
「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、室堂から雷鳥荘へ行くみちで 雪渓へ落としたあの麦藁帽ですよ」
雷鳥荘への道途中で、強風のために、ヤマさんの頭に乗っかっていたパナマ帽が目の前で吹き飛ばされて、急斜面の雪渓に落ちて行った。
皆、有名なパロディを思い出して、大笑いしてしまった。
望遠レンズで覘くとそれらしきものの姿が…ますます笑えた。

来年の降雪までさらされて、それから、麦わらとリボン素材だから、何とか自然分解してくれるでしょう。
【出典】森村誠一の『人間の
「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ」

火山ガスが吹き上がる地獄谷は現在通行止め。立山も噴火するのかなぁ。

吹き上がってくる火山ガスのせいで真っ赤に枯れたハイマツ。辺りは硫黄臭がたちこめている。

雷鳥沢の野営キャンプ場と後ろの
当初の予定では、一の越から雄山→大汝山→別山→雷鳥沢下山の立山縦走のつもりだったけれど、雷鳥沢の残雪と急斜面を見たら、すぐにあきらめた。
山小屋で訊いても6本爪アイゼンが要るということで、私たちの持っている4本爪ではどだい無理。

雷鳥荘は山小屋といっても、個室には浴衣、歯ブラシ、浴用タオルもあり、食事も旅館並みで、温泉は源泉かけ流しの展望風呂である。
連休中なので宿泊者も満員、食事も2交代だった。




部屋に戻って、みちゃの持参のマコロン、ヤマさん差し入れの日本酒「立山」1.2㍑箱と巻き蒲鉾で室堂の夜は更けていく。
飲めないのは私だけだ。。。酔ったふりしとこ。
明日は晴れるといいけどなぁ。次へ
立山・五箇山の旅
(1)立山室堂へ (2)雷鳥荘 (3)雄山へ (4)大汝山 (5)室堂平 (6)室堂から富山へ
(7)五箇山相倉 (8)富山