グノー:歌劇「ロミオとジュリエット}
指揮:ジャナンドレア・ノセダ、演出:バートレッド・シャー
ディアナ・ダムラウ(ジュリエット)、ビットリオ・グリゴーロ(ロメオ)、エリオット・マドール(マキューシオ)、ヴィルジニー・ヴェレーズ(小姓ステファーノ)、ミハイル・ペトレンコ(ローラン神父)、ロラン・ナウリ(キャプレット)
2017年1月21日 ニューヨーク・メトロポリタン 2022年4月 WOWOW
有名なオペラだがはて見たことはと調べてみたら、同じメトで有名なドミンゴ指揮の上演だった。
ここにも書いたように、ドラマを味わうというよりは、二人の歌唱、どの場面にもアリア、二重唱はたっぷりあって、好きな歌手の歌唱、演技を楽しむという感じなのだろう。
シャーの演出も時代性をあまり出さない(と本人も言っていた)で、レビューというか、「トリスタンとイゾルデ」をわかりやすくしたというか、そういうところで楽しませるようになっている。
最後、新婚の二人が愛し合って死ぬところなど、音楽も演出もイゾルデの愛の死を連想させる。
ダムラウとグリゴーロはそういう意味で熱演だったし拍手・コールはさもありなん。
小姓(ズボン役)のヴェレーズはチャーミングで、まずはこういう領域、そして役柄を広げていくだろう。
ところで思い出すのは、同じ物語の期限をもつベッリーニの「カプレーティ家とモンテッキ家」で
これはもっとドラマ性があったと思う。グノーはシェークスピア作をもとにしているが、そのもとになった話はかなり昔からあったらしく、いろいろな脚色があるようで、ベッリーニのものは両家の対立とかで演出にも工夫のしどころがあるようだ。残念ながら録画を残してはいないがまた見てみたい。
指揮:ジャナンドレア・ノセダ、演出:バートレッド・シャー
ディアナ・ダムラウ(ジュリエット)、ビットリオ・グリゴーロ(ロメオ)、エリオット・マドール(マキューシオ)、ヴィルジニー・ヴェレーズ(小姓ステファーノ)、ミハイル・ペトレンコ(ローラン神父)、ロラン・ナウリ(キャプレット)
2017年1月21日 ニューヨーク・メトロポリタン 2022年4月 WOWOW
有名なオペラだがはて見たことはと調べてみたら、同じメトで有名なドミンゴ指揮の上演だった。
ここにも書いたように、ドラマを味わうというよりは、二人の歌唱、どの場面にもアリア、二重唱はたっぷりあって、好きな歌手の歌唱、演技を楽しむという感じなのだろう。
シャーの演出も時代性をあまり出さない(と本人も言っていた)で、レビューというか、「トリスタンとイゾルデ」をわかりやすくしたというか、そういうところで楽しませるようになっている。
最後、新婚の二人が愛し合って死ぬところなど、音楽も演出もイゾルデの愛の死を連想させる。
ダムラウとグリゴーロはそういう意味で熱演だったし拍手・コールはさもありなん。
小姓(ズボン役)のヴェレーズはチャーミングで、まずはこういう領域、そして役柄を広げていくだろう。
ところで思い出すのは、同じ物語の期限をもつベッリーニの「カプレーティ家とモンテッキ家」で
これはもっとドラマ性があったと思う。グノーはシェークスピア作をもとにしているが、そのもとになった話はかなり昔からあったらしく、いろいろな脚色があるようで、ベッリーニのものは両家の対立とかで演出にも工夫のしどころがあるようだ。残念ながら録画を残してはいないがまた見てみたい。