hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

平和な日常の象徴

2011年03月20日 | 日記
 ロンドンで活躍されているヴァイオリニストのハカセ太郎さんが、一週間毎日いくつものチャリティコンサートを開きました。
 私と子供たちもそのうちの一つに出かけてきました。

 とても心のこもった素敵なコンサートでした。

 毎日演奏をしているうちに有志が募って、たくさんの方が演奏に参加されていました。
 私も子供たちも「情熱大陸」や「リベルタンゴ」が大好きなのですが、今回の演奏で一番グッときたのは、お嬢様とジョイントされた「ひまわり」という最後の曲です。
 この曲は現在のNHKの連続テレビ小説のテーマ曲なんだそうです。

 「毎朝この曲を聴いて一日をスタートする」

 普段意識していないことですが、それが平和な日常の象徴ではないか、ところが今この曲を聴くことができない・・・・
 「いつもの一曲」を聴ける日々をとり戻したい、一日でも早い日本の回復を願って演奏されたそうです。
 娘さんとの息もぴったりで泣けてきました。

 写真の「EMOTIONISM」というCDを購入しました。毎日何度も聴いています。
 CDとコンサートツアーのDVDのセットです。どちらも私のような素人にも聴きやすい選曲になっています。
 中についている冊子には一曲一曲が創りだされた背景がご本人の言葉で書いてあるところも良いです。

 音楽って心から奏でられるのだなぁと、改めて思わずにはいられない素晴らしい演奏の聴くことができたコンサートでした。 
 
「今、この時、自分に何ができるか」と考え、こちらで活躍されているたくさんのアーティストたちが、チャリティ・コンサートなどを開いています。残念ながらチケットはとれませんでしたが、今夜は吉田さんを始めとするロイヤルバレエの皆様がダンスを披露してくれるそうです。
 私と子供たちにできることはそんな立派な人たちにひっぱってもらい小さな協力することだけ。でもそれが今の「私にできること」です。

 被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 そして亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 被災地の、日本の一日も早い復興を願っております。
 
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