ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

立山・五箇山(6)室堂から富山へ

2012-07-25 17:32:19 | 山の旅
立山・五箇山 2012.7.15~18


イワカガミ

7/17、起きたら、やっぱりどんより。足も疲れてるし、高原ハイキングする気力も失せ、だったら、どこ行こうかと、めまぐるしく算段する遊び頭。
富山県の観光マップを見ていたら、あ、合掌集落の五箇山ってけっこう近いんやな。
私は2回行ったし、富山在住のヤマさんは知ってはるだろけど、他の3人に訊いたら、合掌造り見たことないって。
田舎の景色みたいなもんと、渋るにやけ氏を「合掌造りは世界遺産やで」とその気にさせて、次は、ヤマさんに車で案内してもらえるか交渉した。
全く予定になかったのに、筋肉痛でこわばる体を厭わずに車を出してくれるということで、朝ゆっくりめに室堂を後にした。


2泊お世話になった雷鳥荘。室堂ターミナルからは徒歩30分と少し離れているが、良い宿でした。

何度も通過のミクリガ池


元気なはずの私も重いザック背負って、石段上って、カメラ撮りながら歩いているとだんだんと皆から遅れて…
ふと、足元を見たら、クロユリ!花の盛りが過ぎてよれっぽくなっていたけど、クロユリです。

それから、また、とぼとぼ歩いていると、遊歩道に立ち止まって指さしている人あり。
わ、わ、わ!雷鳥です。

ほんの5mほど先のくさっぱらをトコトコ歩いていて、近くにひなが1匹。

白っぽい冬毛が少し残っていて、足に標識を付けている。



ひなはピントが合ってないのか、元々こんなほわほわ姿なのかハッキリしない。
通りがかりの観光客にも声かけたりして、5人ほどでしばらく見入っていた。
で、ターミナルに着いてから、クロユリとライチョウの写真を見せたら、R玉くんがなんでメールしてくれへんの?って。
そりゃ、そうやわね。ターミナルから5分と離れてない場所やし、自分の写真撮ることばっかりで、友だちに教えてあげようとかぜんぜん頭に浮かばんかったという薄情もんです。
9:22の高原バスで下界へ下りる。

車窓から弥陀ヶ原遠景


帰りも称名滝を見て、行きは満員、帰りは空いていたケーブル乗り換えて、ガラガラの富山電鉄にゴトゴト揺られて。

下界はよく晴れていて、屋敷林に囲まれた富山平野の家

富山駅はギラギラの34度、暑い!
室堂ターミナルで飲んだ水出しコーヒーは1杯900円もしたのに、ホテルのレストランの日替わりランチは980円でボリュームもありとても美味しかった。

午後遅くに、高岡の駅でヤマさんの車に拾ってもらって五箇山へ。
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立山・五箇山の旅
(1)立山室堂へ (2)雷鳥荘 (3)雄山へ (4)大汝山 (5)室堂平 (6)室堂から富山へ 
(7)五箇山相倉 (8)富山

昔も今も

2012-07-24 17:24:43 | 社会&世相


キキョウ

仕事場は10人で、毎日3人がローテーション勤務になっていて、昨日は20代の男子と女子と還暦過ぎの3人体制だった。
自分の娘や息子より若いねんし。
2人とも彼や彼女の話を楽しそうにしゃべって、今度ダブルデートしよか?なんて話が盛り上がり、車で行くなら六甲ドライブウェイとか、伊賀の「もくもくファーム」もええよと、先輩面して遊び所を教えてあげたり…
ああ、ホンマに若いってええな、キラキラ青春してる。
自分の若かった頃も懐かしいけど、ま、あの頃に戻りたいということはない。
バラ色ばかりだったわけでもなく、思い出したくもない恥ずかしいことや、後悔や未練、それなりにいろいろと鬱積もあり…

仕事場にあった「ジャンプいじめレポート」という本をパラパラ読んでいたら、書いてあることが今とおんなじ。
いじめの実態、担任の対応、学校の逃げ腰、隠蔽体質。
奥付を見たら、1994年発行の本である。
18年間、何にも変わってないのだ。
いじめの種類にネットが加わっただけ。

最近のいじめの記事をいくつか読んだ中で、週間文春に載っていた
「わが子がいじめの被害者になったら、とにかく大騒ぎすること、いじめの加害者になったら、即、親子で謝りに行き、悪いということをわからせることetc.」
新聞の投稿欄に載っていた
「DVもセクハラもパワハラも事細かく、どういう事態がそれに該当するか明記されているのに、いじめについては明文化されていないのがおかしいetc.」
からかい、はしゃぎ、遊び、ふざけ、ケンカの類いといじめが違うことが、子どもにも教師にもわかってないんやろね。

昼間は外出したらまぶしくてぐんぐん暑くなり、目の奥から頭がジーン、ダウンしかけたが、近場で雨でも降っているのが、夕方には涼しくなり、ホッとしている。
あまりにも簡単にきれいに写り過ぎるカメラっても、考えようによっては面白くないんだ。なるほど。
玉石混淆、千差万別がいいねんな。

キヤノンのミラーレスカメラ

2012-07-23 21:54:59 | パソコン&カメラ&スマホ


山間の村で、色鮮やかなルドベキア

キヤノンからのメルマガで、今、知った。
ミラーレスカメラでは出遅れていたキヤノンがやっと「EOS M」を発売するって。
レンズマウントを付けたら、今持っているキヤノンのレンズもすべて使える。
けれど、ミラーレスカメラはSONY NEX-5 18-55mmをすでに持っているしなぁ。
何といっても、ファインダー撮影できないというのがネック。
広角の景色などは、まあ、モニター液晶を見て撮れるけれど、背景ぼかしの花やマクロなどはやっぱりファインダーで見ないとピントやボケぐらいがよくわからない。
って、そんなにたいそうに写真撮るわけでもないんやけど。
それと、もう一つ、キヤノンの写真の色合いより、白とブルーに透明感のあるSONYの色のほうが好きっていうのもあるし。
ということで、衝動買いはしないでおこうと、ゆるめに決心しとこ。固い決心じゃないところが先行き不透明である。

立山・五箇山(5)室堂平

2012-07-22 22:23:07 | 山の旅
立山・五箇山 2012.7.15~18


晴れるとみくりが池が真っ青になる

7/16午後、室堂平から雷鳥荘へ。

チングルマの大群


山の案内板と同じ絵がもうすぐ目の前に現れて…
朝、もっとゆっくり出発していたら、今頃は、山の上で視界良好の眺望やったなぁとR玉くんは言うが、山の天気は変わりやすく、もう、4時だ。


さっきまで山頂に立ち込めた雲はたちまち吹き飛んで、立山全容がスッキリと聳え立った。
こんなに晴れ渡っているのに、ウウッ、自分のカメラが手元にない(登山のため山小屋に置いてきた)のが悔しい。
借りもんのコンデジはしょせんコンデジで、ファインダーを覘くという撮影的満足感が味わえないし。
ヤマさんの持っているkissX5をちょっと借りて、自分のSDカードを入れて数枚撮らせてもらった。


一の越山荘もハッキリくっきり。


剱岳の左肩がちょこっと見えている。
明日は大日岳のほうへ少し登ってみて、剱岳の全容を眺めたいと言ったら、膝を痛めたにやけ氏がしんどいからもう富山市に下りるって。
せっかく涼しい高地に居るのに、なんで、わざわざ暑い市街地へ下りるねんなぁ。
 

立山雄山神社の社務所と神社の祠



2日目の雷鳥荘の夕食。2泊目のほうが美味しかったな。


今夜はワインだって。美味しそうなのでひと口なめたらウウーッ、効くぅ。

そそくさと食事を済ませ、撮影欲を満たすために、食後にひとりカメラを持って外に出てみた。

夕陽が立山を染めていく


足元にひっそりとツマトリソウ


富山市街方面の夕焼け雲


雄山神社の社務所にも灯がともった。
8時ごろになってようやく真っ暗になり、天空に星がいっぱい出てきて、山荘の前で山小屋主催の星空観測会があった。 
大きな望遠鏡で土星を見たり、さそり座や、北斗七星、カシオペア座、夏の大三角形まではわかるけれど、あまりにもたくさんの星がまたたいていて、しまいにはどれがどれだかわからんように。
寒いので30分ほどで退散、あとは部屋中で飲酒会のあと解散。
男たちはぜんぜん当てにならんので、女2人で翌日の行程を検討して、午前中は弥陀ヶ原ハイキングに行くつもりに…
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立山・五箇山の旅
(1)立山室堂へ (2)雷鳥荘 (3)雄山へ (4)大汝山 (5)室堂平 (6)室堂から富山へ 
(7)五箇山相倉 (8)富山

立山・五箇山(4)大汝山

2012-07-21 15:43:39 | 山の旅
立山・五箇山 2012.7.15~18


ハイマツとハクサンイチゲ

 
雄山から25分、大汝山山頂


一瞬、大汝山の頂上から東側の眼下に黒部湖が見えた。

大汝休憩所の前で遅れてきたヤマさんにバッタリと出会えて、皆でお弁当。


手作りお汁粉とコーヒー注文


みちゃの手作りのパン参上。3000mの山上で食べるパンとコーヒーは最高。



再び霧の中を雄山へ戻って、全員でスナップ。


急なざれ場の下りは本当に疲れるけれど、足元の高山植物を見て元気に。ミヤマダイコンソウ


お花畑の白いのはハクサンイチゲ、黄色いのはミヤマキンポウゲ?



帰りの雪道は余裕しゃくしゃくで通過。



無事に下りてこられて、万歳ポーズ。


室堂ターミナルも見えてきた。
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(7)五箇山相倉 (8)富山

立山・五箇山(3)雄山へ

2012-07-21 14:51:44 | 山の旅
立山・五箇山 2012.7.15~18


7/16 相変わらずスッキリしないお天気だけど、朝食取って、7時に出発。卵焼きは出し巻ではなくて、やっぱり甘い。


水と雨具とアイゼンを軽量ナップザックに入れての登山だから、軽い軽い。
重たい一眼レフはお留守番、私のコンデジは娘が持って行ってしまったので、今回はにやけ氏のsonyコンデジを私専用に借り受けて、自分のSDカードを入れて撮った。
皆のお弁当5個分、R玉くんのザックに収納。力持ち山男は重宝します。


頂上付近は雲に隠れたまま。
室堂ターミナル(2450m)まで30分、そこからいよいよ立山雄山への道、一の越へ登って行く。

下界の富山市街地のほうはよく晴れているみたい。


頂上への石畳参道も雪で埋まったまま。なだらかに横切っているので、滑ることもなく、踏み跡どおりにゆっくり歩いていけば大丈夫。
こういう雪渓を8個くらい横切って行く。雪は汚れていなくてキレイなもん。

モンベルの広告みたいだと言われてるご機嫌なR玉くん。一の越2700mの標識。

ここから見上げるような岩ゴロゴロの急登が始まる。


ヤマさんもまだまだ元気。



岩しかないような場所に健気に咲くミヤマダイコンソウ


立山は日本三大霊山(富士山、白山、立山)のひとつなので、あちこちに祠がある。

ヤマさんと呼んでいるけれど、立山に登ったのは小学校の時と40歳前?だけというヤマさん。
途中でリタイアするかもということで、やっぱり、どんどん遅れて姿も見えなくなり、どないしてはるのやら?
携帯から「大丈夫?あと130m」とメールしたら「はい、頑張っています」と返信が来た。

とりあえず、4人で雄山3003m三角点制覇。時刻は10時。ここから雄山神社へは500円の参拝券が要ります。
標高差600mで荷物が軽いからか、案外、たいしたことなく登れた。


霧に見え隠れする雄山神社


携帯リアル投稿と同じ写真



神主さんが常駐していてお祓いとお神酒をいただきます。


次のピークの大汝山が見えている。


束の間の眺望、鹿島鑓ヶ岳かな?

立山には3つのピークがあり、手前から雄山(3003m)大汝(おおなんじ)山(3015m)富士の折立(2999m)で、最高峰の大汝山まで行ってみた。
片道25分とはいっても、岩山を回り込んでのけっこう険しい登山路であり、風がきついので、ちょっと怖いところもあった。
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立山・五箇山(2)雷鳥荘

2012-07-20 23:28:19 | 山の旅
立山・五箇山 2012.7.15~18


「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、室堂から雷鳥荘へ行くみちで 雪渓へ落としたあの麦藁帽ですよ」
雷鳥荘への道途中で、強風のために、ヤマさんの頭に乗っかっていたパナマ帽が目の前で吹き飛ばされて、急斜面の雪渓に落ちて行った。
皆、有名なパロディを思い出して、大笑いしてしまった。
望遠レンズで覘くとそれらしきものの姿が…ますます笑えた。

来年の降雪までさらされて、それから、麦わらとリボン素材だから、何とか自然分解してくれるでしょう。

【出典】森村誠一の『人間の照明証明』
「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ」


火山ガスが吹き上がる地獄谷は現在通行止め。立山も噴火するのかなぁ。


吹き上がってくる火山ガスのせいで真っ赤に枯れたハイマツ。辺りは硫黄臭がたちこめている。

雷鳥沢の野営キャンプ場と後ろの別山?山。翌日は 色とりどりのテントの数がうんと減っていた。
当初の予定では、一の越から雄山→大汝山→別山→雷鳥沢下山の立山縦走のつもりだったけれど、雷鳥沢の残雪と急斜面を見たら、すぐにあきらめた。
山小屋で訊いても6本爪アイゼンが要るということで、私たちの持っている4本爪ではどだい無理。


雷鳥荘は山小屋といっても、個室には浴衣、歯ブラシ、浴用タオルもあり、食事も旅館並みで、温泉は源泉かけ流しの展望風呂である。
連休中なので宿泊者も満員、食事も2交代だった。



部屋に戻って、みちゃの持参のマコロン、ヤマさん差し入れの日本酒「立山」1.2㍑箱と巻き蒲鉾で室堂の夜は更けていく。
飲めないのは私だけだ。。。酔ったふりしとこ。
明日は晴れるといいけどなぁ。次へ
立山・五箇山の旅
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立山・五箇山(1)立山室堂へ

2012-07-20 22:37:37 | 山の旅
立山・五箇山 2012.7.15~18


ハクサンイチゲ

7/15
京都から1人サンダーバードに乗って3時間。
11時過ぎに富山駅到着。
サンダーバード 富山電鉄

いつもの山登りメンバー(私、にやけ氏、R玉、みちゃ、ゲストとして富山のヤマさん)が富山駅に11時半に集合した。
今年は梅雨明けが早いといっていたのに、しつこく居座る梅雨前線。
天気予報は曇りか雨か霧で、立山に登れるかビミョー。
それでも1年ぶりの仲間と会えるのは楽しみ~
それが、駅の待合室にやってきたヤマさんのスタイルを見て仰天。
パナマ帽に派手なシャツに、大きな蛍光色のキャリーバッグ。
ウウッ!どう見ても沖縄かラスベガスに出かける恰好である。
あんなん引っ張って、山小屋まで行けるんやろか。
私の危惧をものともせず、ヤマさんはケラケラと豪快に笑ってるけど。
昼食に立山そばを食べて、電鉄富山12:26→立山駅→(ケーブルカー)→美女平→(高原バス)→室堂14:50着
電鉄は余裕があったけれど、連休なので、ケーブルカーは満員だった。

高原バスではデカいキャリーバッグは300円の荷物料金を採られ、途中の滝見台で停車の「称名滝」

予想通り、山が近づくと辺りはどんよりと霧がかかっていて、風もきつい。


雄山に登っていく雪渓。明日はあの雪渓を越えて。


ハクサンイチゲ


前を歩く4人。室堂平からみくりが池を通って雷鳥荘へは石畳道を下ったり下りたりして30分。
ヤマさんのでっかいキャリーバッグは力持ちのR玉くんが担ぎました。

みくりが池もようやく雪が解けて水面が出てきたところ。



あたりはまだ寒々しい風景だけど、ところどころに高山植物も咲き始めていた。
ピンクのヨツバシオガマとイワカガミもよく目立つ。

雷鳥荘が見えてきた。もうひと踏ん張り、歩こう。
地獄谷からの火山性ガスのせいでハイマツが赤く枯れている。
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クロユリ

2012-07-19 22:39:20 | 日常&生活


7/17 クロユリ

立山室堂はまだ雪が解け切らず、高山植物も少な目だった。
お目当てのクロユリは17日に室堂ターミナルに向かう途中の遊歩道のそばに開き切ったのが残っていた。
写真撮ったりモタモタと遅れて、いちばん最後を歩いていたので、このとき、クロユリも雷鳥も見たのは私だけで、あとから、なんでメールで知らせてくれなかったのか?と抗議された。
撮ってるときはそんなこと頭にも浮かばず、「シメシメ…」とひたすらジコチュウに没頭していたのだった。

1週間ぶりに出勤。しかし、この暑さはなんやねん。
昼間は忙しくてシャキッと働いていたが、夕方から眠くて眠くて、やっと写真だけパソコンに取り込んだだけ。