ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

初夏の道東紀行2018 その2 シブノツナイ湖/オムサロ原生花園 コアカゲラ ツメナガセキレイ ノゴマ ベニマシコ ノビタキ オオジュリン等

2018-06-24 | 北海道

6月24日:2年前の道東遠征で偶然見つけたコアカゲラ。同じ場所でまた営巣しているのではないかと期待を持って行ってみると、いましたいました。同じ営巣木あたりからヒナの声が盛んに聞こえ、巣穴の数も増えているようで、毎年うまくいっているのかもしれません。程なく嘴に餌をくわえた♀がやってきましたが、突然の来訪者に警戒しているよう。そこで、距離を置いて待っていると、安心したのかちゃんと給餌してくれました。程なく♂もやって来ると、ヒナが巣穴から顔を覗かせます。もう大きくなって巣立ち間近のようでした。
コアカゲラの♀。餌をくわえて、こちらを警戒しているよう。奥の小鳥はコサメビタキです。



すぐに♂が餌をくわえてやって来ますが、ヒナは待ちきれない様子で顔を出します。ヒナの額の赤色の広さが違うようで、♂♀の違いかもしれません。



このイクメン父さんは、いい餌場を見つけたのか、1分もおかずに餌を運んできます。そのせいか♀はしばらく休んでいるようでした。



巣立ち間近で、警戒も薄いとはいえ、圧力をかけないようにと早めに退散しました。当日の宿、屈斜路湖の川湯温泉付近を夕方探索するもほとんど成果なく、近くのイソツツジの群落を楽しんで終了。翌日の25日の午前中は、北見市の公園や富里森林公園等を巡りましたが、湖でオシドリ♀、森で、コルリ、オオルリやアカハラのさえずり、遠くを飛んでいるアオバトやヤマゲラを見た程度でした。北見市では、カー娘たちの気配もなしでした。そこで、オホーツク沿いの原生花園を目指して、車を進め、まずは、シブノツナイ湖の原生花園で、ツメナガセキレイを探します。海沿いの細い道を行けるところまで行って、車を降り鳥見開始です。2年前に見かけたあたりに姿は見えず、少し戻るように歩くと原生花園の小鳥たち、ノゴマ、オオジュリン、ノビタキ、シマセンニュウが現れ、湖には、オカヨシガモやスズガモが浮かんでいました。
先ずは、ノゴマで、ハマナスの花に囲まれています。

エゾノシシウドばかりが目立ち、どうも花が少ないようです。そのシシウドをバックにしてノゴマ、続いてノビタキです。


しばらく歩いて、ようやくツメナガセキレイの声が聞こえて来ます。嬉しいことにエゾノシシウドを採餌用の見張りポストにしているようで、餌を見つけるとフライキャッチして、巣に運んでいるようです。



巣に餌を運んだ後は、採餌ポストに戻ってくるので、待ち構えて着地シーンを狙いました。

今にも雨の降りそうな中、次のポイントのオムサロ原生花園に向かいました。シブノツナイもそうでしたが、ここも6月の終わりにしては、花が少ない。その上、空模様が怪しいせいか、午後4時だというのに暗い。しかし、鳥の密度は濃く、距離が近い!早速、エゾノシシウドをバックにベニマシコを収めることができました。

花と絡めませんでしたが、オオジュリン♂です。止まっているのはヨモギのようですが、どうもヨモギがあちこちの原生花園で増えて、在来の花を脅かしているそうです。自然の流れとはいえ残念なことです。

ちょっと思ったより花の数が少ないセンダイハギをバックにノビタキです。

次回は、翌日26日のオムサロ原生花園の小鳥たちをアップする予定です。

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1 コメント

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Unknown (佐々木 薫)
2018-07-30 10:18:29
コアカゲラの巣穴への給餌場面をよく見ると、雛の頭部に赤の色があるものと、無いものが見とれますが、はやくも雛の段階で、雄、雌が明確なのですね。無事成長になれればいいですね。
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