夕めしを終えたパリヌルスが建造の場に姿を見せる、オキテスとドックスが連れ立ってくる、オロンテスが来る。
オキテスがドックスに声をかける。
『ドックス、かがり火の薪の山に火を入れようか』
『解りました』
白タスキを身に着けた張り番の者たちがドックスの指示によって薪の山に火を入れた。
薪の山はしばらくくすぶっている、時がたつ、燃えあがってくる、浜風が火をあおる、火勢が強くなり火は燃えあがった。
3ぶんの1スタジオンに及ぶ建造の場の浜、あおる浜風、燃えあがる薪の山、場の浜を明るく照らした。
一同が浜に集まってくる、待機している二番船隊をリナウスが率いて姿を見せる、迎えるパリヌルス。
隊を二隊に分けて、二つの野営地に駐屯させた。彼らには、まだ白タスキが届けられていない、ドックスから白タスキをパリヌルスが受け取り、リナウスに渡す、小隊長を通して全員に渡される。彼らはタスキを身に着けた。
『お~お、これなら暗くても味方の確認が容易にできる、重畳!』
声が飛び交う、合言葉は、『オイッ!』『オマエッ!』同士としての連帯感が生じてきている、彼らに満足の表情が広がった。
リナウスは、✖印状にタスキ掛けをする、各隊長もリナウスに倣って✖印状にタスキをかけた。パリヌルスは、✖印にタスキをかけた隊長連を見て声をあげる。
『おう、リナウス隊長、これはいいな。お前いいことに気が付いたな、感心感心。これを張り番の隊長たちにも勧める』
パリヌルスは、リナウスの発案に大いに賛成した。アヱネアスとイリオネスの声が耳に届く、二人が建造の場の状態を見に来たらしい、オロンテスに話しかけている。
パリヌルスとオキテスが場に戻ってくる。
『お~、二人、いたのか』
イリオネスが声をかける。
『はい、軍団長、いま、布陣を終えたところです』
『おう、統領から事情は聴いている。状態を見ておかないとな。では、報告を受ける』
アヱネアスがイリオネスに並び立つ、パリヌルスが編隊から駐屯までの始終を報告した。
オキテスが警備状態の詳細を報告した。
アヱネアスが二人の施策、状態の報告を聞き、現場の光景を見て、満足している表情が見て取れた。
オキテスがドックスに声をかける。
『ドックス、かがり火の薪の山に火を入れようか』
『解りました』
白タスキを身に着けた張り番の者たちがドックスの指示によって薪の山に火を入れた。
薪の山はしばらくくすぶっている、時がたつ、燃えあがってくる、浜風が火をあおる、火勢が強くなり火は燃えあがった。
3ぶんの1スタジオンに及ぶ建造の場の浜、あおる浜風、燃えあがる薪の山、場の浜を明るく照らした。
一同が浜に集まってくる、待機している二番船隊をリナウスが率いて姿を見せる、迎えるパリヌルス。
隊を二隊に分けて、二つの野営地に駐屯させた。彼らには、まだ白タスキが届けられていない、ドックスから白タスキをパリヌルスが受け取り、リナウスに渡す、小隊長を通して全員に渡される。彼らはタスキを身に着けた。
『お~お、これなら暗くても味方の確認が容易にできる、重畳!』
声が飛び交う、合言葉は、『オイッ!』『オマエッ!』同士としての連帯感が生じてきている、彼らに満足の表情が広がった。
リナウスは、✖印状にタスキ掛けをする、各隊長もリナウスに倣って✖印状にタスキをかけた。パリヌルスは、✖印にタスキをかけた隊長連を見て声をあげる。
『おう、リナウス隊長、これはいいな。お前いいことに気が付いたな、感心感心。これを張り番の隊長たちにも勧める』
パリヌルスは、リナウスの発案に大いに賛成した。アヱネアスとイリオネスの声が耳に届く、二人が建造の場の状態を見に来たらしい、オロンテスに話しかけている。
パリヌルスとオキテスが場に戻ってくる。
『お~、二人、いたのか』
イリオネスが声をかける。
『はい、軍団長、いま、布陣を終えたところです』
『おう、統領から事情は聴いている。状態を見ておかないとな。では、報告を受ける』
アヱネアスがイリオネスに並び立つ、パリヌルスが編隊から駐屯までの始終を報告した。
オキテスが警備状態の詳細を報告した。
アヱネアスが二人の施策、状態の報告を聞き、現場の光景を見て、満足している表情が見て取れた。