ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

コアジサシ ヨシゴイ カワセミ 埼玉県川越市伊佐沼 その2

2020-08-26 | 関東地方
ヨシゴイ 埼玉県伊佐沼

7月24日伊佐沼:その1からの続きですが、午前10時20分ごろからの写真です。曇り空のおかげで、何とかこの時間でも粘れました。早朝に比べるとちょっとコアジサシの狩りの時間が減ったかなと思っていると、すぐに何処からともなく飛んできて、ダイビングします。
ヨシゴイもこの日は頻繁に飛んでくれて、気がつくと視界を横切って行きます。
バックの条件の良い時を狙いましょう。
蕾の前を通過です。
コアジサシの狩りですが、何度も撮っていると慣れて来たのか、その瞬間が結構撮れるようになりました。ダイビングで小魚をゲット!
続いて、連続写真です。まずは狙いを定めてホバリング‥‥
急降下。

ダイビングして出てくる直前です。翼の先から出てくる様です。
そして頭が出て来て‥‥
全身が出て来ます。
お次も連続写真です。ダイビンして、まず翼が水面から出て来て‥‥
見事小魚をゲットして出て来ます。
連続ではありませんが、狙いすまして‥‥
真っ逆さま‥‥
お見事にゲット。
こちらもゲット。
カワセミがいつの間にか同じハスの蕾にやって来ますが、光と背景の条件はやっぱり今ひとつ。
ヨシゴイが目の前にやって来ました。こちらは、胸の縦斑がはっきりしているので、♀成鳥でしょうか。
そんなこんなで、今シーズン7月の伊佐沼は、コアジサシとヨシゴイで楽しませてもらいましたが、翌週にはコアジサシの姿は見えなくなっていました。ヨシゴイ はまだ飛んでいましたが。

次回は、7回も引っ張った宮古島の総集編をアップする予定です。

8月27日現在、なんとか小笠原にたどり着くことができましたので、次次回には報告ができるかと思います。




コアジサシ ヨシゴイ カワセミ 埼玉県川越市伊佐沼 その1

2020-08-19 | 関東地方
コアジサシ 埼玉県伊佐沼

7月24日伊佐沼:4連休と言っても、他県への移動は避けてと言われるし、GoTo”トラブル”で明確な根拠もなく東京在住は冷遇されていますが、5分も歩けば埼玉県の我が家。なんだかなーとは思いますが、遠方に行くのは控えて、伊佐沼に行くことにしました。暑さを避けて早朝、と言っても7時は過ぎてしまいましたが、7月12日以来の再訪です。コアジサシはまだ滞在しているようで、20羽以上が飛び交っていました。今日はコアジサシのダイビング等の採食シーンをしっかり撮るぞ!と頑張りました。
最初はバックがなるべく緑になるような沼の東岸でカメラを構えていると、早速、コアジサシが掠め取りタイプの採餌。失敗のようですね。
東岸からだとハスの群落がバックになります。
トリミングしないでハスの花が見える様にしました。
ダイビングタイプで採餌。成功のようです。ダイビングの方が成功確率高そうです。
やっぱりハスをバックにした方が、映えますね。
ダイビングの後、体を震って、水滴を飛ばしています。
ダイビング直後に水から出てくる瞬間はこんな感じです。
沼を横切る木道に移動して待っていると、ハスの蕾の上にカワセミ。
急降下で水面にダイビングする直前はこんな感じです。
小魚を咥えたダイビング後の飛翔です。
突然、ヨシゴイが目の前を通過。近すぎるとカメラの画角に入れるのが大変です。
魚を見つけたのかホバリングしながら水面に向かいます。
捕獲に成功!やっぱりダイビングだったと思います。
ダイビングしてこちらに飛んできました。丸い尾鰭から小魚の種類が判りそうです。
ハスをバックにダイビングして、小魚ゲット!
ヨシゴイもよく飛んでくれます。どうも♂の成鳥に見えるんですが、♂ばっかり飛んでいるような気もします。
時に2羽で追っかけるように飛ぶことがよくあります。
次回もコアジサシとヨシゴイのその2ですが、コアジサシのダイビング連続写真があるかと思います。

サンコウチョウ 埼玉県狭山丘陵/コアジサシ ヨシゴイ カワセミ 埼玉県伊佐沼

2020-08-12 | 関東地方
サンコウチョウ♂  埼玉県狭山丘陵

6月27日埼玉県狭山丘陵: 宮古島シリーズを延々とやっていたため、ずいぶん昔の写真で恐縮ですが、我がフィールドの狭山丘陵で、サンコウチョウが営巣し、無事巣立ちしました。歩道の真上なんですが、10mぐらいの高さにあり、枝が被ってあまりいい条件では写せませんでした。MFは結構カラスが多く、よく卵の段階でやられてしまうのですが、昨年今年と多くの皆さんに見守られて無事に巣立って行きました。カラスの生息数が減っているのかもしれません。感覚的なもので、客観的な証拠は何もありませんが‥‥
さて、知り合いのYさんから孵化から10日ほど経っていると教えていただいたこの日、朝から両親ともよく餌を運んできましたが、だんだんと間隔が開くようになって来ました。
ヒナも随分と大きくなったようで、暇な時には下の写真のように羽ばたきの練習をしたり、巣から大きく身を乗り出したりするようになりました。ひょっとして巣立ち?
親も近くで見守るような態度を取っているのではないかと。
すると午後1時半ごろには、巣から出て来ました。逆光なので、産毛がよく見えます。
と間もなく最初に出て来た1羽が飛び出して行きました。残された雛と♂親のシルエット。

反対側からの♀と雛の後ろ姿です。3羽の雛はこの日全て巣から離れて行きました。
それから1週間後の7月5日に再び訪れると、3羽の雛たちは欠けることなく、巣の近くにいました。ちょうど道のすぐそばの木の茂みにいてくれて親もすぐ近くにいます。今年の7月は長梅雨で、晴れ間がほとんどありませんでした。この日も雨上がりで暗く、水蒸気が立ち込めていたので、近くても写真条件は今ひとつでした。
低いところですが、雛たちは木の茂みに隠れて見えませんでした。やっと1羽が見えるところに出て来てくれましたが、親とは似ても似つかぬ姿ですね。「個体発生は系統発生を繰り返す」と1825年ごろに生物学者のヘッケルが提唱した説が正しいとすると、サンコウチョウの祖先種はこんな感じだったのかもしれません。確かにありきたりのスズメ目の鳥の外見です。
親は時々餌を運んできます。
背中を見せてくれました。
羽を伸ばしていますが、大体生え揃って、羽は親と同じく黒っぽいですね。
ちょっと離れた場所で、3羽並んでくれましたが、ひどい枝被り。
8月1日に行って見ると、知り合いのSさんが写した雛の写真では紫色の羽が随分生えていて、親に近くなっていました。翌日の2日にも行ってみたところ、確かに親に似て来た雛を見ました。残念ながら写真には収められませんでしたが。
来年の夏、無事に生き抜いて日本に戻って来て欲しいもんです。

7月12日埼玉県川越市伊佐沼: 7月は雨ばっかりで、鳥見計画にかなり支障をきたしましたが、雨の間隙を縫って伊佐沼に行って来ました。今シーズンは、ヨシゴイがよく見えるのとコアジサシがやって来ています。沼に着くとコアジサシが飛び交っています。ハスの花も咲いているので、花と絡めようと木道の上で待っていると、早速ヨシゴイが飛んできました。ハスの中に入って見えなくなりましたが‥‥
すぐに飛び出して来て、別のハスの群落に飛んでいき‥‥
降り立ちましたが、ハスの間から少し姿が見えます。
クチバシに白い点が見えますが、鼻腔で、向こうが透けて見えます。
一方、コアジサシはというと20羽以上の群れで入っているようで、水中にダイビングしたり、水面をかすめるようにしたりと盛んに狩りをしています。このコアジサシはダイビングして、見事に小魚を咥えています。
小魚はすぐに食べるのではなく、運んでいくと杭の上で待っている、多分、幼鳥に渡しています。何処かで繁殖した家族群が、餌取りに伊佐沼にやって来たのではないかと推測します。
狩りの成功確率は結構高いようで、この個体もちゃんと咥えています。
ハスの花をバックに。
ある時自分より小さな鳥に追われているようなコアジサシがいるので、写して見ると、相手はツバメです。
俺の縄張りに来やがって!とでもいうのか、邪魔な奴め!と思うのかよくわかりませんが、ツバメがコアジサシを追いかけています。でも、いつもというわけではなく、同じ場所で何事も無くコアジサシは狩りをしています。
ヨシゴイが妙な飛び方をしているなと写真をよく見ると、何とツバメが写っています。ヨシゴイにも攻撃を仕掛けていたんでしょう。
コアジサシの狩りの瞬間を治めようとカメラを向けますが、これが中々大変。早いので、追いつきません。がんばって「修行だっ!」と何度も挑戦。これは、ダイビングで水面に突入寸前でフォーカスが合いました。
こちらはもう一つの狩りの仕方、水面掠め取りです。クチバシだけ水中に突っ込んでいます。

この日はこんなものだったのですが、7月24日に再度伊佐沼に出かけた時には、もう少し粘って、ヨシゴイと共に沢山撮れたので、次回と次次回に分けてアップしようと思います。


宮古島紀行2020年 その7 キンバト オオクイナ アカショウビン サンコウチョウ等

2020-08-05 | 琉球地方
キンバト♂  宮古島大野山林

6月22日(最終日)12時25分〜13時10分: 宮古島で鳥撮出来るのも残り1時間を切ってしまいました。相変わらず水場で張り込んでいますが、キンバトが出ずっぱりで、オオクイナと同時に出たり、アカショウビン、サンコウチョウもチラ見せしてくれ、遠征の最後を飾ってくれました。これでもかというくらいキンバトをアップしたいと思います。
さて、12時25分にやって来た♂のキンバトがゆっくり池の端に降り立ち、辺りを歩き回りました。どうもキンバトは水浴びではなく、採餌に来ているのではないかと思えます。
すると黒い影が現れて、見るとオオクイナ♀です。

その向こうにも黒い影が‥‥、オオクイナの♂がほぼ同時に現れていました。
えっー!どっちを撮ろうかなと迷っていると、先ほどのキンバトがノコノコとやって来ました。同じ視野に入って来ましたが、同時にフォーカスが合う位置関係では無かったです。
オオクイナにフォーカスを合わせるとキンバトはボケるし‥‥
キンバトに合わせるとオオクイナはボケるし、困ったもんです。とうれしい悲鳴。
オオクイナの♂の方も写したいし‥‥
でもやっぱりキンバトかな!と思っていると‥‥
池の中から黒い塊が再びノソノソと出て来ました。ヤエヤマイシガメです(多分)。後で写真をよく見ると手前に小さな亀がいました。子亀でしょうか。
やっぱり鳥屋さんなので、キンバトにフォーカスを合わせます。すると‥‥
何と!もう1羽キンバト♂が登場。森の中から歩いて出て来たようです。
歩き回って視野から消えたと思うと、奥の方にオオクイナ♂が見えます。ちょっと離れているので、ボケボケですが。
2羽のキンバト♂のクロッシングですが、もうちょっと近いとどちらにもフォーカスがあって良かったですけどね。

手前の方が少し佇んでくれました。ポーズをとってくれていると思いたいですね。
見返り美人(♂ですが)ポーズ。
それから20分ほど経って、一旦森に入ったキンバト♂がまた出て来て、池の周りをウロウロ、やっぱり水浴びはしませんので、餌取りかな。

光があたると緑の金属光沢が輝きます。
トコトコと歩いていましたが、枝を咥えました。ひょっとして巣材?かと思いましたが、ちょっと長いし、すぐに離してしまったので、何だったんでしょうね。
時刻は13時を回っていますので、そろそろ終わりかと思っていると、お別れに亜種リュウキュウアカショウビンが出てくれましたが、逆光、空抜けで写真は今一つでした。
お別れには亜種リュウキュウサンコウチョウ♂も来てくれました。
以上で宮古島の鳥見鳥撮は終了しました。最後に南国らしく青少年の家の前のハイビスカス🌺が「またおいで〜」と見送ってくれました。

沢山撮れて7回も長々やってしまったので、まとめとして全編から抽出して1回分の総集編とする予定ですが、少し間を開けて、次回は、MFで繁殖に成功したサンコウチョウ、伊佐沼のコアジサシ、ヨシゴイなどをアップする予定です。