僕はこの番組が好きで、「カンブリヤ宮殿」や「仕事の流儀」
からは多くの事を学びました。
でも、料理人でも、割烹、会席、寿司、フレンチなどの料理人
は紹介された事がありますが、今まで1人も大衆食堂や、ラーメン屋
や、弁当屋など庶民に身近な料理人は紹介されていません。
やはり、低価格な大衆料理は、高級料理より低く見られていて
NHKもプロフェッショナルと認めていない現われなのかも
しれません。
昨夜、BSで、再放送していた「森内俊之VS羽生善治、宿命の対決」
は、なかなか見応えありました。
僕は、遊び将棋をする程度で、先の手なんてほとんど読まずに行き当たり
ばったりの将棋しか出来ないが、将棋界の最高峰の対極とも成ると、静か
なる白熱した勝負展開ですね。
日本の国歌や、国旗が、シンプルであり厳かであるように、日本人の
スピリッツには禅や茶道に通づる、無心、脱煩悩、脱抑制的な、冷静沈着
で平常心を維持し、ポーカーフェイスで本音、本心を抑え淡々と振舞う
国民性があると思います。それゆえ、他国に誤解も与え、欧米的な主張す
る文化の影響で本音と建前文化が崩壊しつつあります。
相撲も、対戦前まで、無表情で淡々と仕切りをし、勝っても、負けても
喜怒哀楽を表情や態度に出さないのが日本文化でしたが、外国人力士の
影響なのか、最近は、土俵外で相手を罵倒し威嚇したり、土俵で睨みつ
けたり、満面の笑みでガッツポーズしたり、人間味はあるものの、相撲
の品位はやや落ちたと思います。
でも、将棋の世界には、昔ながらの大和魂や、姿勢や仕来りが継承され
ているように感じました。
羽生さんは、過去の何千通りに裏打ちされた戦法を熟知し、365日
将棋漬け人生である自信からどっしり構えた将棋をさします。
森内さんは、既成概念にとらわれず、独自のスタイルで、一瞬の閃き
で大胆な将棋をさします。
羽生さんと森内さんはアマチュア時代から27年戦い続けた、同い年で
同期です。羽生さんが圧倒的に強かった事で、森内さんは羽生さんに対し
劣等感を持ち続けて、棋士の引退も考えていたようです。でも、知識や
技術の高度さを追い求める事より、自分らしさを貫き出した頃から
森内さんは羽生さんに勝てるように成り、今では互角の勝負です。
羽生さんにとっても、森内さんの斬新で常識にとらわれない戦法は、先が
読みづらく、かなり苦戦するようで、森川さんの一手の意味がどうしても
理解できず、羽生さんの次の手まで1時間半の長考に及ぶシーンまであり
ました。閃きで、無意味な手も平気で出す森川さんに対し、全ての一手の
重みや意味を読み解こうとする羽生さんで、羽生さんも普段はありえない
手を多用するようです。
プロの世界は1対極が、17時間とか、驚きですね。集中力や、忍耐力、
体力が必要ですね。粘りの強さは、羽生さんが一枚上手で、森川さんに
前半どんどん攻めさせて、相手がバテたスキに一気に攻め込みます。
雑念が一切無く、無心で、言葉ひとつ発さず、目の前の将棋のみに全勢力
を注ぎこむ、あの真剣勝負は、他のボードゲームやカードゲームには無い
唯一無二の日本伝統文化ですね。
からは多くの事を学びました。
でも、料理人でも、割烹、会席、寿司、フレンチなどの料理人
は紹介された事がありますが、今まで1人も大衆食堂や、ラーメン屋
や、弁当屋など庶民に身近な料理人は紹介されていません。
やはり、低価格な大衆料理は、高級料理より低く見られていて
NHKもプロフェッショナルと認めていない現われなのかも
しれません。
昨夜、BSで、再放送していた「森内俊之VS羽生善治、宿命の対決」
は、なかなか見応えありました。
僕は、遊び将棋をする程度で、先の手なんてほとんど読まずに行き当たり
ばったりの将棋しか出来ないが、将棋界の最高峰の対極とも成ると、静か
なる白熱した勝負展開ですね。
日本の国歌や、国旗が、シンプルであり厳かであるように、日本人の
スピリッツには禅や茶道に通づる、無心、脱煩悩、脱抑制的な、冷静沈着
で平常心を維持し、ポーカーフェイスで本音、本心を抑え淡々と振舞う
国民性があると思います。それゆえ、他国に誤解も与え、欧米的な主張す
る文化の影響で本音と建前文化が崩壊しつつあります。
相撲も、対戦前まで、無表情で淡々と仕切りをし、勝っても、負けても
喜怒哀楽を表情や態度に出さないのが日本文化でしたが、外国人力士の
影響なのか、最近は、土俵外で相手を罵倒し威嚇したり、土俵で睨みつ
けたり、満面の笑みでガッツポーズしたり、人間味はあるものの、相撲
の品位はやや落ちたと思います。
でも、将棋の世界には、昔ながらの大和魂や、姿勢や仕来りが継承され
ているように感じました。
羽生さんは、過去の何千通りに裏打ちされた戦法を熟知し、365日
将棋漬け人生である自信からどっしり構えた将棋をさします。
森内さんは、既成概念にとらわれず、独自のスタイルで、一瞬の閃き
で大胆な将棋をさします。
羽生さんと森内さんはアマチュア時代から27年戦い続けた、同い年で
同期です。羽生さんが圧倒的に強かった事で、森内さんは羽生さんに対し
劣等感を持ち続けて、棋士の引退も考えていたようです。でも、知識や
技術の高度さを追い求める事より、自分らしさを貫き出した頃から
森内さんは羽生さんに勝てるように成り、今では互角の勝負です。
羽生さんにとっても、森内さんの斬新で常識にとらわれない戦法は、先が
読みづらく、かなり苦戦するようで、森川さんの一手の意味がどうしても
理解できず、羽生さんの次の手まで1時間半の長考に及ぶシーンまであり
ました。閃きで、無意味な手も平気で出す森川さんに対し、全ての一手の
重みや意味を読み解こうとする羽生さんで、羽生さんも普段はありえない
手を多用するようです。
プロの世界は1対極が、17時間とか、驚きですね。集中力や、忍耐力、
体力が必要ですね。粘りの強さは、羽生さんが一枚上手で、森川さんに
前半どんどん攻めさせて、相手がバテたスキに一気に攻め込みます。
雑念が一切無く、無心で、言葉ひとつ発さず、目の前の将棋のみに全勢力
を注ぎこむ、あの真剣勝負は、他のボードゲームやカードゲームには無い
唯一無二の日本伝統文化ですね。