度目の田んぼ探索でも残念がらシジュウカラガンは見つかりませんでしたが、2羽のハクガンとコチョウゲンボウ♂と嬉しい出会い。寝ぐら入りでは、すっきり晴れて、日没と十四夜の月が綺麗に見えました。
二度目の寝ぐら立ちを見るべく、伊豆沼に向かうと連休初日のためか、沼の土手に車とカメラマンが多数並んでいます。朝もやの中、日の出を待ちますが、東の空には厚い雲があり、赤く染まった日の出は拝めませんでした。今日は少し靄のかかった山水画の世界。毎回、違った姿を見せてくれます。


田んぼ探索で、マガンの群れの中に真っ白な鳥がいます。ハクガンです。白い成鳥と灰色の幼鳥の2羽がいました。


カリガネのポイントにシジュウカラガンが一羽いるとの情報があり、目を凝らして探しましたが、見つけることができませんでした。がっかりしながら蕪栗沼に向かう途中、ガイドのNさんの「コチョウゲンボウ!」の声。電線に綺麗な♂が止まっていました。


寝ぐら入りの蕪栗沼には、ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)が羽を休めています。ヒシクイは、遠くの田んぼには行かず、沼や近くの田んぼにいるようです。


マガンは相変わらず、たくさんいます。


晴れた西の空に日が少しづつ沈んできます。晴れた日には、帰ってきたマガンが何度も飛び回るそうで、空を埋め尽くすマガンの数が最も多かったです。

夕焼けを映した湖面をオオハクチョウが一列に飛び立ちます。

マガンが空を覆うのは断続的に発生するので、日没のタイミングとピタッと合うわけではありません。今回は何故か、日没寸前の時にはポツポツとしか飛んでくれず、すっかり沈んだ後に凄まじい数のマガンが飛び交っていました。



そして、東の空に目を移すとほぼ満月がポッカリ空に浮かんでいます。東の空にもマガンの大群、月面を通過するタイミングを見計らって、連写します。今日は、雲のない「月と雁」をたっぷり納めて、3日間の遠征を大満足で終えることが出来ました。



マガン オオハクチョウ カリガネ 伊豆沼/蕪栗沼 その2/3

2017-11-02 | 東北地方

(続き)伊豆沼遠征2日目の午前5時、ガンの寝ぐら立ちを見るべく、宿を出発。まだ、明けやらぬ伊豆沼で、日の出を待ちます。沼からは、ガンやハクチョウの声が聞こえてきます。まだ、姿は良く見えませんが、すでに飛び出しているようです。次第に明るくなって、空に赤みが差してくると、次々に飛び立ち、空を覆います。この日は東の空に雲が多く、すっきりした日の出に絡めることはできませんでした。


遠くから飛び出してくるのを、望遠で少し大きくして、山水画っぽくしてみました。

上空を見上げると、逆V字に編隊を組んだマガンの一行が飛んで行きます。

次第に明るくなってきて、種類がわかるようになってきました。オオハクチョウが向かってきます。

すっかり明るくなり、一旦宿に戻って朝食を取り、再び、田んぼに向かいます。マガンの飛翔のクローズアップです。

田んぼの道路に上がったマガンです。何故か、飛び立たず、こちらを警戒していますが、比較的近くから写せました。


何かに驚いて、大群が飛び立つとすごい迫力です。

カリガネはポイントに今日もいました。飛び立ちシーンですが、バスの窓越しの撮影で、色付きシャープさなしです、ご了承ください。


田んぼには、マガンの他にオオハクチョウもいます。時に飛び立ちますが、大きいので迫力あります。

夕刻になり、寝ぐら入りを見るべく、蕪栗沼に向かいます。オオハクチョウも戻ってきて、時折、飛び立ち、沼の間を飛び交っているようです。


2日目の西の空には、雲が多かったですが、なんとか赤く染まった空をバックに出来ました。

そして、今回のツアーの目玉である東の空の「月に雁」ですが、雲が多く、すっきり見えませんが、やっと顔を出した時、うまく月の前を飛んでくれました。

マガン カリガネ 伊豆沼/蕪栗沼 その1/3

2017-11-01 | 東北地方

十数万羽のマガンがやって来る宮城県の伊豆沼/蕪栗沼に11月1日〜3日まで、YBツアーで初めて行ってきました。マガン、ライファーのカリガネ、ヒシクイ、ハクガン、オオハクチョウに加えてコチョウゲンボウ♂等に出会えました。残念ながらシジュウカラガンの姿は見えず、到着が遅れているのは温暖化のせいでしょうか。
遠征最初のくりこま高原駅に降り立つと早くも上空をマガンが飛び交っています。バスに乗り込み走り出すとあちらこちらの田んぼにマガンの姿が見えます。十数羽の群れから数千羽に及ぶ群れもあります。まずは、マガンの群れに混じっている僅かな数のカリガネを探しにポイントに向かいます。ガイドのNさんが早速見つけてくれます。しかし、マガンによく似ているせいか、なかなかわかりませんでしたが、やっと、アイリングと額の白さが目につく初めてのカリガネをゲットすることが出来ました。家族単位で行動しているようで、幼鳥を見守るように親鳥がその周りにいます。家族愛が強いのではないかと決めつけて、勝手に擬人化して感動していました。

左からマガン、カリガネ成鳥、カリガネ成鳥。カリガネ幼鳥

こちらは、左からカリガネ成鳥、マガン、カリガネ成鳥、カリガネ幼鳥、カリガネ若鳥でしょうか。

別のポイントでのカリガネ一家です。

何かに驚き、飛び立ちましたが、運良く、遠くには行かず、旋回してくれたので、紅葉を背景にしたカリガネの飛翔シーンも収めることができました。



警戒心の強いマガンはよく驚いて飛び立ちます。おかげで飛翔シーンを多く収めることができました。これは、着陸シーンです。



夕刻が近づき、いよいよ寝ぐら入りを見るべく、蕪栗沼に向かいます。栗駒山を背景に沼が見え、ガンが飛び交っています。

日が落ち始め、赤く染まる空を背景にマガンが次々にやってきます。沼の上空を覆うスペクタクルに言葉も出ませんでした。