こんにちは。
夜は久しぶりに上尾カルチャーに行きます。
静かに確かに認知症が進行している母に会いにいきました。そこには不思議な空間が立ちこめていました。あくまでも上品に食事を摂る母。その顔は柔和です。
嫌なことやツライことを認知できないので本当に天人のように穏やかです。人の嫌がることも言いません。そして、じ~っと私の顔を見つめこう言いました。
「貴女、私の娘にそっくり!」
ずっと手を握り一所懸命に記憶を辿ろうとしている様子が窺えます。身体を擦ってあげるとうっとりと気持ち良さそう。今の私にはこれくらいしか出来ません。
母は私の守護神。心穏やかならば、そしてどこも痛くなくて辛くなければそれだけでいい!
そんなことを思った午後でした。(荻山貴美子)