(毎年「松の内はいつまで?」と悩んだ末に、
「やっぱり七草まで」と落ちつくのが、ここ何年かの”恒例行事”(?)です)
今月の表紙はネコヤナギです。
今頃のネコヤナギは、まだ赤い皮をかぶった状態で、冬の寒さをじっと堪え忍んでいます。
写真の状態は初春(3月)頃の様子ですが、今の季節に、このフワフワなカンジで枯れ木の中に居てくれたらいいのに...という願望から、早めにご登場いただきました。
生け花では、皮をかぶった状態を「赤目柳」といいます。
そういえば一昨年でしたか、生け花展で赤目柳を使った作品を展示しましたっけ。
1本1本丁寧にためていかなくてはいけないので、制作はたいへんでしたけれど、完成した作品は自分でも満足のいくものでした。
さて、自然界ではネコ柳ちゃんは、写真の状態から更に進化を続けます。
ただ、これ以降の状態は、あまりお見せできるようなモノではありません。
(昔、お花の教室で、ムシだと思って大騒ぎした生徒さんもいましたっけ)
ネコ柳ちゃんが美しいのは、ココまでかと.....。