ようやく念願のこの本を読み終わりました。
なにげない日常のひとこまを切り取ったような短編集です。
あちらこちらであまりにも絶賛されている本ですし、アマゾンJPのレビューもかなりのハイレベルな感想がずらり。ここで私が語るようなことは何もないような・・・・
そんなわけで、私は好きだった作品を4つあげます。好きな順です。
1.When Mr. Pirzada Came to Dine
これは10歳の少女が、毎週彼女の家に夕食時にやってくるお客さんのことが気になって気になって仕方ないという話。
遠くパキスタンに家族を残してアメリカに来ている彼の存在によって、アメリカ生まれのインド人のりリアが印パ戦争とバングラディシュの独立について間接的に体験する。思いは遠く自国に向きながらもりリアの家族との交流を通してアメリカのより深い生活体験もすることになるのはMrの方も同じです。べたつかない距離を置いた関係がとても心地よい。
淡々と話は進んで行きましたが、最後にホロリときました。
2.Sexy
22歳の白人の女の子がデパートの化粧品売り場で居合わせたインド人男性と不倫をする話。
職場の友人から毎日のように夫がほかの女性の元へ入った彼女の従妹の話を聞かされます。
なるべく自分のこととは切り離して聞くことにしようとするけれど、ついつい自分のことと重ね合わせてしまったり、考えてしまったり。そしてさらにはひょんなことから父親に出て行かれたその息子を一日預かることに。
主人公女性がカッコつけたり強がったりせずにとても素直な所が魅力でした。
二人がデートする mapparium すっごく行きたい!
3.The Blessed House
保守的で生真面目なサンジーブは半分 arranged marriage のような形で、出会って数カ月でトウィンクルと結婚します。いやー、やっぱりちゃんと付き合ってお互いを知った上で結婚しないとダメだなぁ、なんか、もしかして俺、失敗しちゃった?・・・と感じ始めてしまってどうにも止まらなくなってしまった男性の話。
最初は奥さんの方のはじけちゃっている感じは「もしかして無理してる?」彼女の方も不安でわざとわがままを言って困らせて彼の気持ちを計ってみているのかもと思い、あとから二人で互いの思いをぶつけ合って、一件落着となるかと思いきや、どうも自然にそういう人だというオチなのが面白いと思ったので。
4.The Third and Final Continent
ちょこっとだけ出てくる arranged marriage でインドから初めてアメリカにやってくる奥さんが素敵な人で、少しずつ距離を縮めていく二人の様子が微笑ましい。応援したくなるんですよ。(でもこの話きっと前にどこかで読んだことがある気がしてならないんですよねー)
英語はかなり難しく感じました。どう難しいのかの説明はできないのですが、あまり自信のない方は翻訳本の方がいいかもしれませんね。すみません、でも私は日本語で読みたかったかも、ていうのが正直なところ。
アマゾンの書評を見て日本人がそんなにも翻訳本を読んでいるのかとびっくりしました。私は外国書籍の翻訳版を読んだことはほとんどないんですよね。別に「英語で読めるしー」という理由ではなく、やっぱり言い回しがぎこちなくて読みづらかったというのが本当。大学生の時に流行にのって読んだシドニー・シェルダンの翻訳はなかなか感心しましたがあとは苦手でした。最近はそうとう自然になっているのでしょうか。
とにかくあれだけ読者が多く、しかもレビューをぜひ書き込みたい、と思わせるくらいなのだから、きっと素敵な翻訳になっているんではないでしょうか。
なにげない日常のひとこまを切り取ったような短編集です。
あちらこちらであまりにも絶賛されている本ですし、アマゾンJPのレビューもかなりのハイレベルな感想がずらり。ここで私が語るようなことは何もないような・・・・
そんなわけで、私は好きだった作品を4つあげます。好きな順です。
1.When Mr. Pirzada Came to Dine
これは10歳の少女が、毎週彼女の家に夕食時にやってくるお客さんのことが気になって気になって仕方ないという話。
遠くパキスタンに家族を残してアメリカに来ている彼の存在によって、アメリカ生まれのインド人のりリアが印パ戦争とバングラディシュの独立について間接的に体験する。思いは遠く自国に向きながらもりリアの家族との交流を通してアメリカのより深い生活体験もすることになるのはMrの方も同じです。べたつかない距離を置いた関係がとても心地よい。
淡々と話は進んで行きましたが、最後にホロリときました。
2.Sexy
22歳の白人の女の子がデパートの化粧品売り場で居合わせたインド人男性と不倫をする話。
職場の友人から毎日のように夫がほかの女性の元へ入った彼女の従妹の話を聞かされます。
なるべく自分のこととは切り離して聞くことにしようとするけれど、ついつい自分のことと重ね合わせてしまったり、考えてしまったり。そしてさらにはひょんなことから父親に出て行かれたその息子を一日預かることに。
主人公女性がカッコつけたり強がったりせずにとても素直な所が魅力でした。
二人がデートする mapparium すっごく行きたい!
3.The Blessed House
保守的で生真面目なサンジーブは半分 arranged marriage のような形で、出会って数カ月でトウィンクルと結婚します。いやー、やっぱりちゃんと付き合ってお互いを知った上で結婚しないとダメだなぁ、なんか、もしかして俺、失敗しちゃった?・・・と感じ始めてしまってどうにも止まらなくなってしまった男性の話。
最初は奥さんの方のはじけちゃっている感じは「もしかして無理してる?」彼女の方も不安でわざとわがままを言って困らせて彼の気持ちを計ってみているのかもと思い、あとから二人で互いの思いをぶつけ合って、一件落着となるかと思いきや、どうも自然にそういう人だというオチなのが面白いと思ったので。
4.The Third and Final Continent
ちょこっとだけ出てくる arranged marriage でインドから初めてアメリカにやってくる奥さんが素敵な人で、少しずつ距離を縮めていく二人の様子が微笑ましい。応援したくなるんですよ。(でもこの話きっと前にどこかで読んだことがある気がしてならないんですよねー)
英語はかなり難しく感じました。どう難しいのかの説明はできないのですが、あまり自信のない方は翻訳本の方がいいかもしれませんね。すみません、でも私は日本語で読みたかったかも、ていうのが正直なところ。
アマゾンの書評を見て日本人がそんなにも翻訳本を読んでいるのかとびっくりしました。私は外国書籍の翻訳版を読んだことはほとんどないんですよね。別に「英語で読めるしー」という理由ではなく、やっぱり言い回しがぎこちなくて読みづらかったというのが本当。大学生の時に流行にのって読んだシドニー・シェルダンの翻訳はなかなか感心しましたがあとは苦手でした。最近はそうとう自然になっているのでしょうか。
とにかくあれだけ読者が多く、しかもレビューをぜひ書き込みたい、と思わせるくらいなのだから、きっと素敵な翻訳になっているんではないでしょうか。