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清風荘2 庭園 一般参観(百万遍散策3)


写真は、主屋側から見た庭園

玄関に戻り、苔蒸した第一中門を潜ります。

奥には石の小路が湾曲しながら続き、周囲は苔、正面にお茶室で露地庭園になっています。
左手は植樹で視野が遮られ、まだ庭園の全貌は見えません。
ここから庭園を反時計回りに回ります。

まず左手前に供待の“閑睡軒”、その奥にお茶室の“保眞斎(ほしんさい)”があります。
このあたりの露地の飛び石やその周囲の苔が見事です。

そしてお茶室を過ぎて、飛び石を進むと右手に小川が流れ庭園中央の池へと流れ込みます。
この先で正面の視野が突然拡がり、庭園の全貌が見えます。
央に大きな池があり、手前が細く奥ほど広くなります。
手前には橋が架かり、池の中央には小島があります。
ここは琵琶湖を模しているそうで、橋は瀬田の唐橋、島は竹生島だそうです。
池の左手には広い芝生が、そしてその奥には数寄屋造りの主屋と離れが見えます。

一般公開時は、この主屋ある芝生側の散策路しか解放されていません。
しかし主屋を背にして見ると、池の手前には少々の植え込み、池を挟んで小島、さらに奥には盛土に松、間からは滝が流れています。
これぞお庭の正面という感じです。
秋には見事な紅葉が楽しめます。

さらに後ろに下がり、主屋の西棟の沓脱ぎ石の辺りから庭を見ると、南東方向の植え込みが低くなっています。
その背後に借景として“大”・・・そう如意ヶ岳(大文字山)が見えます。
見事な設定です。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
琵琶湖 (2級のほう)
2013-06-13 20:49:09
今の感覚だと近所の琵琶湖を模するのはなぜだかわかりませんが、昔は今よりもずっと人気の名勝地だったのですよね。関西ではなぜか琵琶湖というか滋賀へのレスペクトが低いのですが。そういう大阪、京都の人に対して、滋賀の人が必ず言うセリフ。「琵琶湖の水止めるぞ!」それは困ります(笑)
 
 
 
しらなかった (卒業生)
2013-12-23 23:05:20
あそこは、京大の一部だったんですね。 卒業生ですが知りませんでした。
 
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