雪山童子こと田原豊道です。
ここしばらくは東京にいます。しかし、来週末から再び多忙になります。
荻山貴美子理事長の「嗚呼、勘違い」面白いですね。勘違いは誰でもありますが、ちょっと笑えないものもありますね。
「老婆心」を単に老婆のお節介と解釈した人もいます。老婆心は仏教用語で老婆が子や孫を慈しむように師家が修行者に示す慈しみのこころなんです。しかし、これは辞書的な解釈。実は般若波羅蜜多女神のことなんです。つまり女神の慈悲の心。でも、一般的には自分を謙遜して言う言葉になっていますね。
それを「あの人老婆心ながらと言っていたけど、そんなに老婆と言われるような年でもないのにね」と言った人がいました。(笑)まあ、この程度はご愛嬌でしょうが…。
「般若心経」を「はんにゃしんきょう」と言う人がいますが、「はんにゃしんぎょう」と読んだほうが良いでしょう。
最近驚いたのは「玄奘三蔵」と「正法眼蔵」は同じと思っていた人がいたことです。「げんじょうさんぞう」「しょうぼうげんぞう」そう言えばちょっと似てるかな?(笑)
と言うことは「正法眼蔵」さんという人がいると思ったのでしょうか?
ヨーガの理論を学ぶことはとても大事なことです。しかし、落とし穴があります。
あの言葉も知っている…
あの人の話を聞いた…
あの本を読んだ…
このサンスクリット語を知っている…
と自慢したくなるときです。
それが誤用された時に、恥をかくということですね。