『あ~、それから運搬のことだが、昼めしが終わったら運搬にかかる。日暮れまでに二回の運搬をやる。そして、明日の運搬は三回、それで運搬の業務は終える。各隊に言っておく、台車に用材を積むときは運搬の者たちに手を貸してやるのだ。それからだが、二回目の運搬隊が出発するとき、俺も彼らとともに浜に向かう。三人ともあとのことよろしく頼む。用材本数の集計は浜でやるから、その時、俺に報告してくれ。以上だ。さ~、これで昼めしだ。解散』
打ち合わせは終わった。高く昇った太陽は南中に迫っていた。
アンテウスは、ガヤガヤと近づいてくる足音と声を耳にした。アバスたちが帰ってきたらしい。彼はにわかつくりの道の真ん中に立っていた。アバスが近づいてくる。
『あ~っ、隊長。道路の整備を終えて、只今、帰ってきました。台車は5台です。6台あったのですが、1台は途中で壊れました。なお、全員、無事の帰着です。以上』
『おっ、よし、ご苦労であった』 と言って、アンテウスは空を仰いだ。頭上には南中した太陽がギラギラと輝いていた。
彼は、大声をあげて、アミクスを呼んだ。
『アミクスにアバス、めし時だ。皆で昼めしを食うぞ。飯を食べながら話す、集まって全員で食べる、いいな。二人は、その場を作れ。出来たら呼んでくれ』
二人は疲れも見せず、部下を呼んで場造りに取り掛かった。皆が集まってきた。
打ち合わせは終わった。高く昇った太陽は南中に迫っていた。
アンテウスは、ガヤガヤと近づいてくる足音と声を耳にした。アバスたちが帰ってきたらしい。彼はにわかつくりの道の真ん中に立っていた。アバスが近づいてくる。
『あ~っ、隊長。道路の整備を終えて、只今、帰ってきました。台車は5台です。6台あったのですが、1台は途中で壊れました。なお、全員、無事の帰着です。以上』
『おっ、よし、ご苦労であった』 と言って、アンテウスは空を仰いだ。頭上には南中した太陽がギラギラと輝いていた。
彼は、大声をあげて、アミクスを呼んだ。
『アミクスにアバス、めし時だ。皆で昼めしを食うぞ。飯を食べながら話す、集まって全員で食べる、いいな。二人は、その場を作れ。出来たら呼んでくれ』
二人は疲れも見せず、部下を呼んで場造りに取り掛かった。皆が集まってきた。