なんだりかんだり

ごく私的な日常雑記です。

美田園

2013年12月18日 16時59分37秒 | 日記
12日に車椅子の新調のための判定を受けに行った。場所は名取の美田園で、仙台空港の手前なので、かなり遠い。宮城県リハビリテーション支援センターというところで、仙台市を除く宮城県の市町村に住む「障害者」で車椅子を新調する人はみんなここに来る必要がある。平日の昼間に介護に来てくれる人もいないし、車椅子ごと乗れる輸送サービスの車を使い一人で行った。通り道は、荒浜、七郷、閖上と、3月11日の大津波で被害にあった地域だ。瓦礫は片付いていたが、辺りは芝生が枯れているような感じの地面が平らに広がり、辺りには何もない。松林もない。寂しい景色が広がっていて、ドライバーさんと二人で驚愕のため息を漏らした。
リハビリテーション支援センターに着くと、理学療法士さんから手足の状態を軽く質問され、腕力を測った後、私が希望する車椅子について聞かれた。私が希望するのは、出来るだけ軽く通常のタクシーのトランクに入るもので、ユニット式の電動車椅子だ。この時点から、業者の人と、車椅子に乗った「障害者」の相談員も同席し、アーでもない、こうでもないと一所懸命考えて車椅子をオーダーしてくれた。最初の時は、整形外科の医師が診察し、私も電動車椅子がどういうものかもわからず、言われるままだったが、今回は10年乗った経験もありかなり自分の意見が言えた。そして医師よりも理学療法士さんや相談員の方が、使用者の気持ちをわかってくれるようで心強いと感じた。
車椅子が出来上がるのは4ヶ月後、その時を楽しみに待ちたい。