ジョルジュ・ルオー かたち、色、ハーモニー
2023.4.8 - 6.25 パナソニック汐留美術館
この美術館はジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品をかなり所蔵していて、何だったか企画展の時に常設でそのいくつかを見たことがある。今回はフランスをはじめとしていくつかの美術館、財団から多くを集めていて、画家の全貌を見ることができた。
ルオーの作品にそれほど親しんではいないから、太い輪郭線、べったりと塗った色、キリスト像といったイメージが先行していたが、ここで見るとモローに師事したところから始まって、セザンヌに大きな影響を受け、そして晩年のあの作品群と、少しは理解が進んだように思う。
一見強烈なテーマの印象だが、ルオーは時期として重なるところがある表現主義とはちがうようだ。見て、何を訴えようとしているのかこちらが想像しようということにはならず、あくまで描かれたものとして受けとろうというこになる、と今回思った。
それはセザンヌに影響を受けたことと関係があるのかもしれない。
キリスト以外では、女性、ピエロ、裁判官などの絵の印象が強かった。
2023.4.8 - 6.25 パナソニック汐留美術館
この美術館はジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品をかなり所蔵していて、何だったか企画展の時に常設でそのいくつかを見たことがある。今回はフランスをはじめとしていくつかの美術館、財団から多くを集めていて、画家の全貌を見ることができた。
ルオーの作品にそれほど親しんではいないから、太い輪郭線、べったりと塗った色、キリスト像といったイメージが先行していたが、ここで見るとモローに師事したところから始まって、セザンヌに大きな影響を受け、そして晩年のあの作品群と、少しは理解が進んだように思う。
一見強烈なテーマの印象だが、ルオーは時期として重なるところがある表現主義とはちがうようだ。見て、何を訴えようとしているのかこちらが想像しようということにはならず、あくまで描かれたものとして受けとろうというこになる、と今回思った。
それはセザンヌに影響を受けたことと関係があるのかもしれない。
キリスト以外では、女性、ピエロ、裁判官などの絵の印象が強かった。