お師さまデス
今日は、お花とお茶のお師匠様社中(?社中だと踊りの会?)の新年会がありました。
以前は「初釜」は先生宅で、年明け最初のお稽古の時に開かれたりしていましたが、先生もお歳を召されて準備も大変とのことで、何年か前からは、お弟子さんのひとりで、お茶室をお持ちの方のお宅をお借りして、新年会を兼ねて行われるようになりました。
ですので、正式な「お茶事」ではなく、お花だけ習っていらっしゃるお弟子さんも、気軽に参加されます。
参加者全員が揃うと、まずはお茶室へ。
今年は、先生が自らお茶を点ててくださるとのこと。
「足下がおぼつかなくて、フラフラしちゃってゴメンナサイ」
と仰って、立ち座りや水屋への出入りは確かにあぶない場面もありましたが、炉の前に座ってしまえば凛として、昔と変わらない見事なお点前を拝見することができました。
気が付いてみれば、先生とのおつき合いも、今年で35年になります。
師範のお許しを頂いた後、結婚してからもお稽古には伺っていました。
先生のお宅は引っ越す前の実家と同じ駅。
実家に帰るのは年に数回でしたが、お稽古には毎週通っていましたので(今は月に一回になりました)、
もしかしたら自分の親よりも先生と会っている回数の方が多いかもしれません。
たくさんのお弟子さんを抱え、流派の中でも一番多くの師範者を出した先生ですが、お歳を重ねてこられて、だいぶ小さくなられました。
何年かに一度は、大きな病気をなさって入院されたりもしますけれど、元気になれば、毎日、あちらこちらに飛び回っていらっしゃいます。
数年前から、
「いつまでお稽古を続けられるかしら。
手元が危なくなったら、いつでも言ってね」
と、お稽古のたびに仰いますが、お茶のお点前は完璧ですし、お花も、どんな太い枝でも切ったり矯めたり自由自在。
(まだまだ大丈夫です!)
教えて頂くことは、たくさんあります。
これからもお元気で、お稽古を続けて頂けますように...。
1つ1つの所作が細やかで、とても美しいです