昨晩から、こちらの現場での最後の夜勤。
夜中近く、私の作業をしているすぐそばでの会話。
A社(このお仕事の発注元)の担当者
「だいたいメドが付いたので、縮小(=人数を減らすこと)しますか?
帰れる人は帰って貰って。
あ、でも、払いは同じですかね」
B社(A社から請け負った会社)の担当者
「いや、そのあたりは...。
増員分だけでもなんとかしましょう」
私の所属する派遣会社は、B社からの請負、いわば「二次下請」
当初、昨日の作業は私を含めて8名の予定でしたが、B社(A社)からの増員要請で、急きょ更に8名が追加されました。
その話を聞いたあと、暫くすると、私たちの会社のリーダーさんがやってきました。
「ひでんかさんて、もう帰れないですよね?」
(時刻は午前0時ちょうど)
「今日は車なので、いつでも帰れますけれど...」
「えっ!?!本当ですか?それはありがたい。
じゃあ、もう上がってください」
「はぁ」
すかさず、もう一人近くに居た方にも声をかけると
「もう10分早く言ってもらえたら、終電に間に合ったんですけど...」
「ダメですか...
全部で8名減らしてって頼まれたんですけど、ひでんかさんで5人。
あと、3人かぁ...」
リーダーさんの、あまりのお疲れのご様子に、多少なりとも手助けになるかと
「〇〇さんが良ければ、車でお送りしますけど」
「え?いいんですか?じゃあ、そうしよう!」
「いやいや、ご本人が承知して頂ければですけど」
「わかりました!話して来ます」
明るく、その方の方へ飛んで行ったリーダーさん。
話が付いたらしく
「じゃあ、お疲れ様でした」
と、いうことで、同じチームの方をお送りすることに。
ザックリとした方向は同じだとしても、実際は「お隣の市」
多少(結構?)な遠回りではありますが、他の現場でもお世話になっている方でもありますので、まぁいっか。
帰りの車の中で、縮小になった顛末(私が聞いた内容)を話すと
「最初に話があったときから、(私たちの)会社の担当者も
「たぶん時間が余りますよ」と言っていたからなぁ~。
やっぱり増員する必要は無かったんじゃ無いの?」
「A社から言われたんじゃ無いんですか?」
「俺たちの報酬は減らないよね」
「でしょう」
「ってことは、会社が泣くのか、先方が泣くのか、交渉次第ってことだな。
となると、この間にあったモロモロが関係してくるわけだ」
足かけ3週間ほどのお仕事で、かかわった人数も数十人になりました。
その中には、ドタキャンした人が居たり、お客様の備品を壊してしまったり...いくつかマイナスポイントもあり、逆に発注元の手違いその他もあるので、これらを元に最終的な駆け引きがあるのでしょう。
今回、私たちは日給計算で、早くあがっても金額は変わらないという条件ですので問題はありませんが、「派遣の実態」というか、生々しいオハナシ。