世田谷の「高濃度放射能検出」は、原発事故とは関係が無かったようです。
今回の事件(?)は、原発事故のおかげで、多くの人が「放射能」に興味を持ち、調査したことから判明したことで、そのことが無ければ、これから先も、あの場所は高濃度の放射能に汚染されているにもかかわらず、何も気づかずに居たに違いありません。
(だからといって「原発事故があってよかった」と、いうことではありませんけれど)
目に見えない「放射能」ですので、その辺に転がって(?)いても、気がつかないことがほとんどだと思います。
「放射能を含んだ物質」は、実はいろいろなところで使われているので、今回の事件は「対岸の火事」では無いのかもしれません。
昔、実家の近く(近くといっても自転車で10分くらいはありましたが)に、大学の「原子核研究所」がありました。
(ちなみに、その施設から病院を挟んで、大砲や銃弾を作っている工場がありました。
「この配置ってどうなの???」と小学生の頃には考えていました。
その後、研究所は移転しました)
大人になってから、たまたま施設の開放日に中を見学する機会がありました。
入り口で住所氏名を記入し(「万が一の時のため」だとか)中に入ると、敷地内のあちこちに?マーク(正式には「放射能標識」というのだそうです)が貼られていました。
こういった施設なので、きちんと管理されていたのでしょう、出入りの際にガイガーカウンターを当てられることもありませんでした。
(でも、一緒に行ったお友達は帰り道で
「頭が痛い、これは絶対に放射能のせい」
とか言っていましたけれど...)
そういった施設で無く、小さなお医者さんでも「レントゲン」があるところはモチロンですし、塗料などにも含まれることがあるそうなので、濃度の高低はあるにせよ、元々、町中のいたるところにあるのかもしれません。
(ラジウム鉱泉、岩盤浴とかも???)
問題は「適正に管理されているか」なのですけれで、
「見えない」「臭わない」「熱くない」
と、人間の五感で判断できないところが困ったことです。