今年の4月から通信制大学の科目等履修生として学芸員資格の取得を目指して勉強中ですが、春期の履修科目(8科目)の科目修得試験および科目修得レポートの提出を終えた現在は8月31日の成績発表を待つ状況です。ここで春期の履修の状況を振り返ってみようと思います。
■生涯学習論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はWebテスト方式
※法事のため受験できずレポートで代替(8月4日提出)
最近とくに生涯学習と言う言葉をよく使うようになったのですが、その意味や概念を勘違いしていました。そして、家庭教育や学校教育や社会教育は生涯学習を構成する概念なのですが「教育」と「学習」という言葉について考えるきっかけとなりました。
2回の課題レポートはともにテキストの指定範囲を指定文字数以内で簡潔にまとめること、という課題でした。テキストを何度も何度も読み返してポイントを整理し、文章にまとめていきます。最初はテキストの文章を抜粋しながら意図的に文字数を多くします。そして推敲の過程で余分な文章を削り、言葉の使い方や表現方法を見直しながら文章のスリム化を図りました。
科目修得試験は法事と日程が重なったためにレポートで代替してもらいました。お題は生涯学習に関する3人の会話の内容を読んで、間違っているところを指摘して理由を簡潔に述べよ、というものでした。Web試験よりも採点が厳しくなると言われているので、どうなることやらです。
■博物館概論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
※テキストは大学のサイトからダウンロード
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はWebテスト方式
※法事のため受験できずレポートで代替(8月4日提出)
2回の課題レポートはともに「実際に博物館を見学して見学者の動線の状況について考察しなさい」というものでした。いずれも博物館の公開領域の見取り図を作成して動線を記入するのが少し面倒でした。
科目修得試験は生涯学習論と同じ日程だったのでこちらも受験できずにレポートで代替してもらいました。このレポートはかなり難易度の高いものでした。与えらえた課題が5つあり、どれも難しかった。全ての科目の知識と自身の博物館見学の経験を総動員して何とかまとめることができました。
■博物館資料論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
2回の課題レポートはともに博物館概論と同様に「実際に博物館を見学して資料がどのような分類に基づいて取扱われていたかを具体的に考察しなさい」というものでした。最初は資料の定義や分類など基本的な知識がないままに書いたので薄っぺらなレポートになってしまいました。というのも、テキストに指定された放送大学教材は事例の紹介が中心で肝心なことが全く書かれていないのです。それで急きょ参考文献を買って基本を学び、何とか読むに堪えるレポートに仕上げることができました。
科目修得レポートでは「考古資料の取扱いについて」というテーマを選択。あまりに漠然としたテーマなので何を書こうか悩んだ結果、基本的なことをしっかり書き込もうと決めました。ポイントはわかりやすい構成にすること、つまり章立てをどうするか、です。そして最終章に自分の考えを述べて締めくくりとしました。
■博物館展示論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
2回の課題レポートはともに博物館概論や博物館資料論と同様に「実際に博物館を見学して資料の形状や種類などに注目しながらどのように展示されていたのかを具体的に考察しなさい」というものでした。こちらはテキストの関連する箇所を熟読することで何とか格好をつけることができました。
概論、資料論、展示論の3科目とも博物館を見学することが前提となっていますが、いずれの科目も、1回目が品川区立品川歴史館、2回目が大田区立郷土博物館を見学して書きました。品川歴史館では1回目の見学でしっかりメモを取らなかったので再度足を運ぶことになってしまいました。それで大田区郷土博物館ではメモをしっかり取って、写真も撮りまくりました。結果、今でも両館の展示資料のほとんど全てが頭に残っています。
科目修得レポートはテキストに書かれていることを参考にするだけでは不十分と思い、これまた急きょ参考文献を購入することにしたのですが、これが正解でした。いい感じでレポートを仕上げることができました。
■博物館情報メディア論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
2回の課題レポートはともに生涯学習論と同様に、テキストの指定範囲を指定文字数をめどに簡潔にまとめること、という課題でした。基本的に生涯学習論と同じやり方なのですが、指定範囲が広い割に指定文字数が少ないので、思い切って自分の言葉でまとめていく必要がありました。
科目修得レポートは「博物館業務のために実際に作ってみたいデジタルコンテンツを説明する」というものでしたが、章立てや分析の視点が指定されているため、その枠組みに落し込んでいくのが大変でした。意外に難易度が高かったです。
■博物館資料保存論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
※テキストは大学のサイトからダウンロード
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
この資料保存論は他の科目と違って明らかに理系の科目です。温度や湿度、光(電磁波)のこと、化学的なことや生物的なことなど、かなり専門的な知識が求められます。典型的な文系人間である私はこの資料保存論に最も手を焼きました。テキストを何度も読んで、それでも理解できないところが残ります。高校で物理や化学を勉強したことを思い出さずにはおれませんでした。
2回の課題レポートはともに与えられた問題に回答する方式で、いわゆるテストと同じです。そして2回の課題いずれも一発合格と行かず、先生から再提出を促されました。やっぱり私は文系人間なんだと再認識した次第です。
それでも真面目に勉強した努力が少し報われたのか、科目修得レポートではその勉強したことが十分に活かされました。結果はまだわかりませんが、自分なりによくできたと思います。
■博物館教育論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
※テキストは大学のサイトからダウンロード
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
博物館学を構成する科目であるものの、ここでは生涯学習論と同様に「教育」や「学び」というものについて深く考える機会を得ることができました。先生もたいへん熱心で、テキスト履修なのにWebによる交流会を開催してくれたり、履修期間中に様々な情報を提供してくれたり、レポートについても丁寧でわかりやすい評価をフィードバックしてくれました。
1回目のレポートでは「自ら学ぶをキーワードとして博物館における学びの意義を考察する」、2回目は「博物館教育の実践事例を取り上げ、その特徴と課題を検討する」、そして科目修得レポートでは「私の考える博物館教育」が課題として提示されました。博物館教育論は他の科目と違って最も自分らしさ(社会人としての経験や知識、様々な博物館を見学してきた経験や知識など)を発揮できると思ったので、このレポート執筆は燃えました。どれも自画自賛のレポートに仕上がったと思います。
■博物館経営論
Webによるスクーリング受講(全16回)
科目修得試験はWebテスト方式(6月28日)
春期に履修した8科目のなかで唯一のスクーリング受講です。スクーリング受講というのは学校へ行って講義を聴いてもよし、リアルタイムにWebで受講するのもよし、時間内であればリアルタイムでなくオンデマンドでもよし、というものです。いずれの場合も受講後の一定時間内に受講確認レポートの提出が求められます。講義は週に2回、18時半開始なので仕事が終わってすぐに帰宅してPCに向かいました。宿泊を伴う出張が何度があったので、WiFiがあるホテルを予約し、私物のPCを持参してホテルの部屋で受講したりもしました。
15回の講義を聴いて16回目がWebによる科目修得試験です。テキストや資料を見て回答ができるので、いわゆる持ち込み有の試験と同じです。とはいえ、問題の数がそこそこあったので、ゆっくりテキストをめくっている余裕はなく、脳みそフル回転となりました。8~9割くらいの出来だと思います。
以上が8科目の履修の振り返りです。どれもこれも初めて学ぶことばかりでとても新鮮でした。テキストを読んで基本的な知識を獲得することと並行して課題レポートのテーマやシナリオを考え、それを具体化するためのネタを集める。そしてレポートとして仕上げていく。それなりに大変ではあったものの、むしろ楽しい時間でした。最終の結果がどうなるかわかりませんが、ここまでやって、それなりの成果も出したと思うのでまさか不合格はないはず。というよりも8科目とも「優」であって欲しい。結果が出たらここで報告します。
■生涯学習論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はWebテスト方式
※法事のため受験できずレポートで代替(8月4日提出)
生涯学習概論―生涯学習社会への道 | |
浅井経子 編著 | |
理想社 |
最近とくに生涯学習と言う言葉をよく使うようになったのですが、その意味や概念を勘違いしていました。そして、家庭教育や学校教育や社会教育は生涯学習を構成する概念なのですが「教育」と「学習」という言葉について考えるきっかけとなりました。
2回の課題レポートはともにテキストの指定範囲を指定文字数以内で簡潔にまとめること、という課題でした。テキストを何度も何度も読み返してポイントを整理し、文章にまとめていきます。最初はテキストの文章を抜粋しながら意図的に文字数を多くします。そして推敲の過程で余分な文章を削り、言葉の使い方や表現方法を見直しながら文章のスリム化を図りました。
科目修得試験は法事と日程が重なったためにレポートで代替してもらいました。お題は生涯学習に関する3人の会話の内容を読んで、間違っているところを指摘して理由を簡潔に述べよ、というものでした。Web試験よりも採点が厳しくなると言われているので、どうなることやらです。
■博物館概論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
※テキストは大学のサイトからダウンロード
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はWebテスト方式
※法事のため受験できずレポートで代替(8月4日提出)
2回の課題レポートはともに「実際に博物館を見学して見学者の動線の状況について考察しなさい」というものでした。いずれも博物館の公開領域の見取り図を作成して動線を記入するのが少し面倒でした。
科目修得試験は生涯学習論と同じ日程だったのでこちらも受験できずにレポートで代替してもらいました。このレポートはかなり難易度の高いものでした。与えらえた課題が5つあり、どれも難しかった。全ての科目の知識と自身の博物館見学の経験を総動員して何とかまとめることができました。
■博物館資料論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
博物館資料論 (放送大学教材) | |
佐々木利和 湯山賢一 | |
放送大学教育振興会 |
博物館資料論 (新版 博物館学講座) | |
加藤有次ほか編 | |
雄山閣出版 |
2回の課題レポートはともに博物館概論と同様に「実際に博物館を見学して資料がどのような分類に基づいて取扱われていたかを具体的に考察しなさい」というものでした。最初は資料の定義や分類など基本的な知識がないままに書いたので薄っぺらなレポートになってしまいました。というのも、テキストに指定された放送大学教材は事例の紹介が中心で肝心なことが全く書かれていないのです。それで急きょ参考文献を買って基本を学び、何とか読むに堪えるレポートに仕上げることができました。
科目修得レポートでは「考古資料の取扱いについて」というテーマを選択。あまりに漠然としたテーマなので何を書こうか悩んだ結果、基本的なことをしっかり書き込もうと決めました。ポイントはわかりやすい構成にすること、つまり章立てをどうするか、です。そして最終章に自分の考えを述べて締めくくりとしました。
■博物館展示論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
新時代の博物館学 | |
全国大学博物館学講座協議会西日本部会編 | |
芙蓉書房出版 |
展示論―博物館の展示をつくる | |
日本展示学会編 | |
雄山閣 |
2回の課題レポートはともに博物館概論や博物館資料論と同様に「実際に博物館を見学して資料の形状や種類などに注目しながらどのように展示されていたのかを具体的に考察しなさい」というものでした。こちらはテキストの関連する箇所を熟読することで何とか格好をつけることができました。
概論、資料論、展示論の3科目とも博物館を見学することが前提となっていますが、いずれの科目も、1回目が品川区立品川歴史館、2回目が大田区立郷土博物館を見学して書きました。品川歴史館では1回目の見学でしっかりメモを取らなかったので再度足を運ぶことになってしまいました。それで大田区郷土博物館ではメモをしっかり取って、写真も撮りまくりました。結果、今でも両館の展示資料のほとんど全てが頭に残っています。
科目修得レポートはテキストに書かれていることを参考にするだけでは不十分と思い、これまた急きょ参考文献を購入することにしたのですが、これが正解でした。いい感じでレポートを仕上げることができました。
■博物館情報メディア論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
博物館情報・メディア論 (放送大学教材) | |
西岡貞一 篠田謙一 | |
放送大学教育振興会 |
2回の課題レポートはともに生涯学習論と同様に、テキストの指定範囲を指定文字数をめどに簡潔にまとめること、という課題でした。基本的に生涯学習論と同じやり方なのですが、指定範囲が広い割に指定文字数が少ないので、思い切って自分の言葉でまとめていく必要がありました。
科目修得レポートは「博物館業務のために実際に作ってみたいデジタルコンテンツを説明する」というものでしたが、章立てや分析の視点が指定されているため、その枠組みに落し込んでいくのが大変でした。意外に難易度が高かったです。
■博物館資料保存論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
※テキストは大学のサイトからダウンロード
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
この資料保存論は他の科目と違って明らかに理系の科目です。温度や湿度、光(電磁波)のこと、化学的なことや生物的なことなど、かなり専門的な知識が求められます。典型的な文系人間である私はこの資料保存論に最も手を焼きました。テキストを何度も読んで、それでも理解できないところが残ります。高校で物理や化学を勉強したことを思い出さずにはおれませんでした。
2回の課題レポートはともに与えられた問題に回答する方式で、いわゆるテストと同じです。そして2回の課題いずれも一発合格と行かず、先生から再提出を促されました。やっぱり私は文系人間なんだと再認識した次第です。
それでも真面目に勉強した努力が少し報われたのか、科目修得レポートではその勉強したことが十分に活かされました。結果はまだわかりませんが、自分なりによくできたと思います。
■博物館教育論
テキストによる自学自習(参考文献も利用)
※テキストは大学のサイトからダウンロード
第一回課題レポート(5月15日提出)
第二回課題レポート(6月23日提出)
科目修得試験はレポート方式(8月4日提出)
新編 博物館学 | |
倉田公裕 矢島國雄 | |
東京堂出版 |
博物館学を構成する科目であるものの、ここでは生涯学習論と同様に「教育」や「学び」というものについて深く考える機会を得ることができました。先生もたいへん熱心で、テキスト履修なのにWebによる交流会を開催してくれたり、履修期間中に様々な情報を提供してくれたり、レポートについても丁寧でわかりやすい評価をフィードバックしてくれました。
1回目のレポートでは「自ら学ぶをキーワードとして博物館における学びの意義を考察する」、2回目は「博物館教育の実践事例を取り上げ、その特徴と課題を検討する」、そして科目修得レポートでは「私の考える博物館教育」が課題として提示されました。博物館教育論は他の科目と違って最も自分らしさ(社会人としての経験や知識、様々な博物館を見学してきた経験や知識など)を発揮できると思ったので、このレポート執筆は燃えました。どれも自画自賛のレポートに仕上がったと思います。
■博物館経営論
Webによるスクーリング受講(全16回)
科目修得試験はWebテスト方式(6月28日)
春期に履修した8科目のなかで唯一のスクーリング受講です。スクーリング受講というのは学校へ行って講義を聴いてもよし、リアルタイムにWebで受講するのもよし、時間内であればリアルタイムでなくオンデマンドでもよし、というものです。いずれの場合も受講後の一定時間内に受講確認レポートの提出が求められます。講義は週に2回、18時半開始なので仕事が終わってすぐに帰宅してPCに向かいました。宿泊を伴う出張が何度があったので、WiFiがあるホテルを予約し、私物のPCを持参してホテルの部屋で受講したりもしました。
15回の講義を聴いて16回目がWebによる科目修得試験です。テキストや資料を見て回答ができるので、いわゆる持ち込み有の試験と同じです。とはいえ、問題の数がそこそこあったので、ゆっくりテキストをめくっている余裕はなく、脳みそフル回転となりました。8~9割くらいの出来だと思います。
以上が8科目の履修の振り返りです。どれもこれも初めて学ぶことばかりでとても新鮮でした。テキストを読んで基本的な知識を獲得することと並行して課題レポートのテーマやシナリオを考え、それを具体化するためのネタを集める。そしてレポートとして仕上げていく。それなりに大変ではあったものの、むしろ楽しい時間でした。最終の結果がどうなるかわかりませんが、ここまでやって、それなりの成果も出したと思うのでまさか不合格はないはず。というよりも8科目とも「優」であって欲しい。結果が出たらここで報告します。
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