メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

片岡球子 展

2009-05-25 18:18:50 | 美術
「追悼103歳 天に献げる地上の花 片岡球子 展
(日本橋高島屋8階ホール、5月20日~6月1日)
 
片岡球子(1905-2008)の絵をこれだけまとめてみるのは始めてである。これまで大抵は一つか二つ、確かポーラ美術館で十くらいだったか、そのくらいだ。
 
人物、富士山を中心とした山岳、面構(つらがまえ)シリーズ、晩年の裸婦、と50点あまり、規模は大きい。
 
今回気づいたのは人物の眼で、多くは何かを特にうったえてはいない、その暗闇に引き込まれそうな、ちょっと不気味な眼である。子どもの眼でも、いや特に子どもの眼なんかが。
 
これも徹底的な観察の結果なんだろう。西洋古代彫刻に眼がないのと同じ理由かどうか、それはわからない。
 
富士山は、「富士に献花(1990)」という有名なものが展示されているが、もう少し山に集中した、それも抽象化の度合いが結果として高いものの展示が欲しかった。欲を言えばである。
 
面構で一つ選ぶとすれば、広重だろうか。

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水泳 (東急マスターズ)

2009-05-25 17:56:29 | 雑・一般
東急マスターズ水泳競技大会に、昨年5月から3回続けて出ている。
昨日5月24日(日)はその第30回であった。
 
今回は前回(10月)に続き、25m背泳、25m平泳、50m平泳の3つ、前の二つが午前、もう一つが午後。結果は背泳が1秒早く、平泳は25mが横這い、50mは3秒近く落ちた。
 
背泳はまだ昨年多少苦手にもかかわらずエントリーが少ないのを狙ったということもあり、その後の伸びしろがあったということだろう。1秒更新は入江君の刺激ということにしておこう。
 
50mについては、スタートを含めて特に失敗はなかったはずだが、原因があるとすれば、3本目、午後ということから、疲労、コンディション作りの影響など、この年齢からすれば、あるのかもしれない。
それと、ふだんスクールの練習で、25mは競技を意識した泳ぎ方を時々するけれど、50mというのはどちらかといえば持久力練習になっている。時々は最初から飛ばして最後はどう落ちるか、ということをやってみてレース感を作る必要があるだろう。そうでないと力を余して終わることがあるかもしれない(えらそうな?)。
 
こういうものは、出てみるまでどういうレベルの人たちがどういう雰囲気で、ということがわからないから、なかなか出場に踏み切れない。そして出てみると自分の位置の低さにさて次はどうしようかと、いろいろ出る理由を考えるものである。それが面白い、と自分を対象化できればなのであるが、まだあと一息というところ。
種目は今後どうなるかわからないが、ともかく続けようと思っている。

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