ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

佐渡島紀行2021年5月 その3 トキ ノスリ キジ

2021-06-03 | 中部地方

トキ 5月7日佐渡市

5月7日午前6時頃佐渡市新穂地区:前回からの続きです。ミミズを採餌した後、田んぼの端を少し歩いてまた見つけた様です。
ミミズも必死で逃げようとしますが‥‥
少し湾曲した細長い嘴からは逃れることはできない様です。
口元に運んで‥‥
飲み込みます。
偶然、キジバトが横切りました。
お腹一杯になったのか、階段上の田んぼの畔を上がって来ました。後ろが抜けて良い感じです。
いきなり飛び出し、何とか間に合いました。
ここを離れて田んぼを回っていると、ノスリが畔に止まっているのを見つけました。飛び出しを狙います。
別の田んぼではキジがホロ打ちを見せてくれました。
暫く田んぼを回って、49番がいた田んぼに戻って見ると49番も戻っていました。
暫く観察させてもらいましたが、ここで、タイムアップ。無事に野生のトキと出会うことが出来、満足して、フェリーに乗り込み佐渡島を後にしました。自然豊かな佐渡島で、人との共生が今後もうまく行きその数を回復し、本州側でも繁殖する様になると良いですね。

次回は近隣の峠でかつての様子が少し戻って来たコマドリ、コルリ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。

佐渡島紀行2021年5月 その2 トキ 〜捕まえたのはミミズ〜

2021-05-30 | 中部地方
トキ 5月7日佐渡市

5月7日:野生復帰が進んでいると言っても四百数十羽ですので、広い佐渡島のどこにでもいるという訳ではない様で、野生のトキには簡単に会えませんが、3日目にしてだいぶ様子がわかって来たので、早朝に人々が活動する前に森と隣接している田んぼを回ってみる事にしました。昨日より早起きし、まずはトキのテラスから夜明けを待ちました。両津湾の方から日の出ですが、今日は曇り空。
寝ぐら立ちが少しは見えるかと期待しましたが、サギ類の寝ぐら立ちを見送るだけでした。トキの寝ぐら立ちはまだ暗い内に行っているのかもしれません。そこで、人気のない近くの田んぼを巡ってみました。すると田んぼの畔で草束をくわえているトキに遭遇。巣材とするのでしょうか、かなりの量をくわえて‥‥
飛び立ちそうな雰囲気がします。
やっぱり!、くわえて飛んで行きました。
翼裏側の朱鷺色が鮮やかです。
車からと言ってもやはり警戒心の強いトキの事、出会い頭に飛び立たれてしまうことが数回ありましたが、田んぼの端っこで採食中のトキが見つかりました。足に大きな足輪(49と読めます)をつけています。
採餌シーンが見られるのでは期待していると‥‥
田んぼの端に沿って歩いて来て‥‥
何か細長いものを捕まえました。ドジョウかな?と思ってよく見るとミミズでした。
摘み上げ、口元に放り上げて‥‥
ゴクリと飲み込みます。
田んぼの端に沿ってどんどん近づいて来てくれて、しっかり観察することが出来ました。幸い天気は曇り空で、写真には条件が良く、人も活動前でゆっくり見ることが出来ました。

次回はこの続きで、もう一度ミミズの採餌シーンと田んぼにいたノスリ、キジ等もアップする予定で、トキシリーズ最終版です。ご覧いただき有り難うございます。


佐渡島紀行2021年5月 その1 トキ キビタキ ツグミ サギ類等

2021-05-26 | 中部地方
トキ 5月6日佐渡島佐渡市

学名がNipponia nipponなのにまだ会っていない野生復帰が進んだトキに会いたくて、トキ観察のベストシーズンではありませんが、5月5日〜7日に佐渡島に出かけて来ました。本来なら1月に企画されていたツアーで雪のトキに会う予定でしたが、コロナ緊急事態宣言のため中止となり、仕方なく個人で密にならない様に出かけて来ました。そのため自家用車で移動し、宿の食事もコンビニ弁当で我慢しました。また、島内は田植えの時期でもありましたので、トキにもですが、農家のご迷惑にならない場所を選んで、車からの観察に徹する様にしました。
5月5日佐渡島:新潟から佐渡島の間のフェリーから航路観察を試みましたが、天気も悪くサッパリ。オオミズナギドリが遠くを飛ぶのみ。時にその鳥山が出来ていましたが、それだけ。15時ごろに島に到着して雨の中、国仲平野の田んぼを少し回ってみましたが、何にもいませんでした。野生のトキはなかなか手強い様なので、まずはトキの森公園に行って見ることにしました。飼育下のトキを見た後、別の場所にある野生復帰センターのトキのテラスに向かいました。少し高台にあり、国仲平野が一望に出来ます。見晴らしが良いなと眺望を楽しんでいると、サギではない頭部が墨色の鳥が飛んでいます。おおっ!と思って双眼鏡と撮った写真で確認すると紛れもなくトキ。ライファーとなる野生のトキに無事会うことが出来ました。サギ類も沢山いる寝ぐららしき場所に入りましたが、薄暗くなって来たので、この日は終了し、宿に向かいました。
5月6日佐渡島:4時半ごろ日の出なので、4時に起床し、トキのテラスに向かいましたが、宿からの夜明けの両津湾の眺めもなかなか綺麗です。
トキのテラスに着いた時にはもうかなり明るくなっていて、寝ぐららしき場所にも鳥影はなくなっていました。寝ぐら立ちはかなり早い様です。写真は午前5時のトキのテラスからの眺めです。田園が広がっているので、ここで様子を見ることにしました。
午前5時17分ごろ、トキが飛んでいるのが見えました。水田が明るいので、バックにするとシルエットになりましたが、羽下面の朱鷺色が何とか見えます。
バックが地面だとこんな感じです。
着地した辺りに狙いを付けてトキのテラスから出向いてみました。すると、いましたいました!田んぼで採餌中のトキを無事収めることが出来ました。この時期、目立たなくするためでしょうか、自ら黒い分泌物を羽に塗り込んでいるそうですが、コントラストがついて、田んぼにいると何とか見えます。自分の嘴で塗り込むとして、翼はわかりますが、頭部はどうやるんでしょうね?
付近の田んぼとトキロードと呼ばれる辺りを回ってみましたが、全く見つからず、どこを回って良いやらも分からないので、再びトキのテラスに戻って、田んぼを鳥瞰することにしました。すると遠いですが、飛んでいるトキが時々目に入ります。
このトキは田んぼの畔に着地。
が、すぐに飛び立ち。
テラスから眺めていると結構飛んでいます。割と近くに降りて来て木立の影に隠れて見えなくなったので、その辺りに行ってみました。すると水の入ってない田んぼで採食しているトキがいました。逆光で強い日差しなので、写真としては今一つですが、しっかり被写体となってくれました。
渡りの時期で広いと言えども佐渡島は日本海上の島ではあるので、渡りの珍鳥に期待して、渡り鳥が期待できるとネット上に記載のあった島の北東部の鷲崎に行ってみました。しかし、島在住と思われる鳥ばかり、暫く歩いて、やっとキビタキ♂を見つけましたが、普通のキビタキ 。夏鳥は他にツツドリの声を聞いたのとツバメ、イワツバメのみで珍しいのは見つかりませんでした。
南の方から渡って来た可能性はありますが、まだ冬鳥で残っていると思われるツグミが沢山いました。しかし、どれを見てもタダのツグミ。胸が随分黒くなっているので、夏羽なんでしょうか。他に冬鳥はカシラダカ、ニュウナイスズメ等がいました。
鷲崎を離れてトキのテラスがある新穂地区に戻ってくると、飛んでいるトキを発見。降り立ちシーンを収めることが出来ました。逆光ですが、羽が光って朱鷺色が、ちゃんと見えます。
降り立った辺りに行って見ると、割と近くで採餌中のトキがいてくれました。逆光ですが、近距離でしっかり撮ることが出来ました。もっともあまりアップで見るものでもない様な気がしますが‥‥
そして飛び立ち。羽の裏側の朱鷺色がしっかり見えます。
近くにいたキジが見送ってくれている様です。
トキのテラス近くで十分な駐車スペースがある場所で、上空を飛ぶトキを待ちました。ワンチャンスで、少し影が入りましたが、狙い通り、青空バックで収めることが出来ました。
日没はトキのテラスからにしようと何度目かになるテラスへ。田んぼのサギ達をシルエットで写してみました。
真っ赤な夕焼けにはなりませんでしたが、トキのテラスからの夕景です。田んぼに茜色が映えて綺麗でした。
野生のトキにも無事会えて、この日は終了。明日はもう少し早起きして寝ぐら立ちを見ようと誓って就寝しました。もっともこの時期トキは単独行動している様なので、群飛は期待出来そうにありませんが。

次回はだいぶ様子がわかって来たので、田園地帯を流して見ると、何度もトキに遭遇できました。そこでその様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。


立山室堂平紀行2021年4月 後編 ライチョウ カヤクグリ

2021-05-22 | 中部地方

ライチョウ♂成鳥 4月24日立山室堂平

4月24日:午前4時の日の出前に起き出し、宿の前に立つと目の前のハイマツにライチョウの若鳥♂が食事中でした。
辺りは朝焼けの景色です。奥大日岳(多分)に朝日が映えていい感じです。
するとチリリ‥と鈴のような声が聞こえて来ました。カヤクグリだっ!と見るとハイマツの上で囀っています。昨日は全然見えなかったのになあ〜と思いながら、カメラを向けました。今日は6時からの朝食を食して出かけることにしました。宿を出ると近くのハイマツで、相変わらずカヤクグリが飛び交っています。ジッとしていると近くのハイマツの上に止まってくれました。
ハイマツの上で、囀っていますが、朝日を受けて逆光気味にしてみました。
ジッとしていると近くで数羽が遊んでいて、立山方面をバックに少し逆光気味にしてみました。
雪の上にも降りて来ます。
有毒ガス注意のお知らせをフムフムとまるで読んでいるようですね。
カヤクグリが散々遊んでくれてよしよしと思いながら、昨日と同じ血の池近くのハイマツに向かいました。すると今日は♂♀とも昨日とは少し上の方にいました。足輪がついているので、容易に個体識別出来ます。ただし、ちょうど休憩時間のようでした。
近くでは、胸の羽がだいぶ黒くなった若い♂が休んでいましたが、ゆっくりと移動。
雪の上の上から丸見えの場所ですが、気にせず、実にゆっくりと歩を進めます。なるほどその方が、目だたたないなと妙に感心した次第です。
♂♀の場所に戻ると♀は食事を終えたのかゆっくりとハイマツの方に移動。
すると♂が後を追うように♀に近寄って来ましたが、尾羽や翼を少し広げています。求愛のポーズでしょうか?
でも、♀は気にも留めない様子で休んでいます。♂は何も出来ないのか、しないのか分かりませんが、ジッとしてしまいました。
そして1時間ほど経って、♀が始動。
♂も少し遅れて始動でしょうか、目立つところで背を伸ばしている様なポーズ。
ゆっくり歩き出し‥‥
少し背伸びする様なポーズを暫し取って‥‥
また歩き出します。
とういうことで、午前10時になったので、ライチョウ撮影を終えて室堂平を後にすることにしました。数日前に降った大雪のため、ハイマツが埋もれて、来ていたライチョウが低い所に降りてしまい室堂平では、数が減ったとの事でしたが、それでも白いライチョウをたっぷり見ることが出来て満足な遠征となりました。

次回は5月5日〜7日に出かけた初の遠征先となる佐渡島でトキに出会って来ましたので、その様子を3回に渡ってアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。


立山室堂平紀行2021年4月 前編 ライチョウ

2021-05-18 | 中部地方
ライチョウ♀♂のペア 4月23日立山室堂平

白いライチョウに会いたくて、ライチョウと言えばここ!の立山室堂平に初めて行って来ました。数は多くありませんでしたが、全身白い♂、♀、♂若鳥に無事会う事ができました。
4月22日:4月中はまだ全身白いというので、15日に開通したアルペンロードを通って行きました。そういえば北陸新幹線にも乗った事がないと、ガラガラの新幹線に乗り込み、富山駅でアルペンルートのチケットを買い富山電鉄、ケーブルカー、バスと乗り継いで、標高2,500mの室堂平に密の心配も無く到着しました。宿のみくりが池温泉まで徒歩で15分、ザラメの雪で歩きにくい上、空気が薄いのかすぐに息が切れます。そのせいか今回の遠征はさすがに疲れました。帰りも公共交通機関というのは正解でした。
さて、宿に荷を下ろして、午後1時半ごろにはライチョウ探索に出発です。雪が溶けてハイマツが顔を覗かせている場所が宿の前から広がっていますので、ハイマツ帯に沿って歩いて行くと遥か下の方のハイマツが剥き出した所に何人かの方がカメラを構えています。おっ!あそこだと雪の中を下って行きましたが、足元が雪に埋もれて結構大変。ゼイゼイ言いながら到着すると、CMさんが♀がいるよとのことで見るといましたいました。初見は全身真っ白なライチョウの♀!何とも綺麗で可愛いです。
少し上の方にもいる様なので、行ってみると3羽のライチョウがハイマツの中でお休み中でした。よく見えたのは若い♂、目先が黒いです。
ハイマツの中に潜り込んでしまったので、しばらく待っていると1時間近く経ってお腹が空いたのか食事に出て来ました。
若い♂ですが、目の上の肉冠が少し赤い所を見せてくれました。
別の若い♂ものそのそと出て来ました。この子は胸元の羽がだいぶ黒くなっていますね。
下の方に降りて見ると♀成鳥が再び活動開始の様です。
ズームレンズも持参したので、少し引き気味にしてみました。
ゆっくりと様子を見ながら雪の上を歩いていると本当に保護色ですね。目立たないです。
背景に立山が写る様にしてみました。
午後6時から食事だというので、宿の方に戻って、近くのハイマツ帯を見ると、ここにも若い♂がいました。
宿には天然温泉が出ていて、こんな高地で温泉に浸かれるとは思いもよりませんでした。食堂はアクリル板で仕切られており、皆さん、黙食。早々に就寝しましたが、慣れない雪の中を歩いたせいか、足の筋肉がつって苦労しました。
4月23日:翌朝は日の出と共に起き出し、外に出て見ると、何と宿の入り口の真前のハイマツの中に若いライチョウがいるではありませんか。やっぱり室堂は濃いな!と感心しました。
そして昨日の血の池近くのハイマツに行くと若い♂が食事中でした。
午前6時ごろ、少し降りて昨日♀成鳥がいた所に行くと、今日は♂成鳥がいました。目の上の肉冠が赤くて綺麗です!
すると後ろの方から♀が出て来ました。どうやらペアの様です。
ジッとたたずんでいると雪だるまの様、目立ちません。
朝食は8時迄なので、7時過ぎに宿に戻りながら近くのハイマツ帯を見ると、昨日の若い♂がのんびりとしていました。
朝食を終えてペアのいた辺りに出かけると休憩中だったのか姿が見えません。暫く待った11時過ぎに出て来てくれました。行動パターンとして、暫く食事をしたらハイマツの陰でおよそ1〜2時間ぐらいは休憩する様です。
同様に♀も顔を出します。
何とかペアの2ショットも撮れたということで、宿に戻って昼食を取り、こちらも休憩することにしました。15時になって、再び同じ場所に出かけて待っていると16時過ぎに♂が顔を出しました。
少し開けた所に出て、全身を良く見せてくれ‥‥
続いて♀も後を追うように出て来ました。少し引いて立山がバックになるようにしてみました。両方にフォーカスが来ていい感じです。
かなり接近してくれて2ショットが撮れて嬉しい限りです。
少し風景写真を。今日の夕食は7時からなので、夕景色を狙いました。立山の上空に上弦の月が見えて来ました。
日本海側に日が沈みます。大日岳か奥大日岳でしょうか。眼下の地獄谷からは、盛んに蒸気が上がり、硫黄の匂いが漂ってきます。
富山平野の方角ですが、雲にすっぽり覆われているようです。
天気に恵まれ過ぎて、真っ黒に日焼けしてしまいました。お湯に浸かると皮膚がヒリヒリして痛いことですが、満足な1日を終える事ができました。

次回は翌日の4月24日の午前中だけですが、同様にライチョウ達に加えて、カヤクグリがたっぷり出てくれた様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。

諏訪紀行2021年2月 イスカ オオマシコ ベニマシコ ミヤマホオジロ ルリビタキ

2021-03-27 | 中部地方
イスカ♂&♀ 2月9日長野県岡谷市

2月9〜11日に今季2度目となる岡谷市のイスカ/オオマシコ ポイントに鳥友HMさんと遠征して来ました。イスカとオオマシコは今回もたっぷり楽しませてくれました。出現パターンは前回と似た様な感じで、イスカはやはり午前中、イスカのなる木は何故か3日目に頻出。オオマシコは餌となる実が少なくなったのか、少し出現頻度が減った様に思います。逆にベニマシコをよく見かける様になり、ミヤマホオジロも少し出現頻度が増えた様でした。結局3日とも鳥の出にハズレはなく、おまけに良い天気でしたが、その分逆光には苦労しました。また、あまり冷え込まなかったせいか、樹氷などとのコラボは叶いませんでした。
2月9日:早朝、東京を出発し、9時前には現地に到着してまず展望台のポイントに向かいました。少し雪の量が増えた現場では先着の方が3名ほどでしたが、暫くしてアカマツに早速イスカがやって来ました。何故か逆光側のアカマツにしか止まってくれませんでしたが、割と背丈の低い木で、そこは良かったです。
今回も♂の採食シーンはよく撮れます。
そこで今回は♀の採食シーンも撮りたいと、♀も狙います。前回も目撃した幹をかじる仕草ですが、この子も幹を齧ってました。何をしているのでしょうね。
幹バックですと色が出やすいです。こういった場所に止まっていただけるとありがたいです。
♂と♀が食い違ったクチバシを突き合わせる様な場面に遭遇。何をしているでしょうね?求愛関連?単なる場所争い?
午前10時ごろには飛び去ってしまったので、道沿いに移動するとすぐに5〜6羽のオオマシコに遭遇。ほとんどない様に見えるのですが、わずかに残った実を食していました。やっぱり♂成鳥がいるとついついそこにカメラが向いてしまいます。到着早々でイスカとオオマシコをゲット出来て、まずまずのスタートです。
道路沿いを進んでいると、午前12時前に道に食事に出て来たベニマシコです。今回はベニマシコが近い!
今回のミヤマホオジロは♂♀のペアで道に食事に出て来ましたが、距離を詰めさせてくれません。午後4時前の少し日の傾いた頃のミヤマホオジロ♂です。
午後5時前でそろそろ引き上げようと歩いていると、雪解け水を飲んでいるベニマシコの群れがいました。やっぱり冷たい雪より融けた水の方が良いですよね、きっと。夕刻なので、赤が強調されてそれらしい色合いです。
八ヶ岳も夕焼け色に染まって綺麗でした。

2月10日:翌日は午前7時ごろポイントの展望台に到着。先着の方が白樺の木に止まってましたよと教えてくださり、そうか!そんな早い時間から動いているのなら、明日はもっと早い時間に来ようと誓った次第です。暫く待っていると午前8時ごろ早速イスカがアカマツの木にやって来ましたが、またまた逆光側。それでも松の葉がバックになる位置で何とか撮らせてくれました。♂が3羽同一視野に入ってくれました。
やっぱり松ぼっくりを外して食べやすい様にして食事している事がよくあります。
時に逆さまになって食事します。
飛び去ったので、道路沿いに奥の方へ移動。午前9時ごろ遭遇のオオマシコは道に落ちた実を食している♂成鳥のいないグループでした。
このオオマシコ♀幼鳥が食しているのは松の実の様です。イスカの主食である松の実は、やはり栄養価が高い御馳走なんでしょうかね。
雪解け水のおかげでクチバシの周りに草の実がついています。

今日は午前11時前にやっとイスカのなる木が出現です。雪の増えた北アルプスをバックに。
オオマシコ が飛んで来て枝止まり。雪のお山をバックにしてくれました。
遠景の北アルプスの山々です。前回より雪が増えています。

午後3時前、道を歩いていると今回は♂のルリビタキが登場してくれました。綺麗な成鳥でした。
16時半すぎ、そろそろ戻ろうと歩いていると展望台近くで赤いオオマシコ♂がいるグループが昨日のベニマシコと同様雪解け水を飲んでいました。♂成鳥が2羽いましたので、別の群れか、たまたま昨日見えなかっただけかはわかりません。

2月11日:今日は午前6時半ごろ到着。昨夜少し雪が降ったようです。空はまだ曇っていて少しガスっていましたが、もうイスカのなる木が出現していました。早い時間から来ているですね。
今日は曇り条件で撮影できるかと思いましたが、すぐに雲は晴れてアカマツの間から朝日が登って来ました。
今日のイスカは展望台周辺で過ごしている様です。そして♀の食事シーンも撮る事が出来ました。外した松ぼっくりを食しています。
今日は30分から1時間おきにイスカのなる木が出現します。しかも羽数が多い!
仲睦まじいペアの様に見えますが、実は前後に少しずれています。
近くの木に飛んで来たイスカ♂。暫くたたずんでいました。
今回も何故か最終日にイスカのなる木が頻出、不思議です。そんな訳で、余裕で午前9時に岡谷を切り上げて、野辺山に移動。前回と打って変わって、すっかり雪に覆われていました。そのためかフクロウもハギマシコも姿なし、仕方がないので、蕎麦屋に寄って八ヶ岳を見ながら信州蕎麦ではなく鍋焼きうどんを食して、本遠征を終えました。

次回は2月13日に出かけた午前中の坂戸のヒレンジャク、夕刻の熊谷のしっかり出てくれたコミミズクをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

諏訪紀行2021年 その3 イスカ コチョウゲンボウ キジ

2021-03-17 | 中部地方
イスカ♂  長野県岡谷市

1月22日午前8時45分ごろ〜10時ごろ:ポイントに到着時からイスカは白樺の木や展望台にある松の木を行ったり来たりしてくれ存分に写すことが出来ました。こんな日もあるんだと観察回数を増やすのが大事だとつくづく思い知らされます。
さて、アカマツで食事したイスカは8時45分ごろ白樺の木に戻って来ました。
また一斉に飛び去ったものの30分後と1時間後には戻って来ました。違う群れなのかもしれませんが、よくわかりません。
そしてすぐに移動したものの数羽が近くの小さな松ぼっくりをつけた木(種類は分かりません)に移動。
アカマツ程の実はないのでしょうが、しばし突いていました。
寛いだのか羽繕いをしてエンゼルポーズ。
すぐ近くのアカマツに移動して食事していましたが、1羽の♂が松ぼっくりを取り外して、こんな見易いところで食事を始めてくれました。
そして一旦咥えて‥‥
少し離れた枝に移動。足で枝に止まると同時に松ぼっくりを押さえています。
食い違った嘴を使って実を取り出します。
実を取り出すと種の部分のみを食します。
時に上手く出来ずに実を取り落としてしまう事もあります。
いつの間にかもう1羽の♂が松ぼっくりを咥えてやって来ています。
何と!2羽で並んでお食事です。もうちょっと近くで並んでくれるともっと大きく出来るのですが、仕方ありません。
最初の1羽が飛び去り、残った1羽も同じ様に食事を継続。種の部分だけを食して実の羽にあたる部分は不要の様です。
求愛給餌?♂が♀に松ぼっくりを差し出している様にも見えましたが、♀は受け取らず去って行きました。
そうこうしている内に後ろのアカマツにイスカの集団が飛来。頭の上でした!
そして白樺の木に移動、午前10時ごろの事でした。
また移動してしまったので、岡谷はこれでおしまいにし、野辺山に移動することとしました。

22日13時〜15時ごろ:フクロウがいるとの事で、野辺山高原を探索しましたが、時折雨の降る中、肝心のポイントを外してしまいフクロウには会えず。ハギマシコの50羽くらいの飛んでいる群れを見ましたが、写真に収められず。諦めてそろそろ帰ろうかとしていた頃、コチョウゲンボウ♂を発見。小雨混じりでしたが、後ろが抜けた良い所に止まって背中の青色を見せてくれています。バックは八ヶ岳です。
他にはキジも見かけました。
野辺山は岡谷の帰りについでに寄った感じでしたが、やはり気を入れて探索しないといけないなと思いつつ帰宅の途につきました。
次回は近隣でのオオマシコ 、ノハラツグミ、ムジセッカ、ルリビタキ などをまとめてアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。

諏訪紀行2021年1月 その2 イスカ オオマシコ ミヤマホオジロ

2021-03-12 | 中部地方
イスカ達 1月21日長野県岡谷市

翌日の1月21日は午前7時半過ぎに到着、先着の車は数台だったでしょうか。今日はイスカの集合ポイントで待っていましたが、何羽か通り過ぎるのみ。仕方がないので、道を下っていくと何人かの方が道路沿いのアカマツにいるイスカにカメラを向けています。イスカは逆光側のアカマツで採餌中でしたが、しばらくすると展望台の方に一斉に飛び立ちました。皆さん、それっ!と移動。展望台に駆けつけると居ましたいました!白樺の木にイスカが鈴なりです。時刻は午前10時少し前。背後には北アルプスの山々が雪を頂いていい感じです。
一部が移動して、目の前の木に数羽飛んできました。♀ばっかりでしたが。
展望台のアカマツでも採餌を始めました。ちょっと逆光ですが、後ろが暗いところに来てくれるとなんとか写せますが、♂の赤色が出にくいです。
30分ほど経つとまた木に集合です。地面の雪で給水しているようです。今はどこにでも雪はありますが、シーズン初めは北斜面だけに残っていたので、ここを給水ポイントにして、そのまま継続してここに集まっているのではないかと思われます。見晴らしがいいので、仲間を見つけやすいのかもしれません。
そっと近づいて、アップにしてみます。♂の全身が順光側で撮れたのは初めてですが、イスカの赤色は日が当たるとちょっとくすんだ感じの赤色に見えますね。
白樺の白とバックの雪を頂いた山々が引き立ててくれます。ちょっと枝がごちゃごちゃしていますが‥‥💦
♀も写さないと。
飛び出しシーンです。
午前11時ごろには飛んでいってしまったので、道路沿いに散策。何故か午後にはイスカの群をほとんど見かけなくなりますが、単独の個体をたまに見かけることはあります。時刻は午後3時を回って、時々オオマシコ達が道端に降りて来て採食しています。
道路の上にも結構草の実があるようで、アスファルトの上にも出て来ます。道路にのびた長い影で夕刻を感じて頂けるでしょうか。
オオマシコと遊んでいると午後3時45分ごろ、道路に突然1羽のミヤマホオジロ♂が飛び出して来ました。珍しく警戒する様子がなく、こちらに向かってピョンピョン跳ねて来ました。
スポットライトを浴びている様です。
最後にミヤマホオジロまで出てくれて中々充実した一日だったと引き上げました。ちょうど諏訪湖の奥の八ヶ岳連峰に夕日が当たって綺麗でした。

1月22日早朝:本遠征の最終日は午前7時半ごろに到着、今日は先着の車は一台のみ。早速展望台に向かうと途中、リスが飛び出して来ました。
展望台のポイントに到着すると、なんと今日はもうイスカのなる木が立っていました。そしてお天気は曇りなので、発色が良好です。しっかり撮ろうとシャッターを押しまくります。埼玉県から来られた方と2人じめでした。
遠くからだと山バックに出来ますが、近づくとどうしても空バックになります。それでも近いからまあ良しとします。
時に幹を齧っているイスカを見ます。何をしているんでしょうね。
アップにして見ます。イスカの特徴である食い違ったクチバシがよく分かります。
食い違ったクチバシで、ペンチのようにして松ぼっくりをこじ開けるのはいいとしても中の実をクチバシでつまみ上げるのは難しいのではないかと思っていました。この写真の口元を見ていただけると舌が結構伸びています。多分こじ開けて、舌で取り出すのではないかと推測します。
これは反対側の山々をバックにしたイスカです。
曇り空だと松の葉をバックにすれば結構赤色の発色が良くなります。穿り出した松の実を咥えています。
岡谷遠征の最終日にイスカの大当たりとなって、次回はこの続きでイスカの食事風景等と帰り道に立ち寄った野辺山高原をアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。

諏訪紀行2021年1月 その1 オオマシコ イスカ ルリビタキ

2021-03-07 | 中部地方

オオマシコ 1月19日 長野県岡谷市

1月19日〜21日に長野県岡谷市のイスカ、オオマシコのポイントに遠征し、帰り道、野辺山高原にも立ち寄って来ました。今季はイスカの当たり年の様で、岡谷市のポイントでは数十羽の群れに何度も遭遇し、たっぷり写真に収めることができました。同所にいるオオマシコもしっかり出てくれ充実した遠征となりました。
1月19日:早朝東京を立ち、午前9時前ごろ岡谷市のポイントに到着、閉鎖された道路脇には先着の車が4、5台ほどでしたが、ほとんど県外No.、良い天気でしたが、 気温は氷点下で寒い!ザラメの雪の残る道を進むと道の両脇にあるアカマツから早くもイスカの声。しかし、逆光側で見にくいこと限りなしでしたが、やっとのこと樹氷の松の天辺にイスカが出てくれました。こりゃ幸先いいわと思いましたが、この日のイスカの写真はコレっきりでした。
イスカ達は何処かへ飛んでいってしまったので、道を進んでいくとオオマシコに遭遇。♀成鳥と幼鳥ばかりの5,6羽の群れでした。道に落ちた草木の実を食している様でした。この子は赤味が強いので、♂幼鳥ではないかと。同じ場所にベニマシコもいました。
地面よりやっぱり枝止まりがいいですね、少し逆光気味が光を感じていいように思います。この子は♀成鳥でしょうか。
道の両脇にはアカマツが林立していますが、イスカの声は聞こえるものの見える所になかなか出てくれません。道を行ったり来たりしているうちに早くも昼過ぎ、昼を過ぎるとイスカの声もあまりしなくなります。目の前に飛び出した小鳥を見るとルリビタキ、小翼羽に青味があるので、♂幼鳥かも。
あまり成果もないまま午後4時を過ぎたので、帰途についていると赤い♂がいるオオマシコの集団が道路脇で採餌中。鳥見の方はみんなお帰りになったので、独り占めでした。
しばらくするとヤマハギの実が残る枝に飛び付いて採食。
枝から取りにくいところはホバリングで採食。お陰でこんなシーンが結構撮れました。
夕日があたってちょっといい感じではないかと。この子は赤みがほとんど無いので、♀幼鳥かと。
日に映えて、やっぱり♂成鳥の赤紫色は何とも言えません。
最後にオオマシコたっぷりで、良かった良かったと引き上げているとまたまたオオマシコ。この子は赤みが強く額に銀色があるので、♂幼鳥でしょうか。
雪を食べて水分補給のようです。
流石に少し暗くなったので、この日は切り上げて諏訪湖畔の宿に向かいました。
このポイントは展望台もあり、信州の美しい山並みを目にすることが出来ます。この方角は北アルプスの山々が見渡せます。手前の木々は見渡す限りアカマツ、イスカが居着く筈です。
こちらは諏訪湖から八ヶ岳連峰が望めます。

次回は2日目ですが、イスカのなる木にお目にかかれ、オオマシコ、ミヤマホオジロにも遭遇できましたので、その様子をアップしたい思います。ご覧頂きありがとうございます。

イスカ マヒワ アトリ ルリビタキ ヒガラ ヤマガラ 山梨県西湖

2021-01-16 | 中部地方

イスカ♂  12月10日西湖野鳥の森

12月10日山梨県西湖野鳥の森公園:今シーズンはイスカの当たり年のようです。各所で情報がありますが、西湖野鳥の森公園で11月から色々な方がブログにアップされていますので、出かけてみました。実はここは初めての探鳥地になります。さて朝8時頃に着いてみると先客は二人だけ、しかもビジターセンター裏には入れないようです。どうやら出が悪くなっていてCMさんは来なくなった様。それでも松は多く存在するのでどこかにいるのではないかとあたりをウロウロしましたが、気配なし。結局ビジターセンターすぐ横の水場で待つことにしました。水浴びに色々の野鳥たちがやって来るのでいいかと思われます。ルリビタキ♀タイプが登場。
そして10時50分頃松の木に5,6羽の鳥達が飛んで来ました。見るとイスカ!やったと思いましたが、モロ逆光。少しでも条件の良い位置に回り込んで写しましたが、光が強い上、枝被りでよく見えません。それでも何とか写ってくれたのは、まず♀。
そして赤い♂が見えました。影があるけど写してみると近くにも♂!両方ピントが合わず残念。
水場に降りてくれるかと期待しましたが、何処かに飛んでいってしまい、それっきりでした。でも何とかイスカは出てくれてはるばる来た甲斐がありました。
水場で待っているとマヒワがよくやって来ます。水を飲んだり、水浴びしたりでしょっちゅうやってきます。水場に降りる前に枝で様子を見るので、枝止まりもしっかり撮れます。先ずはマヒワの♀
水場にも降りて来ますが、近い!

ヤマガラがたくさんいますが、とってもフレンドリー、センターには餌台があるので、ずいぶん人馴れしています。
そしてマヒワ♂も水場に降りて来ました。
アトリも来ます。この子は♂の様です。
こちらは♀
他にはカシラダカ、シジュウカラなども来ますが、ヒガラは少ないですね。
マヒワは水場に降りる前に様子を見るのか、枝に結構長い時間止まっているときがあります。
水浴びをしています。
何度もやって来ては長い時間枝に止まってくれるので、しっかり撮れます。
結局イスカは一度だけでしたが、マヒワがしっかりサービスしてくれたので、まずまずの西湖でした。

次回は12月19、20日の狭山丘陵でのルリ&モミを再び、12月21日の銚子漁港でのカモメウォッチングツアー、12月24日の狭山湖でのトモエガモをまとめてアップする予定です。ご覧頂きありがとうございます。

戸隠紀行2020年10月 その3 ムギマキ マミチャジナイ アカハラ ヒドリガモ

2020-12-03 | 中部地方
マミチャジナイ♂  長野県戸隠植物園

(続き)10月24日15時38分〜40分: 出ずっぱりのムギマキ♂、時刻としてそろそろ落ち着いて来たのでしょうか。ほぼ同じ枝に止まっていました。
ちょっと引いて残り少ない黄葉を入れてみました。
飛び去った後、降り出した雨がずいぶん強くなって来ました。時刻もいい頃と植物園を後にして宿に向かい鳥見を終了しました。

10月25日午前:24日の植物園の混み具合からすると早めに出かける必要があり、まだ暗いうちに宿を出ましたが、昨日の雨が凍って、車はバリバリ、おまけに雪がちらついています。スリップしない様にそろそろと車を走らせ、明るくなり始めた植物園の駐車場に着くともう半分近く埋まっています。カメラを準備して、昨日のポイントに向かいましたが、木道はツルツル。滑らないように慎重に歩きましたが、一度スッテンと転んでしまいました。本能的にカメラを庇ったせいか何とか無傷、体も軽い打身で問題なしでした。さて、昨日のムビマキポイントに一番に到着しました。近くのもう一つのポイントにもまだ二人程でした。徐々に明るくなる中、一度若い♂が現れたっきり、サッパリです。♂成鳥も来ましたが、すぐにどこかに行ってしまいました。いっぱい来るよとお教えした鳥友さん達も来てくれたのに申し訳ない事です。このポイントには、午後に頻繁に来る様で、どう言う加減なのでしょうか、不思議なものです。そこでマミチャジナイ&ナナカマド狙いに切り替えて園の入り口近くのナナカマドポイントに向かいました。このポイントからは戸隠山が見えます。昨夜、高いところは雪だったのでしょう。山は綺麗に雪景色です。
ナナカマドのポイントでは、数羽のマミチャジナイとアカハラが頻繁に現れます。ひとしきり食べると笹薮に潜り込みますが、暫くすると飛出してナナカマドの赤い実を食してくれます。おかげ様で、撮り放題です。やっぱり咥えたところだろうとチャンスを狙います。まずはアカハラ♂、頭部の色合いからすると亜種アカハラでしょうね。
そしてマミチャジナイ♂成鳥、上手く笹の緑がバックになってくれました。
加えた実は丸呑み。
実を咥えていない、なんかすましたポーズで。
こちらはアカハラ♂ですが、頭部がずいぶん黒いので、亜種オオアカハラでしょう。
舌を出して実を咥えているこの子は雨覆の羽端が白いので、幼鳥ではないかと思います。
こちらは頭部が灰黒色なので、♂成鳥かと。
こちらは雨覆の羽端が少し白いので、幼鳥でしょうけど結構色が濃いので、♂成鳥一歩手前といった感じでしょうかね。
ごっくんと飲み込みます。
こちらは亜種アカハラ♂でしょうね。
マミチャジナイ♀の若鳥かもしれませんね。
アカハラの赤茶色のお腹がよく見えます。
すぐそばの緑が池にはまだエクリプスのヒドリガモがいました。
鳥居のポイントに行ってみると相変わらず出てくる様ですが、あまり多くはありません。ムギマキ♂幼鳥の様です。
最後に緑が池脇の林内の黄葉で締めくくります。
十分な成果が得られたので、渋滞前に帰ろうと11時ごろに鳥見は終了。宿でもらったクーポン券で戸隠そばを頂こうとお店に行くと、まだお昼には時間があるのに満席の上、結構な順番待ち。食事は諦めてお土産を買い込み帰途につきましたが、やっぱり蕎麦が食いたくなって途中で見つけた蕎麦屋でいただくことにしました。高速道路は混んでいましたが、それほどの遅れはなく無事帰り着けました。


次回は11月の近隣のMFでのやって来た冬鳥やお山の紅葉+カラ類等をまとめてアップする予定です。ご覧いただき有難う御座いました。


戸隠紀行2020年10月 その2 ムギマキ

2020-11-26 | 中部地方
ムギマキ♂若 長野県戸隠植物園

(続き)10月24日14時06分〜15時38分: この日は朝から雲の動きが激しく、晴れていたかと思うと急に陰り、時折、雨もパラついていました。さて、戸隠植物園内のツルマサキのポイントですが、次から次にムギマキがやってきます。14時06分、後ろの抜けた枝に止まってくれたこの子は、胸のオレンジ色が濃いので、♂の第一回冬羽(1W)でしょうか。バックに多少黄葉が映り込んで良い感じです。贅沢を言うとキリがありませんが、♂成鳥に来てほしい場所です。
14時21分、さっきと同じ子かもしれませんが、♂1Wでしょう。
14時24分、♂成鳥がやって来ました。この枝にしばし止まって、向こう向きから‥
こちら向きに反転、喉からお腹のオレンジ色が鮮やかですね。
14時32分、やって来たのは黒色が少し薄いので、♂2Wでしょうか。
14時32分、♂成鳥が羽を広げて、バックに黄葉が映る枝に止まってくれました。
14時35分、同じ子かもしれませんが、オレンジ色を見せつける様に。
14時45分、多分♂1Wの飛び出しです。
14時56分、この子は♀でしょうが、オレンジ色が殆ど無いので、1Wかもしれません。単に暗くなって色が出にくいだけかもしれませんが‥‥
14時57分、時折、雨が降り出すので、引き上げる方が増えて、段々と木の近くにカメラを移動出来ました。おかげで、少し大きく写せる様になりました。そんな中、よくやって来る♂成鳥ですが、14時24分の子とは微妙に白い眉の模様が違うように見えるので、2羽いるのかもしれません。
15時10分、またまた、♂成鳥。この枝に暫し滞在してくれました。
枝を移って、後ろがそれほど騒がしくない枝に止まりました。
15時26分〜28分、眉の形が同じなので、さっきと同じ♂成鳥です。
15時38分、やっぱり♂成鳥、本当によく来てくれます。
♂成鳥がほとんど出ずっぱりなので、ムギマキばっかり載せてしまいましたが、次回は、もう少しこの続きと翌日のナナカマドのマミチャジナイとアカハラをアップする予定です。ご覧いただき有難う御座います。

戸隠紀行2020年10月 その1 ムギマキ マミチャジナイ アカハラ クマタカ ハヤブサ ゴジュウカラ等

2020-11-19 | 中部地方
ムギマキ♂成鳥 10月24日長野県戸隠植物園

ムギマキに会いたくて、10月24日25日に戸隠植物園に遠征して来ました。今季は戸隠に行こうかどうか迷っていましたが、5日ほど前に出かけた鳥友Mさんからの「たっぷり出ているよ」との連絡と写真を見せられると、居ても立っても居られない状況で、行くことに決めました。3年ぶりの戸隠でしたが、ムギマキ♂♀成鳥幼鳥とマミチャジナイをたっぷり収める事が出来ましたので、3回に渡ってお送りしたいと思います。さて、植物園はバーダーで大賑わい、神社参道も観光客で大賑わい、コロナどこ吹く風でしたが、GoToにも関わらず、宿は空いていました。
10月24日午前8時〜午後2時 戸隠植物園: 植物園には朝8時ごろ到着、すでに無料駐車場は満杯、参道近くの有料駐車場に停めて、まずは鳥居のポイントへ。頻出のポイントは植物園内のツルマサキに移った様ですが、それでも10人程度のCMさんがいて、中に何人かの鳥友さんの姿がありました。早速、様子を尋ねると植物園内の木道はごった返しているそうなので、余裕のある鳥居のポイントで待つことにしました。すると隣の黒い実を付けたキハダでしょうか、マミチャジナイが頻繁にやってきます。こりゃ凄いと退屈せず待っていると8時40分ごろムギマキ♀が登場してくれました。
やれやれ良かった良かったと安心しましたが、登場頻度は少なかったです。1時間ほどして、上空に猛禽が飛んでるとのことで、見るとクマタカ!ここでお目にかかれるとは、と感心しました。
黒い実を食しにマミチャジナイはよく来るのですが、高い!枝被り!でなかなか良いのが撮れません。入っているマミチャジナイの数が結構多いようで、これほどの数を見たのは初めてです。
やっと枝被りなしの写真が撮れました。頭部が濃灰色で♂成鳥の様です。
バランスを崩すと羽を広げて持ち直します。
そうこうしているとまたまた猛禽!との事で、見上げると今度は、ハヤブサでした。
やっぱりムギマキの登場回数は少なかったですが、マミチャジナイが頻繁にやってきますので、退屈しません。
これは割と低い枝に来てくれた時でしょう。
来る割合はマミチャジナイより少なかったですが、アカハラも来てくれました。
キハダの下には赤い実がなっていましたが、誰か食しているのは見かけませんでした。
マミチャジナイは時にツルマサキにもやってきます。
これはゴジュウカラと鉢合わせした時のものです。
今度はツグミと鉢合わせ。
マミチャジナイが頻回やって来るので、退屈しませんでしたが、ムギマキの頻度が少なく、少し場所を移動。園内園外にツルマサキはそこかしこにあるのですが、どれにもやってくるわけではないです。この木は美味しいのか、何羽か来ていました。♀の様です。
こちらは♂ですが、黒色が薄いので、第二回冬羽の若鳥でしょうか。
ちょっと風景写真を。戸隠神社の参道をしばらく登った所にある隋神門です。苔むした屋根が雰囲気ありますね。
これは、園内の紅葉の様子。多くはもうすでに葉っぱを落としていましたが、中にはまだまだのもありました。
さて、午後1時を過ぎて、そろそろ園内に移動しようと隋神門のあたりから植物園内に入って、降って行くと木道脇のツルマサキに多くのCMさんが並んでいます。なんとか列の北の端に位置してカメラを構えると来ます来ます!ムギマキの♂、♀、若いのやらが頻繁にやってきます。時刻は午後2時ごろでしたが、すっかり成鳥羽になった♂をしっかり収める事ができました。
撮りたいけれど腕が追いつかないホバリングでの採餌シーンがたまたま撮れました。こんな格好で実を咥えています。器用なもんですね。
この子は♂ですが、黒色が薄いので、2歳児にあたる第二回冬羽でしょうか。
ここのツルマサキは実がそんなに残ってないのですが、よくやって来ます。ところが翌日の朝にも行ってみましたが、さっぱり。なぜか午後にしか来ないようで、不思議なものです。
次回は、この続きでムギマキをたっぷりアップしたいと思います。

粟島紀行2020年10月 シラガホオジロ ノジコ コホオアカ アトリ ミヤマホオジロ カシラダカ等/ノビタキ 埼玉県

2020-11-12 | 中部地方
コホオアカ 新潟県粟島牧平 10月10〜12日

10月10日〜12日、秋の離島の渡り鳥を求めて、ワイバードのツアーにて粟島に遠征して来ました。台風が南寄りに進路を取ったため、東京は結構な雨でしたが、長岡を過ぎる頃から晴れ間が出て、粟島では三日ともお天気には恵まれました。そのせいかどうか鳥の出は今ひとつ。まっ、秋の渡りはこんなものかもしれません。鳥達はと言うと、渡った距離がまだ短いのか皆んな元気!距離を詰めさせてくれません。そんな中、ライファーとなるシラガホオジロを初めとして、ノジコ、コホオアカ 、アトリ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、ツグミ等49種類が確認できました。
10月10日:新幹線と特急を乗り継いで、新潟の村上駅に到着(村上駅の駅メロはサンコウチョウで、気分が盛り上がります)、岩船港からフェリーで粟島へ。岩船港〜粟島への航路上は予想通り、サッパリ。時折ウミネコを見るのみ。島について、宿に荷を下ろして、まずは、島の北端の牧平へ。アトリ、カシラダカ、ノジコ等が目につきましたが、結構な数入っていたカシラダカの中にコホオアカが1羽いました。
少し歩くと畑の中にミヤマホオジロが数羽。
別の畑には、ノジコ。白いアイリングが妙にクッキリとした個体でした。それにしても遠い!
初日は牧平で終了。宿に戻りましたが、今回の宿は島の西側の釜谷地区でした。

10月11日粟島:翌朝、朝食前に宿の近くを散策するも大した成果なく戻ると、宿近くの広場付近で、参加者の方がよく分からない鳥がいるとのことで、ガイドの中野さんと見てみると、何とシラガホオジロでした。やれやれライファーひとつは出た!と喜びましたが、これっきり。
シラガホオジロはと言うと、あまり距離は詰められませんでしたが、写真には何とか収まってくれました。この写真を見ると頭頂が白髪混じりの様に見えますね。それでシラガホオジロと命名されたかもしれません。頬の白い部分がはっきりしているので、第一回冬羽の♂でしょうか。
この日の朝食は海を見ながらの浜鍋風味噌汁。焼石が入った熱々の魚が美味しかったです。
この日はまず港近くの内浦地区からでしたが、大した成果もなくトボトボと牧平まで行進。途中でコサメビタキ。
牧平に到着。それにしても日向は暑い!お昼のお弁当は木陰に逃げ込んで取りました。さて、牧平にて探索開始。今日もカシラダカ多し、50羽以上の群れが、畑から飛び立ったのには驚きました。ノジコの姿も目立ちましたが、多くても数羽の群れでした。
自由行動となって、とある木の中でアトリに遭遇。目の前で撮らせてくれたのはこのアトリだけでした。
更にうろついているとカシラダカが枝止まりで、撮らせてくれました。
牧平での鳥見を終えて宿に戻りましたが、夕食までにはまだ少し時間があるので、釜谷地区を散策。夕暮れ時の海をバックにしたイソヒヨドリです。
釜谷地区から西を望むと夕焼けに佐渡島が浮かび上がります。手前のテトラポッドの上にはウミネコのシルエット。ちょっと絵画風かなと。
そして遠景の日没。

10月12日粟島:最終日、朝食前に宿近くを散策するも大した成果なし。朝食後、牧平から鳥見を始めますが、鳥種に大した変化なしでした。やっぱりカシラダカ 。
木立の中にアカゲラ。この木立には先日オオルリやらツグミ、シロハラ、クロツグミ 等がいました。今日もツグミ、シロハラなどでしたが、ツグミ類は警戒心が強く、ゆっくり見せてくれません。
牧平から内浦地区まで徒歩で行進。岩の上のイソヒヨドリ。
普通は写真パスのアオサギですが、風景写真としてどうでしょう。
再度内浦地区の畑を探索。ノビタキ2羽と‥‥
右下にノジコが加わりました。
電線止まりのノジコ。この子は妙に顎線がクッキリ白いですね。
以上で粟島での鳥見を終えて、帰路に着きましたが、やっぱり航路では何もなし。GoToトラベルの地域振興券で、村上駅と新潟駅でお土産、食事と相成りました。

10月18日埼玉県狭山湖:秋の雰囲気を感じさせるススキやセイタカアワダチソウで黄色に色付いた堰堤でノビタキの追っかけです。期待の喉の赤い方は今季はハズレの様で、2日ほどチラ見せだった様です。
セイタカアワダチソウの上に。近年、堰堤では背が高くなりませんが、周囲に高い草がない環境だと無理に背伸びしないそうです。そのせいか黄色もあまりどぎつくなく、秋の風景としてそんなに悪くない様に感じてしまいます。
スズメバチ?と睨み合い。
相手が悪い!と、トットと退散です。
あとで写真を整理中に気づきましたが、アカトンボをくわえています。

次回は、10月24、25日と遠征して来た戸隠植物園でのムギマキ、マミチャジナイ等をアップする予定です。

乗鞍岳畳平紀行2020年9月 その2 イワヒバリ ライチョウ ホシガラス カヤクグリ/白樺峠 ハチクマ クマタカ サシバ等

2020-10-29 | 中部地方

イワヒバリ 乗鞍岳畳平大黒岳

9月12日午後2時半〜5時 大黒岳:(その1からの続き)雨は何とか止んだのでもうしばらく大黒岳で鳥見続行です。ライチョウの居たあたりから少し下った岩の上や開けた場所でカヤクグリ、イワヒバリが遊んでくれました。まずはイワヒバリ。名前の通りの岩の上。
岩の上にカヤクグリが出てきて、多いときには3羽出てくれました。

カヤクグリは警戒心が強いのですが、時にハイマツの上にひょっこり出てきます。
ライチョウはどうしたかなと少し登って、最初に会った場所に戻ると座り込んでまったりとしています。もうお休みタイムなんでしょうか(時刻はちょうど16時)。
角度を変えて、逆光気味に。
近くの開けた地面でイワヒバリがチョロチョロしています。何をしているのかいなと見ると、どうもコマクサの萎れた花弁を食している様でした。右に見えるまだピンクの花には見向きもしていませんでしたので、少し萎れたのが食べ頃なんでしょうか。
コマクサの盛りは過ぎていますが、あちらこちらに生えているので、花がピークの頃にこの場所にイワヒバリやライチョウなどが絡んでくれるといいでしょうね、きっと。
さてライチョウはと見るとやっぱりまったりしています(16時28分)。「お疲れさんでした、おやすみ」とその場を離れて宿に向かいます。
戻る途中の道路からハイマツの群落を見下ろすとひょっこりホシガラスが出てきます。まだ松の実集めに精出しているのでしょうか。
宿に戻り午後5時からの夕食で久しぶりのライチョウとの再会に乾杯したことはいうまでもありません。

9月13日畳平:宿の大部屋に1人ゆったりと眠りにつくと、夜半に雨音が聞こえます。夜が開けても結構な雨。予報では曇り時々雨だったけどな〜とぼやきつつ山の天気はどうしようもありません。朝食を取ってもやっぱり雨。さすがに外に出るのは躊躇われるほどの雨と風。部屋でのんびりすることにしました。すると午前7時50分頃の事でした「ヒデびたきさん!カモ、カモ!!」と宿の方が呼んで下さいました。すると何と宿の前の鶴形池にカモが8羽いるではありませんか。悪天候で、渡り途中に降り立ったのでしょう。宿の方によるとたまに鴨が降り立つことがあるそうです。見るとオナガガモです。こんな高い所で、カモに会えるなんてちょっといいかも、などと下界でなら一瞥で終わってしまうオナガガモに宿の方や泊まり客の方々とついつい見入ってしまいました。カモ達は午後の天気回復とともに飛んで行きました。
さて、雨は一向に止む気配がないので、宿で本など読んで過ごしていましたが、昼過ぎてやっと小降りになりました。霧の中、大黒岳まで登ってみましたが風は強くおまけに寒い。天気の悪い方がライチョウは見易いと言われていますが、やはり風が強いと出てこないんでしょうね。他の鳥たちもやっぱり今一つ。この日は、オナガガモが貴重な一枚となりました。

9月14日午前5時半〜9時畳平: 日の出前に活動開始。今日は風は強いけどいい天気で、ご来光も拝めました。
近くを散策すると、5時55分頃、ホシガラス。松の実集めに余念がありません。
6時半の朝食に戻ろうと池辺りを歩いていると上空をホシガラスが通過。
朝食後、9時5分発のバスまで、大黒岳回りをうろついて見ましたが、成果なし。ただ、槍ヶ岳をはじめとした北アルプスの山々が綺麗でした。

10時半ごろには白樺峠に到着。大雨で法面が崩れて通行止めだった様でしたが、数日前に乗鞍観光案内所側からのみ通行可能となっていました。到着後、20分の山道を喘ぎながら登って鷹見台に到着。ピーク前のせいか、鷹見の方はそれほど多くありません。あちこち空いているので、適当な場所に腰を据えて、待っていると、先ずはツミが飛んできました。何かネズミの様な獲物を掴んでいます。
さて、渡りのタカたちですが、この日はハチクマが結構飛んでくれました。が、天気が良すぎるせいか皆んな高い!😱 トリミングしてもこの程度で、お手上げでした。
唯一近くを飛んでくれたのは、逆光側に現れて、この有様でした。
サシバはほとんど見かけませんでした。この一枚のみ。
何故かクマタカが何度か出現。でも遠い!
どうにも近くを飛んでくれないので、午後3時半ごろに見切りをつけて帰宅。平日のせいか渋滞には巻き込まれず順調に帰ることができました。ちなみに記録では、サシバ51、ハチクマ91羽飛んだそうです。やはり鳥見はタイミングが大事ですね。

次回は、ライファーのアメリカウズラシギ、ヨタカやノビタキなどの近隣の秋の渡り鳥たちをアップする予定です。