北海道5日目は「道の駅あいおい」から。6時半頃にトラックのエンジン音で目が覚めました。ワンコの散歩に出ると、この道の駅が素晴らしい場所にあることに気がつきました。道の駅の裏が旧国鉄の北見相生駅を利用した鉄道公園になっていて、当時の駅舎や列車が残された情景は私たち世代がノスタルジーを感じる情景です。
7時半に出発です。この日はオンネトー、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖とまわって知床を目指します。この旅に出てから初めて朝から快晴になりました。絶景シリーズのスタートです。
オンネトーは道の駅から30分ほど南下したところにある小さな湖です。途中、褐鉄鉱が堆積して茶色に輝く錦沼に寄りました。褐鉄鉱とは鉄が酸化してできた鉱物のことで、古代には製鉄の原料として使われました。その褐鉄鉱が堆積した沼なんて見たことがない珍しい場所です。
オンネトーからは雌阿寒岳と阿寒富士を望むことができます。湖面が眩しく輝いて、素晴らしい一日を予感させます。左側の雌阿寒岳の頂上付近から白い湯気?煙?があがっています。この山が活火山であることがわかります。
少し引き返して阿寒湖を目指します。阿寒湖は湖畔に車を停めて散策するというのがちょっと難しかったので、高い所から雄大な景色を眺めようと思って「阿寒湖畔スキー場」へやってきました。阿寒湖はなぜか子供のころから来たいと思っていたところです。
阿寒湖と言えばマリモですが、天然のマリモを見るには遊覧船に乗って湖に浮かぶ島に渡る必要があったので最初からあきらめていました。でもこの絶景で十分です。湖畔へおりて車で少しまわりました。ワンコが見ているのは雄阿寒岳です。奥さんがパン屋さんを見つけてパンを買いに行きました。「Pan de Pan」というお店ですが、お店の写真を撮り忘れました。このあとしばらく走ったところで双岳台の絶景を目の前にして食べたのですが、メチャメチャ美味しいパンでした。パンの生地が絶妙でした。フロントに置いているヒマワリは前日の大曲湖畔園地でひとり5本まで持って帰ってよいとあったので1本だけ切って持って帰ってきたものです。
このあとはいよいよ弟子屈町を抜けて摩周湖に向かいます。第一展望台の駐車場に車を停めてワンコとともに展望台に上がり、眼前に飛び込んだ眺望に息をのみました。言葉にならない美しさでした。ソフトクリームも美味しかった。コロナの影響でカップしかなかったみたいです。
第三展望台にも行きました。第二展望台はどこに行ったの? まあ、第一と第三の間に作るとしたらあまりに近すぎます。第三展望台からの眺めもよかったよ。
屈斜路湖に行く途中の硫黄山にも寄りました。ここは摩周湖の第一展望台の駐車場と駐車券が共用になっています。ここは来てよかった。ここまで間近に温泉が噴き出す様子や黄色い硫黄を見ることはなかなかできないと思います。
次は屈斜路湖。湖畔の砂地を掘るとお湯が沸き出る砂湯を体験しました。ここでは私たちと同じようにワンちゃんとの旅を楽しむおじさんに出会い、砂湯に足をつけながら楽しく会話をしました。
屈斜路湖を南周りに半周してから急な坂道を上り続けると美幌峠です。ここもワンコとともに展望台を目指します。風が強かったなあ。ここからの360度の眺めも絶景でした。
この日は行くところ行くところで感動の嵐。北海道の大自然を満喫です。これから知床に向かうのですが、その前にこの旅に出る少し前に「出川の充電させてもらえませんか」を見て行ってみたいと思ったJR釧網本線の北浜駅を目指します。ここを訪ねた人は駅舎の壁に名刺を貼っていくのが恒例らしく、壁一面に名刺が貼られていました。オホーツク海に一番近い駅ともいわれ、実際に線路のすぐそこまで海が迫っています。高校生の部活動でしょうか、先生の指導を受けながら駅舎を撮影していました。番組では駅舎内で営業している喫茶店が紹介されていましたがこの日は残念ながらお休みでした。
かなり満足度の高いスポットでした。このあとに行くのは天に続く道。ここもこの旅のメインイベントのひとつです。おそらくこの道を目的に来た人は東側のスタート地点に行くのでしょうが、私たちはゴール地点に向かい、ゴールからスタートに向けて逆走することにしました。出川の番組でゴール地点が紹介されていたので行ってみようと考えたのです。実際に走ってみてわかったことは、国道とローカル道の接点が真っすぐにつながっていないこと、途中で一旦停止や信号があるのが興ざめなこと、時間にもよるだろうけど国道がけっこう渋滞すること。やっぱりこの道は走って楽しむのではなくて見て楽しむ道なんだ。
そしてなんと、ゴールから走ってスタート地点に到達したタイミングがちょうど日没ちょっと前の16時45分頃で、すでに20人以上の人がカメラを構えています。私たちもすぐに加わります。地元の人と話をしていると、この道の先に夕陽が沈むのは年に2回のタイミングしかないそうで、さらにこの日のように天気が良くないとこれは見れないとのことです。こういうときはスマホではなく、いいカメラで撮りたいですね。奥さんが動画を撮ってくれていたのですが、夕陽がじわーっと沈んでいって最後にオレンジの点になって消えていく様子は感動であり、寂しい気持ちにもなります。
さて、今晩の車中泊スポットに向かう途中にあと2か所の立ち寄りポイントがあったので、暗くなることを覚悟のうえで行きました。ひとつめが遠音別橋から見るサケ・マスの遡上です。暗闇迫る中、澄んだ川の中にかろうじて見ることができました。スマホのカメラを通してみる方がよくわかりました。橋の上からは河口の方を見れば太陽が沈んだばかりの夕やけ、反対の川上の方には山影から上る月が見えました。
最後の立ち寄りポイントはオシンコシンの滝。あたりはすでに真っ暗で、滝の流れ落ちる音を聞きながら白く見える水の流れを見るだけになりました。なんとか写真を撮ろうとしましたが、スマホでは限界があって、どれも真っ暗な写真になりました。
時刻は18時前です。この日の寝床になる「道の駅うとろ・シリエトク」に向かいました。ここは道内5本の指に入るともいわれる車中泊スポットらしく、キャンピングカーやハイエースなどがいっぱい停まっています。ここからお風呂と晩ご飯ですが、お風呂の場所「ウトロ温泉夕陽台の湯」が距離的には歩いて行けると思って歩き始めたのが、なんと丘の上にあったので歩くのをあきらめて車で向かいました。小さな浴場でしたが露天風呂もあって良かったです。ただ、事前のリサーチ不足で少し無駄な時間と労力を使ってしまいました。道の駅に行く前に最初からここまで車でくれば全く問題なかったのに。
そして、この近くで晩ご飯を予定していたお店、ここも出川の番組で紹介されたお店ですが、休業日でもなく閉店時間にもなっていないにもかかわらず閉まっていました。お客さんがいないと閉めてしまうのかな。途端に晩ご飯に困りました。コンビニは最後の手段として空いているお店を探したところ、道の駅のすぐ近くに明かりのついているお店があったので聞いてみるとOKとのこと。「三代目千葉商店」という小さなレストランです。洋食系のメニューが並ぶ中、なんといくら丼が1,500円とあったので、ひとつは迷わずこれ。もうひとつはお店オリジナルのタンパルライス。そしてシカ肉のコロッケをひとつ。どれも美味しかったなあ。ここが開いていなければコンビニご飯になっていたかと思うと一層おいしく感じました。
最後にバタバタとしてしまいましたが、最初から最後まで絶景の連続でなんとも感動、感激の一日、三日分くらいの楽しみを詰め込んだ一日となりました。走行距離は278キロで、意外にも300キロを超えていませんでした。 (続きは次回)
7時半に出発です。この日はオンネトー、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖とまわって知床を目指します。この旅に出てから初めて朝から快晴になりました。絶景シリーズのスタートです。
オンネトーは道の駅から30分ほど南下したところにある小さな湖です。途中、褐鉄鉱が堆積して茶色に輝く錦沼に寄りました。褐鉄鉱とは鉄が酸化してできた鉱物のことで、古代には製鉄の原料として使われました。その褐鉄鉱が堆積した沼なんて見たことがない珍しい場所です。
オンネトーからは雌阿寒岳と阿寒富士を望むことができます。湖面が眩しく輝いて、素晴らしい一日を予感させます。左側の雌阿寒岳の頂上付近から白い湯気?煙?があがっています。この山が活火山であることがわかります。
少し引き返して阿寒湖を目指します。阿寒湖は湖畔に車を停めて散策するというのがちょっと難しかったので、高い所から雄大な景色を眺めようと思って「阿寒湖畔スキー場」へやってきました。阿寒湖はなぜか子供のころから来たいと思っていたところです。
阿寒湖と言えばマリモですが、天然のマリモを見るには遊覧船に乗って湖に浮かぶ島に渡る必要があったので最初からあきらめていました。でもこの絶景で十分です。湖畔へおりて車で少しまわりました。ワンコが見ているのは雄阿寒岳です。奥さんがパン屋さんを見つけてパンを買いに行きました。「Pan de Pan」というお店ですが、お店の写真を撮り忘れました。このあとしばらく走ったところで双岳台の絶景を目の前にして食べたのですが、メチャメチャ美味しいパンでした。パンの生地が絶妙でした。フロントに置いているヒマワリは前日の大曲湖畔園地でひとり5本まで持って帰ってよいとあったので1本だけ切って持って帰ってきたものです。
このあとはいよいよ弟子屈町を抜けて摩周湖に向かいます。第一展望台の駐車場に車を停めてワンコとともに展望台に上がり、眼前に飛び込んだ眺望に息をのみました。言葉にならない美しさでした。ソフトクリームも美味しかった。コロナの影響でカップしかなかったみたいです。
第三展望台にも行きました。第二展望台はどこに行ったの? まあ、第一と第三の間に作るとしたらあまりに近すぎます。第三展望台からの眺めもよかったよ。
屈斜路湖に行く途中の硫黄山にも寄りました。ここは摩周湖の第一展望台の駐車場と駐車券が共用になっています。ここは来てよかった。ここまで間近に温泉が噴き出す様子や黄色い硫黄を見ることはなかなかできないと思います。
次は屈斜路湖。湖畔の砂地を掘るとお湯が沸き出る砂湯を体験しました。ここでは私たちと同じようにワンちゃんとの旅を楽しむおじさんに出会い、砂湯に足をつけながら楽しく会話をしました。
屈斜路湖を南周りに半周してから急な坂道を上り続けると美幌峠です。ここもワンコとともに展望台を目指します。風が強かったなあ。ここからの360度の眺めも絶景でした。
この日は行くところ行くところで感動の嵐。北海道の大自然を満喫です。これから知床に向かうのですが、その前にこの旅に出る少し前に「出川の充電させてもらえませんか」を見て行ってみたいと思ったJR釧網本線の北浜駅を目指します。ここを訪ねた人は駅舎の壁に名刺を貼っていくのが恒例らしく、壁一面に名刺が貼られていました。オホーツク海に一番近い駅ともいわれ、実際に線路のすぐそこまで海が迫っています。高校生の部活動でしょうか、先生の指導を受けながら駅舎を撮影していました。番組では駅舎内で営業している喫茶店が紹介されていましたがこの日は残念ながらお休みでした。
かなり満足度の高いスポットでした。このあとに行くのは天に続く道。ここもこの旅のメインイベントのひとつです。おそらくこの道を目的に来た人は東側のスタート地点に行くのでしょうが、私たちはゴール地点に向かい、ゴールからスタートに向けて逆走することにしました。出川の番組でゴール地点が紹介されていたので行ってみようと考えたのです。実際に走ってみてわかったことは、国道とローカル道の接点が真っすぐにつながっていないこと、途中で一旦停止や信号があるのが興ざめなこと、時間にもよるだろうけど国道がけっこう渋滞すること。やっぱりこの道は走って楽しむのではなくて見て楽しむ道なんだ。
そしてなんと、ゴールから走ってスタート地点に到達したタイミングがちょうど日没ちょっと前の16時45分頃で、すでに20人以上の人がカメラを構えています。私たちもすぐに加わります。地元の人と話をしていると、この道の先に夕陽が沈むのは年に2回のタイミングしかないそうで、さらにこの日のように天気が良くないとこれは見れないとのことです。こういうときはスマホではなく、いいカメラで撮りたいですね。奥さんが動画を撮ってくれていたのですが、夕陽がじわーっと沈んでいって最後にオレンジの点になって消えていく様子は感動であり、寂しい気持ちにもなります。
さて、今晩の車中泊スポットに向かう途中にあと2か所の立ち寄りポイントがあったので、暗くなることを覚悟のうえで行きました。ひとつめが遠音別橋から見るサケ・マスの遡上です。暗闇迫る中、澄んだ川の中にかろうじて見ることができました。スマホのカメラを通してみる方がよくわかりました。橋の上からは河口の方を見れば太陽が沈んだばかりの夕やけ、反対の川上の方には山影から上る月が見えました。
最後の立ち寄りポイントはオシンコシンの滝。あたりはすでに真っ暗で、滝の流れ落ちる音を聞きながら白く見える水の流れを見るだけになりました。なんとか写真を撮ろうとしましたが、スマホでは限界があって、どれも真っ暗な写真になりました。
時刻は18時前です。この日の寝床になる「道の駅うとろ・シリエトク」に向かいました。ここは道内5本の指に入るともいわれる車中泊スポットらしく、キャンピングカーやハイエースなどがいっぱい停まっています。ここからお風呂と晩ご飯ですが、お風呂の場所「ウトロ温泉夕陽台の湯」が距離的には歩いて行けると思って歩き始めたのが、なんと丘の上にあったので歩くのをあきらめて車で向かいました。小さな浴場でしたが露天風呂もあって良かったです。ただ、事前のリサーチ不足で少し無駄な時間と労力を使ってしまいました。道の駅に行く前に最初からここまで車でくれば全く問題なかったのに。
そして、この近くで晩ご飯を予定していたお店、ここも出川の番組で紹介されたお店ですが、休業日でもなく閉店時間にもなっていないにもかかわらず閉まっていました。お客さんがいないと閉めてしまうのかな。途端に晩ご飯に困りました。コンビニは最後の手段として空いているお店を探したところ、道の駅のすぐ近くに明かりのついているお店があったので聞いてみるとOKとのこと。「三代目千葉商店」という小さなレストランです。洋食系のメニューが並ぶ中、なんといくら丼が1,500円とあったので、ひとつは迷わずこれ。もうひとつはお店オリジナルのタンパルライス。そしてシカ肉のコロッケをひとつ。どれも美味しかったなあ。ここが開いていなければコンビニご飯になっていたかと思うと一層おいしく感じました。
最後にバタバタとしてしまいましたが、最初から最後まで絶景の連続でなんとも感動、感激の一日、三日分くらいの楽しみを詰め込んだ一日となりました。走行距離は278キロで、意外にも300キロを超えていませんでした。 (続きは次回)
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