ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

御礼とお別れ

2022-04-17 17:09:21 | ひでんかの「日々の徒然」

父のお友だちで、山小屋オーナーの最後のおひとりが亡くなったという知らせが届きました。
既に家族葬を済ませ、荼毘に付されてお骨になった状態でしたが、ご自宅までお別れに行ってきました。
亡くなった方は父と同じ歳。
仲が良かった同じグループ会社の先輩2人と、4人共同で持った山小屋でした。
家族ぐるみでのお付き合いで、私が子どもの頃は夏休みに4家族一緒に宿泊(15人越?!)したこともありました。
4人グループの最後の一人になってしまったおじさんは、数年前から認知症で施設に入っていましたし、コロナもあって、最後にお会いしたのは今から5年前、もう一人の方が亡くなった葬儀の席でした。
体は健常でしたけれど、認知症が始まっていて、父が亡くなったことはご存じ(葬儀にも来て頂きましたので)ですのに
「お父さんから、時々電話がかかってきてねぇ...」
とお話ししてくださいました。
(その2年後に施設に入所)

都内のご自宅に伺って、居間に置かれた祭壇で、失礼は承知でまず最初にご家族に声をかけたのが
「おじさんの写真、いつの?」
でした。
70代の頃だそうですが、写真のおじさんは、私の子どもの頃からの記憶のまま歳を重ねた「おじさん」でした。
ご家族のお話では、認知症以外の病気は無く、施設で穏やかに過ごしていたのですが、先月の頭に突然けいれんを起こし入院。
「積極的な治療はしない」というご家族の方針で、最後は施設に戻って安らかな最期だったと。
病気も無かったので、死亡診断書に記載された死因は「老衰」だそうで、
「死亡原因が老衰の人って、今は珍しいのですって」
と、お嬢さん(同じ歳)から聞きました。

子どもの頃からいろいろと良くしていただいて、私が最初に就職した時の保証人にもなってくださいました。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

昔、山小屋では一度の宿泊で、とてつもない量の空き瓶と空き缶の山を築かれた(!?)おじさま方ですから、今頃、あちらで皆さんで楽しくお酒を酌み交わしていることでしょう。
(飲み過ぎないでね~~~。あ、もう「いくらでもどうぞ」でした)

コメント
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