ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

クマタカ オオタカ ハイタカ アトリ/岡山県

2024-11-20 | 中国地方
帆翔するハイタカ♀ 2024年10月13日 岡山県

10月13日午前、県北の1,000mほどのお山で鳥見です。ここからですと平地ではお腹しか見えない帆翔している猛禽の背中が見えます。先ずオオタカが出現、距離はありますが、背中が見えて、遠くの山並みがバックになるのも面白いかな。
少し小さい猛禽が攻撃して来ました。大きさからしておそらくハイタカでしょう。
背後から頭上をいきなり大きな猛禽が通過。慌ててカメラを向けましたが、後ろ姿。
回転したその姿はクマタカでした。もっと近くで、方向転換して欲しかったですね。
時折、目の前をかすめて行く小鳥の大群。数十羽から100羽ほどの群れが何度も現れます。渡って来たばかりのアトリでした。この時期にこれほどの数を見るのは珍しい。今季はアトリの大当たりになるかもしれません。
するとハイタカが現れて‥‥
近くまで来たかと思うと‥‥
アトリの群れが飛んで行った方に急降下。
山の端の影で見えなくなって、狩りはどうなったかはわかりません。その後もアトリは何度か群飛を繰り返します。
ノスリも出現。
この日はトビも入れて、5種の猛禽が出現。猛禽&アトリデーでした。

次回は、季節もので、渡りのムギマキをアップする予定です。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 高雄市編 その2/コウライウグイス オウチュウ タイワンオナガ インドハッカ ジャワハッカ

2024-11-17 | 台湾
最後の最後に出てくれたコウライウグイス 2024年7月4日 台湾 高雄市

7月4日夕刻、今回遠征の最後の最後は高雄市内の都市公園です。かつては軍の施設だった様。本当に街の中にある市民憩いの公園の様で、散歩客が多い。ところが、ガイドさんは来た事がないとの事で、足も悪くしているので、長距離は歩けない。どうするのかと思っていると、散歩客に声を掛けて、何か交渉しています。そして、その散歩客に付いて行けとの事。どうやら野鳥のたくさんいる所に我々を案内してくれとお願いした様です。後をついて行くと小島のある池に着いて、この辺がいいとの事。ちょっとその交渉には驚きましたが、確かに野鳥がたくさんいます、しかも、いきなりNさんが「コウライウグイス!」と声を上げて、小島を指差します。ええっ!と見ると、本当に真っ黄色のコウライウグイス(Black-naped Oriole)がいるではありませんか。慌ててカメラを向けて連写連写!ちょっと遠くて、長い時間はいてくれませんでしたが、無事収める事が出来ました。ホント派手な黄色です。たわわになっている麦色の実を食べていたのでしょうか。
同じ木にはオウチュウ(Black Drongo)もいました。同じくこの実を食していたのかも。
公園の鳥は何処も同じ様で、人馴れしているのか距離が近い。インドハッカ(Common Myna)も芝生の上で、目の前。
タイワンオナガ(Gray Treepie)もやはり目の前。
池を渡る橋の上で、オウチュウが目の前なので、スマホで写してみました。
ジャワハッカ(Javan Myna)も逃げない。石の上で、仁王立ち。
インドハッカは何か虫でも捕まえたのでしょうか、石の上のお立ち台。
コウライウグイスにも目の前に出て来て欲しかったですが、最初の一度だけでした。

台湾シリーズも残す所、後2回だけですが、その前に地元に戻って、県北での猛禽類をアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 高雄市編 その1/タイワンゴシキドリ オウチュウ クロヒヨドリ カンムリワシ等

2024-11-14 | 台湾
ずっと鳴き続けたタイワンゴシキドリ 2024年7月4日 台湾 高雄市近郊

7月4日午後、いよいよ台湾紀行も最終編となり、阿里山を降りて、暑い暑い下界は高雄市に向かいますが、近郊の農場公園に寄って、コウライウグイス、ヒゴロモを探しますが、その姿も声も皆無。目にするのはタイワンオナガばかり。木の枝にたたずむのはカンムリワシ(Crested Serpent-Eagle)。八重山のカンムリワシに比べるとやはり黒いです。本当に同じ種類なのかな?
クロヒヨドリ(Black Bulbul)が枝の上に止まってくれました。緑バックでいい感じです。
狙いの鳥には出会えず、園内をウロウロしていると、固有種のタイワンゴシキドリ(Taiwan Barbet)が比較的低い枝で鳴いています。今まで、ポッポッポッポッ‥‥と長く続ける鳴き声はよく耳にしたものの、高〜い木の上で、姿はさっぱり見えませんでしたが、鳥見最終日にしてやっとじっくり見る事が出来ました。名前の通りの派手な色合いで、大きな頭がユニークです。ちょっと滑稽な雰囲気。
全くこちらを気にする様子がないので、色んな角度から撮影ショーです。近くにはオウチュウ(Black Drongo)もいて、ツーショット。
オウチュウもこちらを気にする様子はなく、アップで撮らせてくれます。
タイワンゴシキドリは鳴く時、嘴は開けないで、喉を膨らませて単音を連続して発するだけです。嘴を開けていますが、鳴いているわけではありません。
オウチュウも長らく居てくれました。
やっとタイワンゴシキドリを収める事が出来、ここを引き揚げます。途中、遠くの枯れ木にシロガシラ(Light-vented Bulbul)のペア。1羽は餌をくわえているので、子育て中でしょうか。
その下方にはジャワハッカ(Javan Myna)のペア。
やはりペア?のトビ(Black Kite)トビもこちらでも普通種の様です。
時間帯にもよるのか結局、狙いの鳥は出てくれませんでした。

次回は高雄市内に入って、衛武營都会公園という本当に都会の中の公園の様子をアップする予定です。散歩の一般客も多かったですが、野鳥も多かったです。ご覧いただき有難う御座います。

ノビタキ 〜飛び出しシーン〜 その1/岡山県

2024-11-11 | 中国地方
ノビタキの飛び出し 2024年10月6日 岡山県岡山市

10月6日午前、コスモスバックのノビタキのポイントを鳥友さんから教えていただき寄ってみました。耕作放棄地の草むらに2羽のノビタキが遊んでいます。下手に近づくと逃げられるので、10月になってもきつい日差しに耐えながら棒切れになって気配を消したつもりになって、撮らせてもらいました。
着いた直後に見つけた時は、少し逆光気味、後ろが抜けているので、それもいいかもと先ず一枚。
穂が広がり始めたススキに止まって、季節感を出してくれます。
2羽で仲良くしていましたが、♂♀の組み合わせだったので、ひょっとしてペアのままで、移動して来たのかな?まさかね。
バランスを失ったかの様な飛び出し。
コスモスはわずかしかないので、中々良い位置には来てくれませんが、セイタカアワダチソウをバックにしてススキに止まってくれます。この季節ならではです。
止まりシーンを収めてそろそろ飛び出し狙いに切り替えます。バックも比較的すっきりした所で、真横に飛び出してくれて無事、飛び出しシーンをゲット。
上手く行きました。今回も手持ち撮影だったせいで、合成はあまり綺麗に行かなかったので、一枚一枚にします。

気を良くして更に枚数を重ねましたが、次回は、台湾シリーズに戻って、忘れた頃にもう一度、エゾとノビの飛び出しシーンをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

エゾビタキ 〜飛び出しシーン〜 その1/岡山県

2024-11-08 | 中国地方
エゾビタキの飛び出し連続合成写真 2024年10月2日 岡山県新見市

10月2日午前、多種類の桜の植えられた公園に集まったヒタキ3兄弟。兄弟の中で、一番大きくて、数の多かったエゾビタキに代表してもらいました。虫もたくさん飛んでいたのか盛んにフライキャッチしていたので、ここぞとプリキャプチャー機能をフル回転させて、飛び出しを狙いました。手持ち撮影だったので、合成すると背景がどうしてもズレてしまいますので、選んで一枚ずつ並べてみました。
背景のすっきりした天辺に止まって‥‥
こちらに向かって来ました。
次は背後に獲物を見つけたのか、後むきに飛び出し‥‥
ターンする様に降下して行きました。
こちらは小枝に止まって、前方に素直に飛んでいきました。
こちらからは斜めに横切って行く様なシーンとなりました。

もう少しエゾビタキの飛び出しが撮れましたが、次回は先にノビタキをアップします。こちらもフライキャッチしてくれるので、同じく飛び出しシーンがあります。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山 観星園生態民宿編 その2/コシジロムシクイ カヤノボリ ヒメオウチュウ ハチクマ

2024-11-05 | 台湾
2羽(ペア?)のヒメオウチュウ 2024年7月4日 台湾 南投県

7月4日早朝、宿周辺を鳥好きのご主人が案内してくれます。現れたのは阿里山玉山公園でもお目にかかったコシジロムシクイ(Rufous-faced Warbler)。複数羽が辺りをチョロチョロ。こちらは、喉元が白いので、幼鳥です。
成鳥は喉に黒斑があり、頭頂も黒いです。同じ所に止まってくれたので、しっかりカメラに収めることが出来ました。
宿の敷地を一回りした後は、車の荷台に乗って、裏山に登って行きます。かつてはお茶畑だった少し開けた所で、鳥見です。猛禽が横切って行きましたが、ハチクマ(Oriental Honey-Buzzard)でした。日本ではお目にかかった事のない模様だなと思いました。黒い部分が随分と濃い黒。
藪の中でチメドリ類が囀っていますが、全然撮らせてくれない! 一方、枝上に止まるカヤノボリ(Collard Finchbill)は撮りやすい。
2羽の黒光りする鳥が登場、ヒメオウチュウ(Bronzed Drongo)でした。やっと新しいのが出てくれたと喜んでカメラを向けます。随分とメタリックですね。
更に近くに2羽で移動、ペアでしょうか。
左の個体の全身が見える様になる前に飛んでいってしまいました。
そろそろ朝食の時間なので、裏山を撤収。朝食をいただいた後、宿を後にして、平地のポイントに移動しました。高雄市内の公園、近くの農場公園など、台湾の最終篇になります。

次回は地元に戻って、エゾビタキの飛び出しシーンをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山 観星園生態民宿編 その1/サンケイ キバラシジュウカラ クロヒヨドリ

2024-11-02 | 台湾
サンケイ♂ 2024年7月3日 台湾 南投県

7月3日午後、涼しい阿里山での探鳥を終えて、山を降り、本日の宿である観星園生態民宿に到着。ここのご主人が、宿の後ろの山中にブラインドを設置して、台湾固有種のサンケイ(Swinhoe's Pheasant)を観察できるようにしているとの事。早速、急な山道をトラックの荷台に乗せられて出発。暗い森の中の大型のブラインドに潜り込んで、息を凝らして待っていると程なくして、サンケイの♂が森の奥から静かに歩みながら現れて来ました。おおっ!美しい!紺色の金属色に輝く羽と白い尾羽のコントラストが素晴らしい。しかし、天気も今一なせいかとにかく暗い!ギリギリのシャッタースピードで対応します。しばらく滞在した後、ゆっくりと森の奥へ。1時間半後再登場ですが、さらに暗くなっています。
白い冠羽は立てていませんでしたが、その見事な姿に感激しました。他にもミヤマテッケイに期待しましたが、サッパリ。現れたのはサンケイ♂のみでした。小鳥類も声のみ。
夕刻さらに暗くなって、ブラインドを後にして、宿に戻りました。茜色に染まった空が綺麗でした。
夜は宿周りで、オオコノハズク(Collared Scops-Owl)の探索。声はすれどちゃんとした写真に収めることが出来ませんでした。亜種ということですが、随分違うので、将来、違う種類になるのではないかと思われます。他にもタイワンコノハズク(Mountain Scops-Owl)、アオバズク(Northern Boobook)の声を遠くに聞きましたが、近くには来てくれませんでした。
翌朝は朝食前に宿の敷地内を早朝探鳥。先ずはキバラシジュウカラ(Green-backed Tit)。
クロヒヨドリ(Black Bulbul)も電線止まりでしたが、近距離で撮らせてくれました。
夜明け前にはルリチョウが大きな声で囀っていましたが、姿は見せてくれませんでした。宿周りには鳥が多く、楽しめました。

次回はこの続きで、コシジロムシクイと裏山に出掛けた会ったヒメオウチュウなどをアップする予定です。ご覧いただき有難う御座います。