hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

The Boat that Rocked

2012年07月04日 | 映画
 ラジオでもっともっとロックを流そうぜ!なんて考えてイギリスの法律が無効になる遠海に出て船上で海賊ラジオを放送する仲間たちの物語。

 24時間ぶっ続け放送をしているこの局?では何人もが交代でDJをしている。その顔ぶれがすごい!フィリップ・シーモア・ホフマン、リス、ニック・フロスト(大物扱いしていいのか?)などなど。DJではないけれど彼らをしきっている人物にビル・ナイ。なぜかいつも上質のスーツを着ていてカッコイイ!!そのほかのメンバーも一人ひとりがかなり個性的なキャラで面白すぎます。

 私の好きなシーンベスト3

3.かなりどうでもいいところですが、政府がこの海賊ラジオ局を力ずくで閉局さそうようとすることに対して一人ひとりが断固戦うと立ち上がっていくシーン。「どこへも行くところがないから、ここでやり続ける」といったおじさんのつぎに、ハロルドというアシスタントみたいな子が「僕は行くところがあるけれど、ペッカムだから」というシーン。噴き出しました。ペッカムって言う地域はこういう風に使われることが多いんです。

2.高校を退学し社会勉強のため?に母親にこの船に送り込まれた青年カールが一目ぼれした女の子をいいところでニックにもっていかれた。それで二人の乗組員がカールを気遣ってお茶とクッキーを用意して出すのだけれど、自分たちも食べたくなっちゃってカールより先に手を伸ばし、最後は3人でクッキーと紅茶をシェアするなんとも微笑ましいシーン。ただ飲むんじゃなくてディップするのがイギリスっぽい。

1.出だしの所でのカールの歓迎会でクイズをするシーン。
  カールはルーメイトとなる Thick Kevin とチームになり、ケビンの出すヒントで答えを当てるのだけど・・・

 nice guy, has long hair, old guy, no shoes, wore dress
 
 答えはジーザス。そこでカールが「なぜ一言 son of God と言わないの?(早さを競っているのにさぁ)」と呆気にとられた顔で訊く。周りは「彼のあだ名の由来はそういうことだからわかっただろう?」とニヤニヤ顔。
 thick という語は stupid という意味でよく使われます。うちの子供たちもよく使ってる・・・・

 あとは、鳥の羽根のついた帽子にド紫のスーツ姿(かなりカッコイイ!)で登場したもリスのDJぶりも良かったし、誰かさんにヘボ呼ばわりされている(まぁ、確かに(笑)サイモンの新婚ほやほやの奥さん(美しすぎるジャヌアリー・ジョーンズ)の衝撃の告白シーンも面白かったし、笑いどころは満載でした。

 最後に驚いたこと二つ。
 
その1.ニックフロストのせいでフィリップがやけにスリムに見えた。

その2.見た目のイメージからてっきりチョイ役だと予想していた Cris O'Dowd の露出が多い!
コメント (2)