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日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

生活のなかに溶け込んだ瞑想

2012年05月06日 12時35分01秒 | 思うがままに
こんにちは。

大型連休も今日で終わりですね。私はこの連休で大分、いろいろなことが片づきました。
さて、先日の東京瑜伽大学ゼミナールでインド旅行を決心された方がいらっしゃいましたので、あとお入りいただけるのは一人か二人です。

インドと言えば、あらゆる所に瞑想があります。それも気負わず自然体。瞑想といえば、すぐにパドマ・アーサナで印を結び瞑目する私たち日本人とは違い、生活のなかに溶け込んだスタイルなんです。

そこで、山田霊林老師のこんなことばを見つけました。

仏教を生んだのは、インドのアーリア民族で、そのアーリア人の発祥の地であるカシミールから出て、一つはペルシャ、一つはヒマラヤの麓のパンジャブ地方に定住したそうです。

私たちの大好きな衣裳バンジャビ・スーツはこのバンジャブ地方に由来します。パンジャブは気候がとてもよい所で、昼は花が咲き乱れ、鳥が歌い、夜は夜で星がキレイな地上の楽園だとか。

この大自然の美しさに、人びとはうっとり眺め入っていたそうです。人間は、美しいものを前にしたとき、そこから動きたくなくなります。こうして坐る習慣を身につけたのがパンジャブ地方の人びと。これが坐禅の発祥だとか。

数年前のインドのあるお寺で、私はうっとりと眺め入っていたインド人女性の美しさに釘付けになりましたが、今になってそういうことだったのか…と、得心した次第です。(荻山貴美子)
コメント (1)
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