「古書店主(The Bookseller)」マーク・プライヤー著 澁谷正子訳(2013年12月 ハヤカワ文庫)
パリを舞台にした推理・サスペンス小説、パリの情景をうまく(多分)取り入れ、のんびり読んでもいい。
主人公はパリの米国大使館外交保安部長、元CIAの友人が時に手助けする。話は親しくなっていたセーヌ河畔の古書店主(ブキニスト)が拉致され殺される。パリ警察と外交官という微妙な関係に悩みながら、というか、つまり過激なアクションは避けながら、知り合った女性記者と一緒に事件を追求していく。
古書の世界を文化として扱うに加え、麻薬の闇取り引きとからめていくプロットは、多少複雑なところはあるが、まずまず。
パリを舞台にフランス人を主人公、という形だと、アクセントをつけにくいだろうが、そこがこの作品のミソかもしれない。
このパリのアメリカ人(?)はシリーズ化されるらしい。
パリを舞台にした推理・サスペンス小説、パリの情景をうまく(多分)取り入れ、のんびり読んでもいい。
主人公はパリの米国大使館外交保安部長、元CIAの友人が時に手助けする。話は親しくなっていたセーヌ河畔の古書店主(ブキニスト)が拉致され殺される。パリ警察と外交官という微妙な関係に悩みながら、というか、つまり過激なアクションは避けながら、知り合った女性記者と一緒に事件を追求していく。
古書の世界を文化として扱うに加え、麻薬の闇取り引きとからめていくプロットは、多少複雑なところはあるが、まずまず。
パリを舞台にフランス人を主人公、という形だと、アクセントをつけにくいだろうが、そこがこの作品のミソかもしれない。
このパリのアメリカ人(?)はシリーズ化されるらしい。