あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

塔見える故郷になるか初夏の風  あきオジ

2012-03-25 05:52:27 | 日記
スカイツリーを取材した番組を見て盛り上がっていました。
大いに楽しみましょう。

富士登山とは違った意味合いを与えたり
伝説が生まれるでしょうかね。
展望台で愛を誓えば永遠に結ばれるとか
スカイツリーの影を踏むと希望する会社に就職できるとか

そんな物語はもう始まっていますね。

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スカイツリーの近辺で写真を撮ってあげるのを楽しみしている年寄りがいるそうです。
単なる観光地ではなく、観光を取り込んでしまおうとする年寄りの工夫もあることを知りました。
そんな工夫が日本人の面白さなのかもしれませんね。

スカイツリーてっぺん立ちの初詣  あきオジ

誰もかもツリー詣(もうで)の春休み  あきオジ

春がすみ突き抜け塔が一つ建つ  あきオジ

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山のしづけさは白い花  山頭火

山ふところのはだかとなる  山頭火

まつたく雲がない笠をぬぎ  山頭火


水仙が迎える人なき村を往く  あきオジ

2012-03-24 06:22:15 | 日記
昭和記念公園です。
昭和記念公園も春の準備ですね。
業者が入って移植していました。

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紅梅を老の光のつつみたる  耕衣

母を訪ふ足音ながらに秋の風  耕衣

葱の香の面に移る寂しさよ  耕衣

(硬質な表現もいいものですね。もう少し馴れてみようかと思います。)

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今日は寝不足もあるのでしょうか。
気合が入りません。
頭もボーとしています。

泳ぎにいかないといけませんね。

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愚痴をいうそれにもあきて洟をかむ  あきオジ

うろうろとして舞い戻る雀かな  あきオジ

食べつづけそれで終わし雀かな    あきオジ


磯に咲くクロッカスに波しぶき  あきオジ

2012-03-24 06:20:13 | 日記
昭和記念公園のクロッカスです。
風に吹かれて上手に写真を撮れませんでした。
まあ、そんなことです。

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この道しかない春の雪ふる  山頭火

けふはここまでの草鞋をぬぐ  山頭火

いつとはなくさくらが咲いて遭うてはわかれる  山頭火

(他人のことだからあれこれ評論できるのでしょうかね。)

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さらさらと風ふるえたる寒さかな  あきオジ

階段を梅の香ぬける午後になり  あきオジ

背伸びしてまた眠りたる猫の春   あきオジ

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明日から気合を入れて水泳をしましょうかね。
とりあえず明日はカタクリを取材にいきましょう。




カタクリを見たいとメール届くころ  あきオジ

2012-03-24 06:19:12 | 日記
昭和記念公園です。
これでいいのか分かりませんが
とりあえず春休みのような期間にはいります。
そして、春を待っている間に連休になり
薔薇の季節です。

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声よくば謡はうものを桜散る  芭蕉

年々や桜を肥やす花の塵  芭蕉

しばらくは花の上なる月夜かな  芭蕉

(芭蕉の句にときおり営業用の句ではないかと思うことがあります。それもそれでいいじゃないかと思います。そうでもなければ芭蕉も面白くはありません。)

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桜まつ夕暮れ時の長話  あきオジ

もうすこし生きてみたい桜かな  あきオジ

粋な人どこで桜を待つのやら  あきオジ

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紅梅やほっとするまの寒さかな  あきオジ

2012-03-23 05:13:45 | 日記
昭和記念公園の紅梅です。
春らしい陽気になりましたね。
菜の花はそれなりに終わり
梅が咲いています。

チューリップはまだまだ先
そして、桜は蕾が膨らんだ程度
本格的なシーズンはこれからです。

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分け入れば水音  山頭火

ひとりきいてゐてきつつき  山頭火

何が何やらみんな咲いてゐる  山頭火

(今日の気分は山頭火を身近に感じません。そんな距離感の変化が楽しいといえば、楽しいですね。)

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知り過ぎると解釈をしたり説明したがる。それだけはしないように、「鑑賞者としての楽しみ」だけにしておきましょうね。
それでいいのです。

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ひとり言気にすることを忘れおり  あきオジ

電車にも春をもちこむ花粉症  あきオジ

弛緩する背中をたたく春いちばん  あきオジ

(スカイツリーにのぼってみたい。そんな話題があちこちで飛び交っています。万博にも乗り遅れました。今度はとことんのぼってみたいですね。)

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寝姿を見せてしまう春休み  あきオジ

2012-03-23 05:07:44 | 日記
昭和記念公園の菜の花畑です。
そろそろ写真と内容がつながるようにしたいですね。
それと一枚の写真と一句
そんなスタイルにしたいですね。

まあ、ぼちぼちと

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母訪へば母と我が日や寒雀  耕衣

(この俳人の掬いだす「しみじみ」は観念的なこきもありますが、いいですね。人との位置関係と関係に流れる緊張がいいですね。)

我が来たる道の終りに揚羽蝶  耕衣

梨の花を家族のために見て帰る  耕衣

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一人消えまた訃報くる春になり あきオジ

孤老とはわがことなるか夜が明ける  あきオジ

元気出すその気にならず桜まつ  あきオジ

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桜咲き寒さもありし卒業式  あオジ

2012-03-23 04:58:55 | 日記
昭和記念公園の梅です。
夜明けが早くなりましたね。
早起きの私としては嬉しいですね。

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なほ見たし花に明け行く神の顔  芭蕉

(このような言葉の外に物語を準備するのが芭蕉の作り方なのでしょうか。教養人が好むような句ですね。)

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ありがたい顔にうつりし地蔵尊  あきオジ

顔見るも失礼なるか冬がすぎ  あきオジ

もう少し生きていようとひとり言  あきオジ

クロッカス眺めておりし午後三時  あきオジ

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振り向けど姿も見えず春霞  あきオジ

2012-03-22 05:13:35 | 日記
昭和記念公園です。
池に面したベンチでじっと座っている老人がいました。

のどかで優雅な雰囲気とも読みとれましたが
孤独な老人とも読みとれました。
でも、昭和記念公園まで出かける気力があるのですから
お元気なのでしょうね。

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残された春となれば歩きだす  あきオジ

じっとしていられないほどの青き空  あきオジ

手招きをしているごとき春霞  あきオジ

(もう、退職後の退屈さを抜けだしましたが、退職後の半年は「どうしていいかわからない」ことがありましたね。今は、閑を上手に使う楽しみにかわりますしたが、それまではけっこう居心地が悪かったですね。)

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青柳の泥にしだるる塩干かな  芭蕉

水取りや氷の僧の沓の音  芭蕉

春雨や峰の巣つたふ屋根の漏り 芭蕉

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梅林車いすが通りぬけ  あきオジ

2012-03-22 04:52:11 | 日記
昭和記念公園の梅林です。
終末が見ごろでしょうかね。

就職した人も入学する人も田舎を離れます。
また退職して会社を去る人います。

春は舞台の変わり目ですね。

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後始末しているだけの春になり  あきオジ

(年寄りの日々は宴のあとの後始末のようなものですね。)

梅咲けど退職辞令はただ一枚  あきオジ

名刺捨てせっせと机拭いている  あきオジ

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たまさかに飲む酒の音のさみしかり  山頭火

一すぢの煙悲しや日輪しづむ  山頭火

月澄むほどにわれとわが影踏みしめる  山頭火

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菜の花が切り裂く空の青さかな  あきオジ

2012-03-22 04:33:10 | 日記
昭和記念公園の菜の花畑です。
鑑賞用なのでしょうか
それだけのために育てられた菜の花
それでいいのか
そうでないのか。

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銭臭き人にあふ夜のおぼろなり  夏目成美

日は過ぐる梢の柿と見あひつつ  夏目成美

ぬす人も妹とぬる夜やなく乳鳥  夏目成美

(夏目成美という俳人はいいですね。人生をしみじみ表現しながら過剰ではないところが好きです。この句には「人生のしみじみ」があって、大人の雰囲気ですね。それにしても、探せば素敵な俳人がまだまだいるのですね。それだけでも楽しみが広がります。)

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湿布する殺され役も昼休み  あきオジ

菜の花や小舟が入りししげみかな  あきオジ

老夫婦菜の花畑で昼休み  あきオジ

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