頃合いは午後の半ばを過ぎている、イリオネスがアエネアスの宿舎に姿を見せる。
『おう、イリオネス、疲れがとれたか?』
『はい、統領の言葉に甘えて休みました。今回の営業航海の大要を報告しておかねばと考えて来ました』
『おう、そうか、話を聞く。明朝、会議を開くことにしている。話し合うことを打ち合わせておこう。急ぐ話があるといっていたな。仕事にとって適切なフオローがいい結果を招く。話を聞く!』
『解りました。順を追って話をしていきます』
イリオネスが話し始める。
レテムノンのテムノス浜頭方から始まった業務展開、イラクリオンのエドモン浜頭との話し合い、マリア集散所のダントス所長との関わり合い、試乗会の催行状況、スダヌス浜頭を加えて、三人の浜頭との話し合い、ダントス所長との業務に関する約束事等つまびらかに報告し話し合う。話題の中の重要な案件についてのアエネアス統領としての見解、これからの業務展開について話をまとめて明日の会議の件について打ち合わせを終える。
アエネアスは、イリオネス不在の6日間における戦闘艇の建造の進捗状況、日常の遂行業務の状況について話し合う。
『まあ~、そのような状態で業務が進展している。順調といえる』
『いろいろ世話をかけました。対処いただきありがとうございました。会議において、一同への営業航海の報告、検討して結論を出さなければならない案件等を整備して会議に臨みます』
『おう、そのようにしてくれ。会議手配はパリヌルスに申し渡してある』
『はい、解りました。では、明朝』
営業航海の報告、それに対する対処についての打ち合わせに時間を費やした。
アエネアスは、太陽の位置を見て頃合いはと案じる、太陽は西に傾いてきている。
話し声が近づいてくる。パリヌルスら三人の話声である。
アエネアスとイリオネスが、自然木を製材してベンチ状にしつらえた腰掛に向かい合って座している。風が吹き抜けていく、耳に届く話し声の方向に顔を向ける。
三人がアエネアスら二人を前にして立つ、オキテスが一歩進み出る、その雰囲気を感じて二人が立ちあがる。
オキテスが声をあげる。
『私、オキテスは、キドニア集散所における所用のため、こちらへの到着が遅れました。ただいま、無事、長途の航海より帰りました』
『おう、大変、ご苦労であった。無事に帰ってくれたことが何よりもうれしい』アエネアスがそのように言って、手をさしのべる、差し出された手をガシッと握るオキテス、ほどなく握り合った手をほどく、アエネアスがその手でオキテスの肩を抱く。
『おう!、五体満足で帰ってきてくれた、ご苦労であったな』
この光景を目にしているイリオネスら三人は感動に身が震えた。
『おう、イリオネス、疲れがとれたか?』
『はい、統領の言葉に甘えて休みました。今回の営業航海の大要を報告しておかねばと考えて来ました』
『おう、そうか、話を聞く。明朝、会議を開くことにしている。話し合うことを打ち合わせておこう。急ぐ話があるといっていたな。仕事にとって適切なフオローがいい結果を招く。話を聞く!』
『解りました。順を追って話をしていきます』
イリオネスが話し始める。
レテムノンのテムノス浜頭方から始まった業務展開、イラクリオンのエドモン浜頭との話し合い、マリア集散所のダントス所長との関わり合い、試乗会の催行状況、スダヌス浜頭を加えて、三人の浜頭との話し合い、ダントス所長との業務に関する約束事等つまびらかに報告し話し合う。話題の中の重要な案件についてのアエネアス統領としての見解、これからの業務展開について話をまとめて明日の会議の件について打ち合わせを終える。
アエネアスは、イリオネス不在の6日間における戦闘艇の建造の進捗状況、日常の遂行業務の状況について話し合う。
『まあ~、そのような状態で業務が進展している。順調といえる』
『いろいろ世話をかけました。対処いただきありがとうございました。会議において、一同への営業航海の報告、検討して結論を出さなければならない案件等を整備して会議に臨みます』
『おう、そのようにしてくれ。会議手配はパリヌルスに申し渡してある』
『はい、解りました。では、明朝』
営業航海の報告、それに対する対処についての打ち合わせに時間を費やした。
アエネアスは、太陽の位置を見て頃合いはと案じる、太陽は西に傾いてきている。
話し声が近づいてくる。パリヌルスら三人の話声である。
アエネアスとイリオネスが、自然木を製材してベンチ状にしつらえた腰掛に向かい合って座している。風が吹き抜けていく、耳に届く話し声の方向に顔を向ける。
三人がアエネアスら二人を前にして立つ、オキテスが一歩進み出る、その雰囲気を感じて二人が立ちあがる。
オキテスが声をあげる。
『私、オキテスは、キドニア集散所における所用のため、こちらへの到着が遅れました。ただいま、無事、長途の航海より帰りました』
『おう、大変、ご苦労であった。無事に帰ってくれたことが何よりもうれしい』アエネアスがそのように言って、手をさしのべる、差し出された手をガシッと握るオキテス、ほどなく握り合った手をほどく、アエネアスがその手でオキテスの肩を抱く。
『おう!、五体満足で帰ってきてくれた、ご苦労であったな』
この光景を目にしているイリオネスら三人は感動に身が震えた。