満開の八重桜で囀るノゴマ 5月18日天売島
5月18日天売島:午前10時過ぎに天売港に到着、民宿栄丸さんに荷を下ろした後、直ちに出動。ここ天売島はウトウ、ケイマフリ、ウミガラスの島として有名ですが、陸の小鳥としては、ノゴマです。ノゴマの島じゃないかと言うぐらい、正直、そこら中にいます。宿を出ると民家の庭先で囀っているのが、早速、目に飛び込んで来ます。
残念ながらコロナのため海鳥ボートはキャンセルとなりましたが、栄丸さんの漁船クルーズは出航するとの事で、午後1時発の船に乗り込みました。同宿の方と2人だけですが出していただけありがたい事です。ただ、海鳥ボートほど近づけないので、ケイマフリ激写とはなりませんでしたが、近くにウトウが浮いていました。
ゴマフアザラシの群れがいました。寝そべってお休み中のようです。
ウミガラスは何とか一枚だけ。
ケイマフリも何とか撮らせてくれました。
下船後まだ時間があるので、島内を散策。すると宿を出てすぐの民家の庭先の八重桜からノゴマの囀りが聞こえて来ます。おおっ!と見ると花の上に出てくれました。桜とノゴマのコラボが撮れるなんて、やっぱり北海道ならではです。
夕刻、コロナのためウトウの寝ぐら入りツアーもなし。仕方ないので、宿で自転車を借りて赤岩展望台のウトウの営巣地に向かいますが、これが結構な登り坂で辛い!喘ぎ喘ぎ、自転車を押して、やっと到着。同宿の方と2人だけで待ちましたが、日の残るうちには帰還するウトウはなく、夕焼けの中ウトウの帰りを待つウミネコを収めました。
午後7時半を過ぎて、次々に戻って来ましたが、もうすっかり暗く写真には写せませんでした。懐中電灯も持参してませんでしたので、動画で帰還の様子を収めておきました。
5月19日天売島:日の出と共に起き出して、宿の窓を開けると焼尻島と朝日が綺麗でした。
鳥見に出発し、天売島フットパスのお寺コースに入り、海龍寺を過ぎて登り坂に差し掛かった頃、黄緑色のハトらしきが遠くを飛んでいました。アオバトかと思い、色がよく見えたなと飛び込んだ木を見ると何と!コウライウグイス!慌ててカメラを向けようとしましたが、撮る間も無く飛び去っていきました。残念!しばらく待って、辺りをうろついてみましたが、それっきりでした。待っていると近くに巣があると思しきコムクドリが慰めてくれました。
帰ってくる気配もないので、フットパスを進むと途切れなくノゴマが囀っています。
次いで多いのが、アオジ。これもそこら中で囀っています。
コルリコース、沢渡コースを散策して、コウライウグイスのポイントに戻りましたが、やはり気配なしで、朝食のため宿に戻りました。朝食後ポイントに戻ってみましたが、やはり気配なく、手強い相手です。待っていると電線にアリスイが止まってくれました。
猛禽が上空を飛んでいるので、写して見るとハチクマでした。
再びコルリコースを散策すると被写体になってくれたのは、アオジ♀。
ノゴマ館でお昼のお弁当をいただいて、トラフコースを歩いていると地面から飛び出して、枝に止まってくれたのは、クロツグミ♀でした。♂はあちこちで囀っているのですが、中々写させてくれません。
トラフコースを進んで愛鳥公園に行くと地面を飛び跳ねている鳥がいます。ノゴマの♀かいなと思って、カメラを向けると、マミチャジナイでした。春の渡りシーズンらしいのが出てくれました。
午後4時前になってお寺コースに戻ってくるとヒタキが樹上でフライキャッチしています。コサメビタキと少し大きいのがいます。見るとエゾビタキでした。春の渡りシーズに見た事がないので、何か嬉しかったです。
コサメビタキはあちこちで見ますが、島で繁殖しているのでしょう。
午後5時半になってそろそろ戻ろうかと海龍寺辺りに来るとノゴマが緑バックで被写体になってくれました。
ふと遠くの木立の方を見ると小鳥が枝移りしていたので、双眼鏡で見るとキビタキ♂。でも、背中の白斑が大きいな〜、ちょっと違うと思ってよく見ると眉斑が白い!マミジロキビタキだ!と思ってカメラを向けるといない!双眼鏡で探すとちょっと離れたところにいました。やっぱりマミジロキビタキに間違いないと思って再びカメラを向けましたが、またいない!しばらく探しましたが、残念ながら写真は残せずでしたが、間違いないので、ライファーとしました。心残りながらこの日は終了。翌日に期待しましょう。
次回は翌日早朝の天売島内と航路の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。
参考までに2017年の天売島での海鳥ボートからのケイマフリやウミガラスは
こちら。