あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

皇居にも深き緑の風とどけ   あきオジ

2010-08-21 18:49:25 | 日記
皇居前の木々が深い緑に覆われていました。
そこだけ夏なのですね。
それも寂しい話です。
都会のオアシス
それも奇妙な話ですが
それを、そんなものだろう
そんなことで受け入れているのだろうけれど
きっと、後悔すると思いますね。

気づいていながら知らぬふり
今気付いた
そんな言い訳が通用する時代は気楽でいいですね。

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「ゲゲゲの女房」が面白くなってきている。
子育て、じいさん、ばあさんとの関係
そして水木しげるの戦争体験をまんがにするエピソードが面白い。
骨太で戦争の本質をとらえたエピソードは迫力があり
心が痛い。

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夜更けの麦粉が畳にこぼれた 放哉

障子に近く蘆枯る風音  放哉

(今のところ、放哉と山頭火の句を並べられたら、どちらがどちらなのかまったく区別できません。でも専門家でもありませんし、分からないことはしかたないことだと思って、それでおしまいです。そのうち見えてくるかもしれません。)

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はんこ屋はステテコになり昼寝する  あきオジ

2010-08-21 18:37:06 | 日記
皇居前の皇太子殿下成婚記念の噴水です。
一時は話題になりましたが、今はジョギングする人の着代え場所ですね。

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おちついて柿もうれてくる  山頭火

わかれてきた道がまつすぐ  山頭火

みんなたつしやでかぼちやの花も  山頭火

(山頭火は心は俳句だけれど表現は俳句になっていない。そんな言い方をする人もないでしょうが、今の私にはそんな思いで読んでいます。そのうち、読み方も感じ方も変われば何もかも変わるかもしれませんね。)

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今日は、東京駅周辺を歩き
皇居内二の丸公園の庭園を楽しみ
神田古書店で本を買って
まあまあじゃないの
そんなことを言いたい一日でした。

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宮沢賢治は初期の段階で相当の歌を作っているのですね。
滑らかで温かな歌が多いですね。
「朝日のように爽やかに」でぼちぼち取り上げます。
興味ある方、一緒に楽しみましょう。

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肥満なる大黒様は薄着かな  あきオジ

2010-08-21 05:57:45 | 日記
しばらく鎌倉に行っていません。
江ノ電にも乗っていません。
でも鎌倉は人がいっぱい
どこに行っても溢れる程の人です。
それと、今は花の無い季節です。
足りないものがいくつもあって
物足りないのです。

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旅人夫婦で相談している  放哉

船をからつほにしてしまった  放哉

(季語がないので状況が見えない。でも、心象風景だけは季語がないのでストレートに入る。でも、しゃべるのが好きな私には、その周辺も知りたいので、受け止め方が一面的になってしまうし、誤解に流れやすいですね。まあ、今はそんなことです。)

秋風が暖簾をゆする蔵の街  あきオジ

2010-08-21 05:56:21 | 日記
川越の蔵の街
元気ですね。先祖が残してくれたものを商売にしている。
でも、努力が足りないので民芸品だとか
漬物
あるいは川越の名を高めた芋を商売に利用しえいる。
いかにもお手軽。
努力を重ね、工夫を重ねて磨きあげたものは見えない。

買いたがっている観光客も「土産のお手頃」で買い物をしている。
どこか変な気もしますが
その必要がないから、そのままでしょう。
必要に迫られ、その気になれば、その形が生まれるのでしょう。
評論家のようなものを言い始めた私の間違いです。

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動物園の猿を可愛いねと言えるのは
猿が檻の中に閉じ込められているからであって
同じ檻の中に自分も入っていたら局面はまったく違っている。
刑務所に入っている人に対するいたわりの感情も同じ。
人の心は容易に変わってしまう。
親切なことも同じ
我が子を遺棄してしまう親に対する思いも同じです。
このごろ想うことです。

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行く年の御幸を拝む狂女哉  子規

声高に書読む人よ冬籠り  子規

ざれ歌の手跡めでたき扇哉  子規

(技巧的で上品で教養的、そんな子規の句は、残り火の輝きのような気がします。師を乗り越えなければいけない後継者には苦難の道を与えることになります。形式においても、表現においても、新しい形を創出するしかありませんね。5・7・5にこだわり、季語にこだわり写生を大切にしている限り、時代をすくって表現できないでしょうね。素人の私にはさっぱり分かりませんが、脱皮のない蚕のようなものですね。)

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「イ・サン」を見ていますが、飽きてしまいました。
「ホ・ジュン」「チャングムの誓い」の三番煎じですね。
ここまで、時代も似たようなもので
サクセスストーリーですし
仕掛けとなる脚本も同じ
展開も同じようなものだし
人物の配置の仕方もほぼ同じ
それを繰り返されるとなると
辛抱強いファンも飽きてしまいますね。
もう、今では韓国の人の人生観、親子関係を結びつけるもの
食べ物そんなものにしか目が向いていません。

最初に見ていたら、はらはらどきどきしたのでしょうが
そうはいきませんでしたね。

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ほんこやもやがて消える秋の風   あきオジ

2010-08-21 05:17:37 | 日記
難しく考えることもないでしょう。
始まるものは終わる。
同じことをしていれば終わりを待つだけ

人は脱皮を続けるしか生き続けることはできないのですね。

成長するのではなく脱皮なのですね。

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わかれて遠い人を、佃煮を煮る  山頭火

鎌をとぐ夕焼けおだやかな   山頭火

やっと咲いて白い花だった  山頭火

(孤独の切なさに堪えられない日もあれば、翌日には静かない花を見つめる穏やかさになることもある。人はどうしようもない何かにつく動かされていることもあるのですね。理性や、生き方にこだわることもありますが、ときには、その頼りなさに期待できないこともあります。山頭火はそのあたりのことを十分承知していた人のように思えます。どうなのでしょうか。)

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最近、言葉として使わなくなったのは「希望」
なければ生きられないとは思わなくなりました。
なるようになるし、なるようになることで十分だという気がしているのですね。
ないものを求めたりするのではなく
手の届くところにあるものを一つずつ

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あるいはできそうでいながら、できていないことを一つずつ

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大の字に寝るも切ない暑さかな   あきオジ

2010-08-20 20:58:57 | 日記
このブログというか
私のことを不気味と考えているか分かりませんが
コメントがほとんどありません。

ブログは個人的なものですが
読んでくださる方と野交流がなければ長続きしません。

思い出したりしたときコメントを残してください。
楽しみにしています。
お願いします。

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浅草伝法院通り
江戸時代の浅草を模した通りです。
それはそれ楽しみましょう。

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晩の煙りを出して居る古い窓だ  放哉

嵐が落ちた夜の白湯を呑んでいる  放哉

月夜の葦が折れとる  放哉

(山頭火も放哉もこれから好きになれそうです。異端の人が中心になる。それが歴史なのですね。正統的な伝統の後継者は、堕落させた人として批判にさらされる。そんなものなのでしょうね。)

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これから「松山千春」のライブを録画しておきましたので
それを見ます。
楽しみにしています。
そして挫折しそうな「イサン」を見ます。

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提灯の雷門はいづこかな  あきオジ

2010-08-20 20:47:16 | 日記
でかすぎて字が読めない
提灯は分かるけれど文字が分からない。
笑える話だけれど
笑うと失礼な話

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うしろすがたのしぐれてゆくか  山頭火

いつまで旅することの爪をきる  山頭火

笠をぬぎしみじみとぬれ   山頭火

(繰り返し読んでいると作品の表情が変わるし、年をとると感じ方が微妙に変わる。普遍的な価値など信じない私です。感じ方も微妙に変わるのです。)

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矢野顕子のリサイタルの番組も見たのですが
好き嫌いを作ってはいけないと思いましたね。
好き嫌いをはっきりし、評価したがる人がいますが
感心しませんね。

そのようなひとはどうでもよいのですが
自分は化ける可能性があるし
突然見えないものが見えたりする。
それまで苦手だったものが味わい深いものとして受け入れられる
そんなことがいっぱいあるのですから
「今はその時期ではない」程度がちょうどいいのですね。

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ここまでの命と言われることをまだ知らず  あきオジ

2010-08-20 20:07:56 | 日記
今日も猛暑
昭和記念公園に出かけるつもで立川まで出かけたのですが
帽子を忘れたという理由をつけて中止しました。
デパートの本屋で短歌集を一冊買って
家に戻りましt。

家では「ジャッジ」その2のシリーズを見ていました。
涙が簡単に出てしまう年になりました。
繰り返し泣いていました。

感動して泣くことは好きです。

「海猿」「ドクターコトー」などは
音楽を聴いただけで涙が出ます。
懸命に献身する
人の命を救う。
そんな仕事を主題にしたドラマは
ドラマだと思っても泣けますね。
これで音楽がつくともう滂沱の涙

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浅ましや熟柿おをしやぶる体たらく  一茶

鬼灯を取ってつぶすやせなかの子  一茶

旅人の垣根にはさむおち穂かな  一茶

(情感にそこで暮らす人の匂いが感じられるのが一茶の句の魅力ですね。野卑あったり、俗語に媚びた作品もありますが、今の鑑賞力ではついていけません。)

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「松山千春」のライブ番組を見ました。
彼の繰り返しが多い歌詞もいいですね。
歌唱も過剰にならないですね。

このごろ段々と土地の匂いがして、淡々として
過剰にならない歌詞のものが好きですね。

でもね。演歌はどうしても好きになれません。
展開の先が見える歌詞は苦手ですね。

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淡々とそれがいいね秋になる   あきオジ

2010-08-20 07:11:18 | 日記
川越のショーウンドウで見つけました。
懐かしい。
懐かしとは、戻れないということ。
戻れないところに戻りたい。
そう言うことで安心する。
人って不思議ですね。

分かっているのに口にする。

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森の雪河原の雪や冬の日  放哉

低い戸口をくぐって出る残雪が堅い  放哉

ころりと横になる今日が終わってゐる  放哉

(繰り返し読んでいる何かが見えてくる。そんなことに気づくことがあります。その発見が楽しいですね。)

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未来はあるのではなく、今から、続くのです。

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このごろは猛暑に馴れて気にもせず  あきオジ

2010-08-20 07:08:41 | 日記
この句に記憶があるかたメールください。

手にとらば消ん涙ぞ秋の霜

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よしずを吊るした風景です。
川越の民家で発見しました。
都心部では見かけない風景ですね。
このようにして一つ生まれては一つ消えていく
どんなことも同じなのですね。
その摂理に上手に乗りたいですね。
ふんわりとね。

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みほとけのかげにぬかづくもののかげ  山頭火

木かげ涼しく石仏おはす  山頭火

(ゆっくり繰り返し読んでいるうちに肌になじんでくるでしょう。そんな気楽さで読むことにしています。)

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思えば、急ぐことなどなにもない
そう思う。
でも、日々の生活ではそうはいかない。
しなければいけないこと
しておきたいことがいっぱいある。
でも、本当に大切なことは遠まわしになってしまう
それって、何となくつじつま合わせですましてしまう。
思えば始まれば終わるけれど
終わる前に次の次のひ積みが生まれてしまう。
それでも何とかなる。
でも、一つだけ分かることは、休んではいけない。
それだけ。

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