
もうすぐ、東日本大震災が起きて10年。
あの時、「大混乱してしまい、すぐに避難できなかった」「あれほどの巨大津波が来るとは思はなかった」
と、避難するために逃げることが出来なかった人が多かったことが、後からわかった。
昨日は、オリンピック委員会前会長森喜朗さんを引き合いに出して、女性蔑視発言は「無意識の偏見」
が成せるワザ、誰もが持っている、自分では自覚していない「偏見(=バイアス)」について、
法政大学田中優子総長のコラムで教えて頂いたことを取り上げました。
先日、お医者さんのブロガーさんが、「正常性バイアス(偏見)」について教えてくれました。
「正常性バイアス(偏見)」は、もともと心理学の用語で、医療用語としても使われているのだそうです。
人間は、予期できない事態に出会うたびに、反応していたら精神的に疲れてしまうので、予期できない事態
に出会ったら、自動的に、「脳」の、「ありえない」という先入観や偏見(バイアス)が働き、「正常な範囲
ですよ」と、「心の平安」守ろうとする、というのです。
この、「心の平安」守ろうとする「脳の防御作用」が「正常性バイアス(偏見)」なのですって。
一刻も早く、その場を立ち去らなければならない非常事態にもかかわらず、脳の防御作用(=正常性バイアス)
が働いて、「心の平安」守ろうと必死になり、心の平安を守ったつもりが命の危険を招くことになるのです。
イソップ物語の「ウソつきオオカミ少年が、最後は、オオカミに食べられる話し」は、何回も「オオカミが
来た」とウソをつき、村人たちが「またか」と、村人達の脳は、「ウソに付き合って、出て行って、怒って血圧
を上げてもバカらしい」と、「正常性バイアス(偏見)」を働かせたようだ、という先生もいらっしゃいます。
大災害時に、脳が、「大丈夫ですよ」という「正常性バイアス(偏見)」を働かないようにするためには、
「避難訓練」を真面目に行って、脳の「正常性バイアス(偏見)」に、「大変ですよ、逃げなさい」と言わせる
ようにすること、だそうです。
新型コロナ騒動で、埼玉県は、「緊急事態宣言」がまた2週間伸びた。
私の脳の「正常性バイアス(偏見)」が、だんだんマヒして、オオカミ少年に出て来る村人たちみたいになって
しまうのでは、と心配になってきました。
雲と梅の花






3月6日、「今日は何の日カレンダー」より
皇太后誕生日、世界一周記念日、スポーツ新聞の日、弟の日
▲坂上田村麻呂、築城を命じられる(803)▲徳川幕府、御家人の所領を無償で返せ、と永仁の徳政令を発布(1297)
▲ラッコ、オットセイ猟法公布(1895)▲平山信が2個の小惑星を発見(のちに「東京」「日本」と命名)(1900)
▲日本のロケット、初飛行(1926)▲大日本連合婦人会、発足(1931)▲スポーツ新聞、初創刊。定価50銭(1946)
▲菊池寛、没。61歳(1948)▲初の黒人国家ガーナ共和国が英国から独立(1957)▲『週刊女性』創刊(1957)
▲日本航空が世界一周線の営業開始(1966)▲早大商学部で入試問題漏洩が発覚(1980)▲シャープが世界初の
カラーファクシミリ発表(1990)▲多国籍軍へ90億ドルの追加支援、参議院で可決・成立(1991) ▲金丸信元
副総理脱税容疑で逮捕(1993)▲愛知高速交通が「リニモ」(日本初のリニアモーターカー)開業(2005)