ラ・ラ・ランド(LA LA LAND、2016米、128分)
監督・脚本:ディミアン・チャゼル、撮影:リヌス・サンドグレン、音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン
残念ながら期待外れで、最後まで見るのに苦労した。映画館のシネマ・スコープ画面で見たら少しちがったかもしれないが。
ハリウッドの周辺、カフェでアルバイトしながら女優を目指してオーディションを受け続けているミア(エマ・ストーン)と新しいジャズを追求しているピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)が出会い、それぞれの進め方に理解を示したり、意見を言いすぎたりしながら、仕事もなかなか進まず1年近く、そして最後は一気に5年経ったところで結末、という構成である。
おそらく冒頭の車の渋滞と人々が飛び出してきて踊りだす印象的なシーンと、フィナーレのちょっと凝ってひねりの効いたオチ、この二つが最初にあって、その中をつないだという風に見える。でも2時間のドラマであるからには中間がこれだけ地味で退屈だとどうにもならない。
そしてゴズリングはそれらしい雰囲気はあるが映画向きの風貌ではないし、なによりエマ・ストーンに華がない。
でも、本当にしっかり理想を持続して生きたのはどちら?という、映画にはよくある印象的なフィナーレは、なるほどだった。映画では最後の最後、男に味方することが多いのはここでもそう。
昨年のアカデミー賞でいくつも授賞しながら作品賞を逃したのは、こうしてみると自然に思える。
監督・脚本:ディミアン・チャゼル、撮影:リヌス・サンドグレン、音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン
残念ながら期待外れで、最後まで見るのに苦労した。映画館のシネマ・スコープ画面で見たら少しちがったかもしれないが。
ハリウッドの周辺、カフェでアルバイトしながら女優を目指してオーディションを受け続けているミア(エマ・ストーン)と新しいジャズを追求しているピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)が出会い、それぞれの進め方に理解を示したり、意見を言いすぎたりしながら、仕事もなかなか進まず1年近く、そして最後は一気に5年経ったところで結末、という構成である。
おそらく冒頭の車の渋滞と人々が飛び出してきて踊りだす印象的なシーンと、フィナーレのちょっと凝ってひねりの効いたオチ、この二つが最初にあって、その中をつないだという風に見える。でも2時間のドラマであるからには中間がこれだけ地味で退屈だとどうにもならない。
そしてゴズリングはそれらしい雰囲気はあるが映画向きの風貌ではないし、なによりエマ・ストーンに華がない。
でも、本当にしっかり理想を持続して生きたのはどちら?という、映画にはよくある印象的なフィナーレは、なるほどだった。映画では最後の最後、男に味方することが多いのはここでもそう。
昨年のアカデミー賞でいくつも授賞しながら作品賞を逃したのは、こうしてみると自然に思える。