2022年11月16日、9日目、「道の駅きららあじす」の夜はいたって静かで何事もなく、気持ちの良い朝を迎えました。意外にも早くに目が覚めて朝陽の中をワンコと一緒に散歩しました。
出発の準備を済ませた後、この日どこに行くかの作戦会議をした結果、まずは近くの「阿知須いぐらの館 旧中川家住宅」に行きました。阿知須(あじす)は廻船業で栄えた町で、中川家はその中心となった家だそうです。いぐら(居蔵)とは、瓦葺の屋根、漆喰で塗り固めた大壁、泥戸等、防火機能に優れた建物のことで、白壁の旧家がならぶ町並みをイメージして来ました。
ところが、肝心の中川家は休館日で町並みもおもったほど白壁がならんでいなくて、少し残念な印象。次の行き先を防府天満宮に決めて出発です。この日は雲一つない快晴で、運転が気持ちいい。防府天満宮には30分ほどで到着。
菅原道真を祀った神社は全国に1万2千社あって、この防府天満宮は日本で最初に創建された天神さま(天満宮)だそうです。知らなかったなあ。
円楽坊跡の庭園は紅葉が色づき始めていて、なかなか見応えアリ。
このあと、周防国分寺へ歩いて向かったのですが、日差しが強くて陰がなく、暑い暑い。しかも国分寺境内にワンコは入れません。奥さんだけ入って見学してもらいました。
さらに毛利氏庭園まで歩こうと思っていたのですが、この日差しの下を歩くのは無理。いったん戻って車で行くことにしました。駐車場には大型バスをはじめ、結構な車の数。ここも予想していたことですがワンコNGだったので奥さんひとりで見学。
博物館も併設されているらしく、両方とも見学した奥さんの感想は「庭園はなかなか良かったけど、庭園だけでよかったかな」というものでした。
さて、朝から楽しく過ごした防府市ともお別れして、車をさらに東に走らせます。目指すは周防大島です。この島は記紀の国生み神話に登場する「大島(大洲)」だとされています。私は「そうではない」と考えているので、以前から行ってみたいと思っていたこともあって事前に調べてみると、陸奥記念館とか嵩山からの眺望など、訪ねてみたいところがいくつか見つかったので行くことにしました。
周防大島には大島大橋という橋を渡ります。島の北側、海岸沿いの国道はたいへん走りやすい道で快適なドライブです。しばらく走ったあと右折して、この日の最後の目的地、嵩山の展望台を目指して山を登っていきます。
この山道、いま思い出しても身震いするような細い細いくねくね道でしかもかなり急な登り坂。すれ違いができる場所がほとんどない。たまたま「嵩山やすらぎの丘」という少し広い場所に差し掛かったところで上から車が下りてきた。ほんの少し時間がずれていればとんでもないことになっていたと思う。とにかく、車が来ないことを祈りながら、思いっきり緊張しながらさらに上を目指します。そして何事もなく無事に到着した駐車場は意外にも広くてトイレもあってビックリ。これだけたくさんの車で賑わうことがあるということか。あーこわ。これから行こうと思われる方、心して行ってくださいね。駐車場には2台のバイクが停まっていました。
徒歩で山頂へたどり着くと360度の絶景。2階建ての展望建物とハンググライダーのローンチ台が2基あって、なかなかいい写真が取れました。
夕陽が空を赤く染めようかというタイミングでしたが、このあと残念ながら太陽が雲に隠れてしまったので、ほんの一瞬の輝きでした。
この先をさらに行くと展望台があるようです。先客の若者に聞くと「また違った景色が見れる」というので行ってみました。
たしかにこれも絶景。細い細いクネクネ道をビビりながら山頂まで登ってきて、これを見ない手はないと思わせくれる眺望でした。
さて、そろそろあたりが暗くなり始めます。あの道をまた行くのかと思うとゾッとしますが、やむを得ない。とにかく明るいうちに下りようと思って、山頂では長居しませんでした。
駐車場に戻ると先客のバイクの若者がいました。バイクで日本一周しているというので声をかけて記念写真を撮ってエールを送りました。ここでも宣伝しておきますね。
いよいよクネクネ道を下ります。さすがにこの時間に上ってくる車はないと思うものの、勾配が急なので早い目のブレーキを心がけながら恐る恐る下りました。目指すのは島の南側にある竜崎温泉「潮風の湯」。
晩ご飯はホテルの食事とは思えないくらい安くて美味しくて大満足でした。温泉もかけ流しの気持ちのいいお湯で、この旅いちばんのお風呂です。もしかしたら、また来るかもわかりません。
この日の車中泊は島の北側にもどったところにある「道の駅サザンセトとうわ」です。駐車場に車を停めて外に出てみてビックリ。満天の星空です。これだけたくさんの星が散りばめられた夜空を見るのは子供が小さい頃によく行った十津川のキャンプ場以来、20年ぶりくらいかな。ため息をつきながら眺めていました。スマホでも撮れるくらいなので、実際に見るともっとすごいです。
9日目のこの日の走行距離は146.6キロ。山口県に入ってすでに5日目。明日は周防大島をもう少し楽しんだあと、いよいよ広島県に向かいます。それにしても山口県でこれだけ遊べるとは思ってもみませんでした。
(つづく)
↓↓↓↓↓↓↓電子出版しました。ぜひご覧ください。
出発の準備を済ませた後、この日どこに行くかの作戦会議をした結果、まずは近くの「阿知須いぐらの館 旧中川家住宅」に行きました。阿知須(あじす)は廻船業で栄えた町で、中川家はその中心となった家だそうです。いぐら(居蔵)とは、瓦葺の屋根、漆喰で塗り固めた大壁、泥戸等、防火機能に優れた建物のことで、白壁の旧家がならぶ町並みをイメージして来ました。
ところが、肝心の中川家は休館日で町並みもおもったほど白壁がならんでいなくて、少し残念な印象。次の行き先を防府天満宮に決めて出発です。この日は雲一つない快晴で、運転が気持ちいい。防府天満宮には30分ほどで到着。
菅原道真を祀った神社は全国に1万2千社あって、この防府天満宮は日本で最初に創建された天神さま(天満宮)だそうです。知らなかったなあ。
円楽坊跡の庭園は紅葉が色づき始めていて、なかなか見応えアリ。
このあと、周防国分寺へ歩いて向かったのですが、日差しが強くて陰がなく、暑い暑い。しかも国分寺境内にワンコは入れません。奥さんだけ入って見学してもらいました。
さらに毛利氏庭園まで歩こうと思っていたのですが、この日差しの下を歩くのは無理。いったん戻って車で行くことにしました。駐車場には大型バスをはじめ、結構な車の数。ここも予想していたことですがワンコNGだったので奥さんひとりで見学。
博物館も併設されているらしく、両方とも見学した奥さんの感想は「庭園はなかなか良かったけど、庭園だけでよかったかな」というものでした。
さて、朝から楽しく過ごした防府市ともお別れして、車をさらに東に走らせます。目指すは周防大島です。この島は記紀の国生み神話に登場する「大島(大洲)」だとされています。私は「そうではない」と考えているので、以前から行ってみたいと思っていたこともあって事前に調べてみると、陸奥記念館とか嵩山からの眺望など、訪ねてみたいところがいくつか見つかったので行くことにしました。
周防大島には大島大橋という橋を渡ります。島の北側、海岸沿いの国道はたいへん走りやすい道で快適なドライブです。しばらく走ったあと右折して、この日の最後の目的地、嵩山の展望台を目指して山を登っていきます。
この山道、いま思い出しても身震いするような細い細いくねくね道でしかもかなり急な登り坂。すれ違いができる場所がほとんどない。たまたま「嵩山やすらぎの丘」という少し広い場所に差し掛かったところで上から車が下りてきた。ほんの少し時間がずれていればとんでもないことになっていたと思う。とにかく、車が来ないことを祈りながら、思いっきり緊張しながらさらに上を目指します。そして何事もなく無事に到着した駐車場は意外にも広くてトイレもあってビックリ。これだけたくさんの車で賑わうことがあるということか。あーこわ。これから行こうと思われる方、心して行ってくださいね。駐車場には2台のバイクが停まっていました。
徒歩で山頂へたどり着くと360度の絶景。2階建ての展望建物とハンググライダーのローンチ台が2基あって、なかなかいい写真が取れました。
夕陽が空を赤く染めようかというタイミングでしたが、このあと残念ながら太陽が雲に隠れてしまったので、ほんの一瞬の輝きでした。
この先をさらに行くと展望台があるようです。先客の若者に聞くと「また違った景色が見れる」というので行ってみました。
たしかにこれも絶景。細い細いクネクネ道をビビりながら山頂まで登ってきて、これを見ない手はないと思わせくれる眺望でした。
さて、そろそろあたりが暗くなり始めます。あの道をまた行くのかと思うとゾッとしますが、やむを得ない。とにかく明るいうちに下りようと思って、山頂では長居しませんでした。
駐車場に戻ると先客のバイクの若者がいました。バイクで日本一周しているというので声をかけて記念写真を撮ってエールを送りました。ここでも宣伝しておきますね。
いよいよクネクネ道を下ります。さすがにこの時間に上ってくる車はないと思うものの、勾配が急なので早い目のブレーキを心がけながら恐る恐る下りました。目指すのは島の南側にある竜崎温泉「潮風の湯」。
晩ご飯はホテルの食事とは思えないくらい安くて美味しくて大満足でした。温泉もかけ流しの気持ちのいいお湯で、この旅いちばんのお風呂です。もしかしたら、また来るかもわかりません。
この日の車中泊は島の北側にもどったところにある「道の駅サザンセトとうわ」です。駐車場に車を停めて外に出てみてビックリ。満天の星空です。これだけたくさんの星が散りばめられた夜空を見るのは子供が小さい頃によく行った十津川のキャンプ場以来、20年ぶりくらいかな。ため息をつきながら眺めていました。スマホでも撮れるくらいなので、実際に見るともっとすごいです。
9日目のこの日の走行距離は146.6キロ。山口県に入ってすでに5日目。明日は周防大島をもう少し楽しんだあと、いよいよ広島県に向かいます。それにしても山口県でこれだけ遊べるとは思ってもみませんでした。
(つづく)
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