2020年3月6日~7日、我が家の年に一度の恒例、日本海カニツアーに行ってきました。行き先は昨年に引き続き兵庫県香住の「尾崎屋」さんです。ランチを予約したので日帰りでも行けたのですが、せっかく日本海まで行くのだからとワンコとともに前日から出で車中泊してきました。カニを含めて2日間の様子を報告します。
3月6日、この日は平日ですが年休をとりました。朝から車中泊の準備をして10時過ぎに出発。ひとまずの目的地を舞鶴と決めて、近畿道→名神→京都縦貫と走り、ほとんど渋滞なく、13時過ぎに到着しました。舞鶴では赤れんがパークや赤れんが博物館、引揚記念館、海上自衛隊の北吸桟橋などを見学しようと思っていました。その中でも一番行きたかったのが自衛艦を目の前で見ることができる北吸桟橋です。でも、残念ながらコロナ禍のために一般公開が中止になっていました。
そしてすぐ近くの赤れんがパークの駐車場に入りました。すると見たかった自衛艦がすぐそこに見えました。なんだか感動。
赤れんがパークは敦賀の赤レンガ倉庫とよく似ていますが、敦賀は現存する倉庫が2棟しかなくて少し寂しい感じがしましたが、ここ舞鶴は8棟も残っていて雰囲気が良かったです。市政記念館、資料展示室、イベントホール、レストランなどに転用されていますが、中でも資料室の展示が想像以上に充実していました。(展示室は有料の赤れんが博物館とは別の無料の施設です)
浦入遺跡から出た丸木舟。まさかここで見れるとは思っていませんでした。
浦入遺跡は関西電力の舞鶴発電所建設に伴って発見された遺跡で、約5300年前の縄文時代の丸木舟が出土しました。出土した丸木舟は全長8m、幅0.85mと推測され、これまで出た丸木舟では最古となります。それまでは福井県の鳥浜貝塚のものが最古とされていましたが、記録を塗り替える発見となりました。
こちらの倉庫は補修がされた様子が感じられなくて当時のまま残しているのだと思います。内部は公開されていませんでした。
かつて日本の海上を防衛した鎮守府がある横須賀・呉・佐世保・舞鶴はまとめて日本遺産に認定されています。あと佐世保にいけば鎮守府制覇となります。戦後70年以上が経過していますが、これらの町は戦争の歴史の延長に置かれていて、海軍基地という位置づけは今も変わっていません。
赤れんがパークと駐車場に囲まれるようにある高台には舞鶴市の老人福祉施設があります。そこの駐車場に上がるとこんな景色が広がっていました。
北吸桟橋に行かずとも、これで十分でした。
赤れんがパークで2時間ほど過ごしたあと、車で15分ほどの五老岳の山頂に上って舞鶴湾の西側を一望してきました。展望タワーがあったものの、ワンコがいるので車を降りずに車窓からの眺めにとどめ、写真はなしです。
ランチをとっていなかったのでかなりお腹がすいてきました。事前の調べで、ここでご飯を食べようと思って行ってみたのですが、閑散としていてイマイチ。これは宮津まで行った方がいいかも、ということで急きょ宮津の美味しそうなお店を調べることに。宮津まで行くならぶりしゃぶを食べたいと思った私は「ぶりしゃぶ 宮津」で検索。奥さんは「宮津の美味しいお店」で検索。するとどちらにも出てきたのが宮津駅前の富田屋というお店。あまりあてにしてはいけないと思うものの、評点はどこよりも高い4.0。とりあえず行ってみてダメそうならほかを探そうということで意見が一致しました。
京都丹後鉄道(通称丹鉄)の宮津駅。
その真向かいにあるのが富田屋さん。
駐車場に車を停めて、ワンコを残してお店に入りました。
このメニューは字が小さくて読めません。残念ながらぶりしゃぶはやっていないとのこと。奥さんに目ぼしいのを読んでもらい、途中で追加したのも併せて注文したのが、刺身盛り合わせ、てんぷら盛り合わせ、大タイのカマ焼き、肉の鉄板焼き、ご飯(大)の5品。
このカマ焼き、写真ではそうでもないですが、テーブルに運ばれてきたのを見て思わず「でっかあ!」と声が出ました。
どれも美味い。ふたりでシェアしてお腹がいっぱいです。さて、これだけ食べていくらだったでしょうか。メニューを見て安いなぁとは思っていたものの、実際の支払いでそれを実感。なんと全部で3,150円です。ここは日本中の皆さんにおすすめしたいお店でした。たぶん、また来ると思います。わざわざ来ると思います。
最近は旅先での食事処を決めるのにGoogleで探すことが多く、これまで外したことがありません。地元の食材を安く美味しくいただく、というのは車中泊の醍醐味のひとつですが、Googleさまさまです。
時刻は17時過ぎで外はまだ明るかったのですが、この日の予定は終了です。あとは温泉に浸かって寝る場所を決めるだけ。温泉はいくつか候補を探していましたが、結局ここ京丹後市大宮町三坂の丘陵上にある「小野小町温泉」にしました。セントラーレ・ホテル京丹後という宿泊施設に併設する温泉施設で、ここは料金を支払えば駐車場で車中泊ができるということもわかっていたので行ってみようと思いました。
車を停めて温泉に入る前にワンコの散歩に周辺をウロウロしていたときに見つけたのがこちら。
スマホを車において散歩に出たので写真がなく、丹後のおおみこ◎瑠良香さんのブログから拝借しました。(転載NGなら削除します。お知らせください)
丹後の古代史を勉強すると必ず出てくるのが様々な墳墓群です。実はこの丘陵もホテル建設に先立つ調査の結果、大規模な墳墓群が見つかったところで、この写真はよく見ました。弥生時代後期前半の三坂神社墳墓群です。台状墓あるいは卓状墓と呼ばれ、丘陵の尾根を階段状に切り出して設けられた墓が見つかりました。
京都府立丹後郷土資料館の写真を使わせてもらいました。
GoogleMapでみた現在の様子です。
まさに墳墓跡を散歩していたことがわかりました。浦入遺跡に続く予期せぬ収穫に興奮しました。
コロナの影響なのか、お風呂はすいていました。丘陵上なので露天風呂から夜景を眺めながら気持ちよく入ることができました。車に戻って少し調べると、この駐車場は車中泊で使えるけども料金が1,500円となっています。車中泊に1,500円は高いと思って別の場所に移動することにしました。
いちおう候補として考えていた「道の駅 シルクのまち かや」というところに向かいました。丹後ちりめん発祥の地にちなんでシルクの町ということですね。20分ほど走って到着したものの、あまりに真っ暗で車中泊の車もなく、少し怖かったのでここはやめました。さらに車を走らせること40分、「道の駅 くみはまSANKAIKAN」に到着。車が一台泊まっています。広い通りに面していることもあってここで寝ることにしました。
トイレが広くてきれい。静かで快適な夜を快適に過ごすことができました。
3月6日、この日は平日ですが年休をとりました。朝から車中泊の準備をして10時過ぎに出発。ひとまずの目的地を舞鶴と決めて、近畿道→名神→京都縦貫と走り、ほとんど渋滞なく、13時過ぎに到着しました。舞鶴では赤れんがパークや赤れんが博物館、引揚記念館、海上自衛隊の北吸桟橋などを見学しようと思っていました。その中でも一番行きたかったのが自衛艦を目の前で見ることができる北吸桟橋です。でも、残念ながらコロナ禍のために一般公開が中止になっていました。
そしてすぐ近くの赤れんがパークの駐車場に入りました。すると見たかった自衛艦がすぐそこに見えました。なんだか感動。
赤れんがパークは敦賀の赤レンガ倉庫とよく似ていますが、敦賀は現存する倉庫が2棟しかなくて少し寂しい感じがしましたが、ここ舞鶴は8棟も残っていて雰囲気が良かったです。市政記念館、資料展示室、イベントホール、レストランなどに転用されていますが、中でも資料室の展示が想像以上に充実していました。(展示室は有料の赤れんが博物館とは別の無料の施設です)
浦入遺跡から出た丸木舟。まさかここで見れるとは思っていませんでした。
浦入遺跡は関西電力の舞鶴発電所建設に伴って発見された遺跡で、約5300年前の縄文時代の丸木舟が出土しました。出土した丸木舟は全長8m、幅0.85mと推測され、これまで出た丸木舟では最古となります。それまでは福井県の鳥浜貝塚のものが最古とされていましたが、記録を塗り替える発見となりました。
こちらの倉庫は補修がされた様子が感じられなくて当時のまま残しているのだと思います。内部は公開されていませんでした。
かつて日本の海上を防衛した鎮守府がある横須賀・呉・佐世保・舞鶴はまとめて日本遺産に認定されています。あと佐世保にいけば鎮守府制覇となります。戦後70年以上が経過していますが、これらの町は戦争の歴史の延長に置かれていて、海軍基地という位置づけは今も変わっていません。
赤れんがパークと駐車場に囲まれるようにある高台には舞鶴市の老人福祉施設があります。そこの駐車場に上がるとこんな景色が広がっていました。
北吸桟橋に行かずとも、これで十分でした。
赤れんがパークで2時間ほど過ごしたあと、車で15分ほどの五老岳の山頂に上って舞鶴湾の西側を一望してきました。展望タワーがあったものの、ワンコがいるので車を降りずに車窓からの眺めにとどめ、写真はなしです。
ランチをとっていなかったのでかなりお腹がすいてきました。事前の調べで、ここでご飯を食べようと思って行ってみたのですが、閑散としていてイマイチ。これは宮津まで行った方がいいかも、ということで急きょ宮津の美味しそうなお店を調べることに。宮津まで行くならぶりしゃぶを食べたいと思った私は「ぶりしゃぶ 宮津」で検索。奥さんは「宮津の美味しいお店」で検索。するとどちらにも出てきたのが宮津駅前の富田屋というお店。あまりあてにしてはいけないと思うものの、評点はどこよりも高い4.0。とりあえず行ってみてダメそうならほかを探そうということで意見が一致しました。
京都丹後鉄道(通称丹鉄)の宮津駅。
その真向かいにあるのが富田屋さん。
駐車場に車を停めて、ワンコを残してお店に入りました。
このメニューは字が小さくて読めません。残念ながらぶりしゃぶはやっていないとのこと。奥さんに目ぼしいのを読んでもらい、途中で追加したのも併せて注文したのが、刺身盛り合わせ、てんぷら盛り合わせ、大タイのカマ焼き、肉の鉄板焼き、ご飯(大)の5品。
このカマ焼き、写真ではそうでもないですが、テーブルに運ばれてきたのを見て思わず「でっかあ!」と声が出ました。
どれも美味い。ふたりでシェアしてお腹がいっぱいです。さて、これだけ食べていくらだったでしょうか。メニューを見て安いなぁとは思っていたものの、実際の支払いでそれを実感。なんと全部で3,150円です。ここは日本中の皆さんにおすすめしたいお店でした。たぶん、また来ると思います。わざわざ来ると思います。
最近は旅先での食事処を決めるのにGoogleで探すことが多く、これまで外したことがありません。地元の食材を安く美味しくいただく、というのは車中泊の醍醐味のひとつですが、Googleさまさまです。
時刻は17時過ぎで外はまだ明るかったのですが、この日の予定は終了です。あとは温泉に浸かって寝る場所を決めるだけ。温泉はいくつか候補を探していましたが、結局ここ京丹後市大宮町三坂の丘陵上にある「小野小町温泉」にしました。セントラーレ・ホテル京丹後という宿泊施設に併設する温泉施設で、ここは料金を支払えば駐車場で車中泊ができるということもわかっていたので行ってみようと思いました。
車を停めて温泉に入る前にワンコの散歩に周辺をウロウロしていたときに見つけたのがこちら。
スマホを車において散歩に出たので写真がなく、丹後のおおみこ◎瑠良香さんのブログから拝借しました。(転載NGなら削除します。お知らせください)
丹後の古代史を勉強すると必ず出てくるのが様々な墳墓群です。実はこの丘陵もホテル建設に先立つ調査の結果、大規模な墳墓群が見つかったところで、この写真はよく見ました。弥生時代後期前半の三坂神社墳墓群です。台状墓あるいは卓状墓と呼ばれ、丘陵の尾根を階段状に切り出して設けられた墓が見つかりました。
京都府立丹後郷土資料館の写真を使わせてもらいました。
GoogleMapでみた現在の様子です。
まさに墳墓跡を散歩していたことがわかりました。浦入遺跡に続く予期せぬ収穫に興奮しました。
コロナの影響なのか、お風呂はすいていました。丘陵上なので露天風呂から夜景を眺めながら気持ちよく入ることができました。車に戻って少し調べると、この駐車場は車中泊で使えるけども料金が1,500円となっています。車中泊に1,500円は高いと思って別の場所に移動することにしました。
いちおう候補として考えていた「道の駅 シルクのまち かや」というところに向かいました。丹後ちりめん発祥の地にちなんでシルクの町ということですね。20分ほど走って到着したものの、あまりに真っ暗で車中泊の車もなく、少し怖かったのでここはやめました。さらに車を走らせること40分、「道の駅 くみはまSANKAIKAN」に到着。車が一台泊まっています。広い通りに面していることもあってここで寝ることにしました。
トイレが広くてきれい。静かで快適な夜を快適に過ごすことができました。
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