あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

コッペパン齧りて歩く雪のみち  あきオジ  

2012-03-28 04:34:47 | 日記
カタクリに群れるカメラマン
それぞれの人のそれぞれの楽しみなのですね。

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やがてくる日ため洗う芋細し  あきオジ

電子辞書最初に探す「春いちばん」  あきオジ

モノレール菜の花畑を渡りきり  あきオジ

じっとしているだけでいい春いちばん  あきオジ  

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なほ見たし花に明け行く神の顔  芭蕉

命二つの中に生きたる桜哉  芭蕉

山路来て何やらゆかし菫草  芭蕉

(どれもこれも芭蕉。そのように読まないで勘違いしてしまいますね。)

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引き算の日々となりて春惜しむ  あきオジ

2012-03-28 04:32:50 | 日記
カタクリの里です。

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松風に明け暮れの鐘撞いて  山頭火

この葉散る歩きつめる  山頭火

この旅、果てもないつくつくぼうし  山頭火

だまつて今日の草鞋を穿く  山頭火

(このごろ山頭火の句をならべると「しみじみ」が湧いてきます。年寄りの単なる感傷なのでしょうが、素人の私にはとても大切なことなのです。これがお気に入りの目印になっているからです。表現に違和感がなく、技巧的でなく、下敷きがない。でも、伝わってくる。それがいいのです。それがいまの私の鑑賞法です。)

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歳時記をもっています。多様な歳時記をもっていますが、ほとんど開いたことがありません。聞いたこともない言葉が多すぎて、解説の丁寧さにうんざりするからです怠け者の私には、調べるのが、面倒なのですね。言葉は創出するものであって選び出すのと違うような気がするからかもしれません。自分のためのものですし、批評にさらされるほどのレベルでもなし、無くても困らないので、数種類の大型のものと「折々のうた」だけ残して処分してしまいました。

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引き算の果てに残りし柘榴かな  あきオジ

卓袱台の牛乳瓶に梅をさす  あきオジ

さまざまな記憶が消える梅のころ  あきオジ

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陽を受けて顔上げだした花うれし  あきオジ

2012-03-27 06:10:41 | 日記
城山のカタクリです。
横浜線あるいは京王線橋本駅下車
直通バスで15分ほどの便利な場所にあります。

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雪とけてくりくりしたる月夜かな  一茶

うらやまし思ひ切るとき猫の恋  一茶

梅の奥に誰やら住んで幽かな灯 夏目漱石

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腰かけてまた歩きだす春の坂  あきオジ

櫻には桜の言い訳ありやなしや  あきオジ

講釈師ありてうりしき雪割草  あきオジ

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俳句だとは思っていないこと
洗練された句をつくろうなどと面倒なことは考えないこと
そして、作りっぱなしですから
苦労したことなどありません。

どれがいいとか悪いとか
そんなことを思って読みなおしたことはありません。

それが長続きの秘訣なのでしょうか。
そんなことより生活習慣病と言うか惰性ですね。

そのうち、そんな思いも言い方も変わるかもしれません。
それはそのときの話です。
頼りないことですね。

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淡きいろ雪割草のしたたかさ  あきオジ

2012-03-27 05:45:08 | 日記
城山はこれからが花の季節です。
ありがたい季節に入りますね。
忙しくなります

隅田川の桜とスカイツリー

そんな組み合わせが期待できる季節ですね。

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何を求める風の中ゆき  山頭火

(かつこよすぎますが、山頭火の代表句の一つでしょうかね。そんな気がします。なんとなく、言葉が句の中で落ち着き無駄がなく、境涯を表現している。そんな気がします。哲学的な意味合いとか、宗教者としての境地についてもの言う人がいるかもしれませんが、素人としては山頭火の意味不明な句の中では、お気に入りの句です。)

それもよかろう草が咲いてゐる  山頭火

木かげは風がある旅人どうし  山頭火

(今日は山頭火の句にじーと入ってきます。何でしょうかね。)

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春の川何とかなるさとつぶやきぬ  あきオジ

元気だといってみたい仏生会  あきオジ

茶摘唄聞いた昔の暮らしかな  あきオジ

(そろそろ季語や歳時記も開いてみましょうか。そんな気分です。少しずつ思いもこだわりも変わっていくようです。素人のままでいいと言いながらも、それなりということも考えるものです。)

辛夷咲く裏道にいる春休み  あきオジ

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あの空をみあげてごらんそんな歌    あきオジ

2012-03-27 05:28:11 | 日記
城山の空です。
こんな長閑な風景もどんどん住宅地になっていきます。

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あのころにつながる辛夷の花が咲き  あきオジ

旅の人鞄抱えて一眠り  あきオジ

読経する修行僧の無精ひげ  あきオジ

(「いざ鎌倉」という鎌倉をあんないする番組を見ました。鎌倉には何回か足を運びましたが、小じんまりしたところです。観光地だからでしょうか観光客だけが目立つ、雑然とした雰囲気が気になるところですが、裏道に入ると静かで洒落た気分が味わえそうな気がします。そんな街です。)

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起きおきや舌もつれして春の雨  夏目成美

蠅打つてつくさんとおもふこころかな 夏目成美

銭臭き人にあふ夜はおぼろなり  夏目成美

(夏目成美という俳人の句は上品でいいですね。それに十分に配慮できる人がらのようにも思えます。でも、なかなか作品集に出会えません。そのうち、まとまったものを読む機会もあるでしょう。)

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薪くべる手をもちかえて餅を食い  あきオジ

2012-03-26 05:58:26 | 日記
カタクリの里の春の花です。

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ためらいもなく天丼を食い続け  あきオジ

読経する僧が脱ぎたる草鞋かな  あきオジ

喜捨をして感謝わすれぬ春の僧  あきオジ

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春雨や小磯の小貝ぬるるほど  蕪村

はるさめや暮れなんとしてけふも有り  蕪村

静かさに堪えて水澄むたにしかな  蕪村

(蕪村の格調高く、絵がらが美しい句は素敵ではありますが、ときには、距離があり過ぎて寄りつくことが難しく感じることがあります。そんなことの方が多いかもしえません。)

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俳句(もどき)を作るのは、日記代わりのような気がしますが、読みかえすかというと滅多にありません。ほとんどないと言ってもいいかもしれません。自分の体から排泄されるのと同じなのかもしれません。自分を通り抜けていく様々なことを言葉にろ過して捨て去る。そんなことに近いのかもしれません。最近、そんなことを思います。少しずつ何かが変わっているのですね。

続けると、きずかないうちに脱皮している。
そんな感じ方が嬉しいですね。

研究するともりもなく
「道」を意識することもなく
芸事でもなく
ましてや芸術でもなく
競い合うわけでもなく
批評し合うことも求めない。

ただ、作って終わる。
それがいいな。
最近は、そんな作り方です。

やっと、出発点に立てたかな?

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懐かしさこぼれる庭の雪割草  あきオジ

2012-03-26 05:56:03 | 日記
郊外の空の広がりに驚きます。
同じところに居付くのもいいけど
出歩くことも必要なのですね。

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このブログ
続いているだけで刺激もなければ
参考にもならないと思うのですが
見続けている方がいることはありがたいことです。

ひたすら感謝です。

せいせい、写真だけでも日記代わりですのでご覧ください。

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しばらくは花の上なる月夜かな  蕪村

春雨や蜂の巣つたう屋根の漏り  蕪村

なお見たし花に明け行く神の顔  蕪村

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しずかなる水面を滑る梅の花  あきオジ

屋根の高き辛夷の里の日曜日  あきオジ

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何事もなき春なれば膝うづき  あきオジ

2012-03-26 05:54:33 | 日記
カタクリの里の民家の庭先です。

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みんなではたらく苅田ひろびろ  山頭火

ひつそり暮らせばみそさざい  山頭火

あたたかなれば木かげ人かげ  山頭火

むくうてあるけば椿ぽたぽた  山頭火

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電車去り老人だけの無人駅  あきオジ

ぽたぽたと雪おちてカレー食う  あきオジ

どうにでもなれと言えるひとりもの  あきオジ

(この数日、とにかく惰性で「とりあえず」が続きますね。まあ、いいか。明日は反省すべきことがない始まりなのですから。)

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「スカイツリー」「はやぶさ」で頭がいっぱいです。
それでいいと思っています。

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今日は水泳をして、それでいいかな。




故郷は香りが呼び込む春になり  あきオジ

2012-03-25 06:52:29 | 日記
スカイツリーで盛り上がりましょう。
しばらくはスカイツリーを楽しみましょう。
ちょっと花粉症の感じです。

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けふの日も棒ふり虫よ翌(あす)も又  一茶

藪蔭やたつた一人の田植唄   一茶

涼風や曲りくねつて来たりけり  一茶

(ちょっと驚きがありません。一茶のことではなく自分のことです。気分によって新鮮な発見があることもありますが、そんなことはむしろ稀で、「そこそこ」なのですね。でも、選び取ったところで自分らしさが見えるのかもしれません。)

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せいっぱい咲きたる水仙点々と あきオジ

クロッカス我が身こいしく咲きにけり  あきオジ

つけ麺のタレ春らしくたっぷりと  あきオジ

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食べ物に春を感じるのも楽しいですね。
食べものに鈍感な私もそろそろ食べものに目を向けないといけませんね。

いずれにしても楽しみはこれからです。

カタクリの朝がまたきたありがとう  あきオジ

2012-03-25 06:38:07 | 日記
浅草雷門です。

今日はカタクリを探索に出かけます。
楽しみはこれからです。
この楽しみに心躍る間は元気でいられそうです。

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涼さやこしこき人の徒歩渉り  蕪村

我影を浅瀬に踏みてすずみかな  蕪村

眠たさの春は御室の花よりぞ  蕪村

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どうしても富士見たくて一回り  あきオジ

子が笑い走り出したる帰郷かな  あきオジ

いつのまに結婚式の春になり  あきオジ

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昨日は雨模様なので出かけることもできず
水泳に出かけ
家で落語を聞いて
そして「スカイツリー」で盛り上がって終わりました。

全てが「まあまあ」でした。