『俺の方か、うまく事を運んだ。ところでだ、帆布の残りがあるかな?』
『何に使うのだ?』
『暗闇で敵と殺しあうのだ。味方同士の斬り合いを避けるために各人が白タスキをするのだ。『おっ!これは味方だ』と気づく。野営の連中もすれば張り番隊の連中にもさせるのだ』
『パリヌルス、それなら、ドックスに仕様を言って作らせればいい』
『判った』
パリヌルスは新艇建造の浜へと急ぐ。
『お~い、ドックス、頼みがある』
『はいっ!なんでしょう?』
『白い布切れがいる。巾は、1スパンの半分くらいにして、長さが4キュビトくらい、少々短くてもいい、番船隊分が110本、張り番隊分が40本だ。作業するものに言いつけて作らせてくれ』
『解りました。間に合わせます』
『それから、明日と明後日用分を今と同数で、明日、作ってくれ』
パリヌルスは用件を終えて、オキテスのいるところへ戻ってくる。
『おう、オキテス、野営地の件をやろう。野営地はどのあたりに決めたのか?』
『お前、手がすいているのなら、見に行こうか。三か所くらいの候補地を考えている』
『おう、見に行こう』
二人は、歩を運んでいく、ドックスのつくったかがり火用のまきを積み上げた山を見ながら歩んでいく、一番目の候補地をみる。波打ち際よりやや奥まった位置だが予想戦場に近い、予想戦場までに約4分の1スタジオンくらいといった地点である。地表面は砂地でありながら草も生えている。
次に歩を運んだ地は、建造の場の後背地である。野営立地点として最良の地点である。
『おう、オキテス、第三の地点は見なくていい。第一地点と第二地点のどちらかで決めたらいいと考える』
『おう、パリヌルス、どちらも野営立地点として最適の立地点だ。その日によって、両地点のどちらでも使用すればいい。また、隊を2分して両地点で野営する。それでどうだ』
『おう、それでいい。決定だ!敵の襲撃に、即、対応できる。それでだな、暗闇の中での味方の同士討ちを防ぐために白いタスキを身に着けることにした。張り番隊用の分もドックスに言って作らせている。出来あがってきたら一同に配布してくれ』
『そうか、それはありがたい。これで襲撃に対する準備が整った。ありがとう。世話をかけたな』
二人は、襲撃対応の準備を終えた。万全と言える体制を整えた。
『何に使うのだ?』
『暗闇で敵と殺しあうのだ。味方同士の斬り合いを避けるために各人が白タスキをするのだ。『おっ!これは味方だ』と気づく。野営の連中もすれば張り番隊の連中にもさせるのだ』
『パリヌルス、それなら、ドックスに仕様を言って作らせればいい』
『判った』
パリヌルスは新艇建造の浜へと急ぐ。
『お~い、ドックス、頼みがある』
『はいっ!なんでしょう?』
『白い布切れがいる。巾は、1スパンの半分くらいにして、長さが4キュビトくらい、少々短くてもいい、番船隊分が110本、張り番隊分が40本だ。作業するものに言いつけて作らせてくれ』
『解りました。間に合わせます』
『それから、明日と明後日用分を今と同数で、明日、作ってくれ』
パリヌルスは用件を終えて、オキテスのいるところへ戻ってくる。
『おう、オキテス、野営地の件をやろう。野営地はどのあたりに決めたのか?』
『お前、手がすいているのなら、見に行こうか。三か所くらいの候補地を考えている』
『おう、見に行こう』
二人は、歩を運んでいく、ドックスのつくったかがり火用のまきを積み上げた山を見ながら歩んでいく、一番目の候補地をみる。波打ち際よりやや奥まった位置だが予想戦場に近い、予想戦場までに約4分の1スタジオンくらいといった地点である。地表面は砂地でありながら草も生えている。
次に歩を運んだ地は、建造の場の後背地である。野営立地点として最良の地点である。
『おう、オキテス、第三の地点は見なくていい。第一地点と第二地点のどちらかで決めたらいいと考える』
『おう、パリヌルス、どちらも野営立地点として最適の立地点だ。その日によって、両地点のどちらでも使用すればいい。また、隊を2分して両地点で野営する。それでどうだ』
『おう、それでいい。決定だ!敵の襲撃に、即、対応できる。それでだな、暗闇の中での味方の同士討ちを防ぐために白いタスキを身に着けることにした。張り番隊用の分もドックスに言って作らせている。出来あがってきたら一同に配布してくれ』
『そうか、それはありがたい。これで襲撃に対する準備が整った。ありがとう。世話をかけたな』
二人は、襲撃対応の準備を終えた。万全と言える体制を整えた。